見出し画像

【子育て世帯必見】新時代の金融教育!1ドルお小遣いで楽しく学ぶ


はじめに

質問です。あなたが子どもの頃に学んでおきたかったことは何ですか?

とあるアンケートの結果によると...。

第3位 パソコンスキル
第2位 英語
第1位 お金

英語とパソコンのスキルは現在の子ども達なら、学ぶ環境は十分に整っています。 しかしお金についてはどうでしょうか?2022年度からようやく 高校の家庭科で資産形成について少しだけ触れられるようになりました。

だからと言って、高校に入学するまで何も金融教育をしないわけにもいきません。なんでも学校任せにするのではなく、家庭で学ぶ意識を持つことが大事なのです。

 子ども達が金融教育の初めの一歩として、最もなじみやすいのがお小遣いといえるでしょう。

とはいえ、お小遣いとなると親御さんの悩みのタネはつきません。

  • 何歳からあげればいいかわからない 

  • どれくらいの頻度であげればいいのか分からない

  • いくらあげればいいのか分からない


結論、お小遣いは小学校に入学すれば出来るだけ早くあげるといいでしょう。 
なぜなら小学生のうちは...。

  • 家族と過ごす時間が比較的長い

  • 親の言う事も素直に聞いてくれやすい

中高生の時期からお小遣いをあげるのは色々と難しい点があります。

  • 勉強・部活そして友達関係の誘いなどで忙しくなる

  • お金の必要な出来事が増えて、ルールを守りづらい

  • 思春期と重なり、親の言う事を聞きづらい

決して中高生から金融教育を始めるのがムダというわけではありません。
今日が一番若い日だと思って行動しましょう。本記事では、我が家で実践している1ドルお小遣いについてシェアします。

「 1ドル お小遣いって何?」と思った方はぜひ最後までご覧ください。 

お小遣いと上手に向き合っていくポイント

まずは、お小遣いをあげる前に以下の前提条件をクリアしておきましょう。

お小遣いは親が働いたお金である

お金は何もないところから、湧き水のごとく無限に出てくるわけではありません。親が汗水流して働いて稼いだお金だということを子ども達に伝えましょう。

お小遣いのルールを決めておく

  • お小遣い帳をつける

  • 何に使ったかを親に報告する

  • 友達とお金の貸し借りをしない

  • おごったり、おごられたりしない

親子でしっかりと話し合って決めましょう。

時には小さな失敗も必要

「友達とお金の貸し借りをしない」と前述しましたが、失敗から学べることもあります。私自身も友達にお金を貸して返ってこなかった経験があります。少額の損失なら「いい授業料になったね」と子どもに教えてあげることもできます。とはいえ、高額な貸し借りは避けるべきです。

1ドル お小遣いとは?

私には小学4年生と小学1年生の息子がいます。 我が家では、月末をおこづかい日と設定しています。

月末になったら長男が学校から支給されているiPad を使用して外国為替市場の円相場を調べてもらいます。 

ここで ポイントなのが、子どもが自分の力で 為替レートを調べることです。

今月のお小遣いはいくらになるのかを調べる

なぜなら、親が為替レートを調べてお小遣いをあげる方法だと、子どもはただ単に変わった方法でお金をもらっていると受け身の姿勢になってしまいます。自力で調べるからこそ、何となくではありますが 円とドルの値動きが理解できます。

 例えば、お小遣い日の為替レートが1ドル=140円 90銭の場合(銭の単位は省略します)

子ども達は  140円のお小遣いをゲットできるのです。 お小遣いをあげるタイミングで、私が子ども達に円安および円高についてサラッと説明します。

当然のことながら、円高や円安という言葉をそのまま使っても子ども達は理解できません。ですから、子ども達にも分かりやすい言葉に言い換えます。

円安は人気がない

円安とは、ドルに対して円の価値が低いことです。言い換えれば、円安は人気がない。
したがって、1ドルと交換するためにより多くの円を支払う必要があります。

円高は人気がある

 円高とは、ドルに対して円の価値が高いことです。言い換えれば、円高は人気があるイケイケ状態。
したがって、1ドルと交換する場合においても、円の支払いが少なくて済みます。


もしも1ドルバーガーという商品があったら...

 想像してください。巷では「1ドルバーガー」という商品が大ヒットしています。

1ドルバーガーの最大の特徴は、値段が為替レートで日々変化することです。1ドル=100円を基準として考えてください。

1ドル=140円の場合。子ども達からすれば円安はお小遣いが増えるので嬉しいです。

一方で、1ドルバーガーを買おうとしたら140円も払わなければいけません。前述の通り円安は「円の人気がないから円をたくさん払わなきゃいけないよね」と、子ども達に説明できます。

 1ドル=80円の場合。円高はお小遣いが減るので、子ども達にとっては嬉しくないです。

しかし、1ドル バーガーを買うためのお金はより少なくて済みます。なぜなら、円高は円の人気があるからです。

 1ドルお小遣いのねらいは「お金の価値は日々変化してる」ことを知るです。

円安・円高に対してシンプルに良し悪しをつけるものではありません。

為替の値動きが、日常生活にどのような影響を与えるか?最初のうちは、全く意味が分からないかもしれません。ですが、毎月のお小遣いを通じて少しずつでも学ぶことが子ども達には重要な意味を持つのです。

我が家では今年の6月から1ドル お小遣いを始めました。長男は毎月のお小遣いの記録をしています。可視化することによって円とドルの値動きがより理解できます。 記録が1年間たまったら、長男とグラフを作る予定をしています。その際にはnoteに投稿しますのでお楽しみに。

実際に長男が記録しているノートがこちらです。まだ4ヶ月分のデータしかありませんが、円安傾向なのは彼も肌で感じ取っているようです。

長男のお小遣い帳より

自分たちのお小遣いが為替レートに影響されるため、 子ども達は自然と円とドルの値動きに関心を持つようになります。 そのため我が家では、日常会話でお金の話が頻繁に飛び交っています。

そしてお金は円だけではないということも分かるのです。 世界にはさまざまな通貨があり、すべては繋がっているとに気づいてくれたら幸いです。

 金融教育で最も大事なこと


結論「普段から家族でお金の話をしているか」に尽きます。

私は子どもの頃に特別な金融教育を受けてきたわけではありません。私が2歳のときに、父は肝臓ガンで亡くなりました。 母は女手一つで、兄・姉・私を育てあげました。 金融教育はおろか、習い事なんて夢のまた夢でした。

私の幼少期の様子については、下記の記事にまとめてあります。

「自分には我が子に金融教育なんてできない」と思っていました。

それでも我が子にはお金のことで苦労してほしくない。今日が一番若い日。だからこそ、親が一緒になって子どもとお金の勉強をするチャンスなのです。

ここまで記事を読まれたアナタならもうお分かりだと思いますが、子どもに対しては「 お金の勉強をしなさい」と言うより「一緒にお金の勉強をしようね」の方がより効果的に吸収できます。親が自ら学ぶ姿勢は子どもにも必ず伝わります。

金融教育を難しく考えなくてもいい

「金融教育の重要性はわかったけど、何から始めればいいかわからない」

安心してください。金融教育を難しく考えなくても大丈夫です。 
なぜなら子どもの頃に、親からお小遣いをもらった経験は誰しもあるでしょう。友達とお金の貸し借りもしていたはずです。

そして社会人になってからは、自分で銀行口座を作っているわけですから全くお金の知識がないわけではありません。

何よりも金融教育を通じて親子のコミュニケーションがより深まるキッカケにもなります。間違ったとしても大丈夫。世の中に向けて発信するわけでもありません。どうか肩の力を抜いて、積極的に親子でお金の話をしていきましょう。

これからについて

私の長男は現在10歳です。今後の展望としては少額からできる投資の経験を積んでもらいたいと思っています。 

3年後には次男も10歳になります。その頃には長男は自分の経験があるので、次男に教えてあげることもできます。 長男も人に教えることによってさらに理解が深まります。まさに 金融教育の相乗効果といえます。

世間では暗いニュースばかりが目立っていますが、私たちまでが暗くなる必要はまったくありません。子ども達の将来はきっと明るくなることを信じて願うことが親の努めではないでしょうか?

そのためにもできる限りの金融教育はしていきたいものです。

これからもアナタやアナタの家族にとって役立つ金融教育をシェアしていきたいと思います。

今後とも期待してお待ちください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?