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水中ドローンの現状とワイヤレス化

水中ドローンや水中ロボットのワイヤレス化を望んでいる方、この記事を見るとなぜ水中に有線が欠かせないのか

しっかり理解できるので最後まで読んでいってください!


こんにちは!
トライワース株式会社代表取締役の芹澤 慶行(セリザワヨシユキ)です!
このnoteは「挑戦」をテーマに水中ドローンに関して発信していきます!

さて、今回は水中ドローンの現状と水中通信によるワイヤレス化ということでお話ししていきたいと思います!

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水中ドローンの現状

現状、ほとんどの水中ドローンは機体とコントローラーが有線でつながっています。
その中でブイや水中の岩などにケーブル引っかかってしまい操縦が困難になり機体の回収が不可能になってしまうという事例が少なからずあります。

そこで、水中ドローンのワイヤレス化。つまりコントローラーと機体を繋げる有線をなくし、無線にすることで操縦が困難になることもないし機体の回収が不可能になるということも極めて少なくなるのでワイヤレス化した方が良いということが騒がれています。

水中ドローンのワイヤレス化における課題

水中ドローンを無線・ワイヤレス化するためには3つの課題を解決しなければいけません。

1つずつ説明していきます。


①水中でWiFiやbluetoothなどの電波利用が困難

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水中ではワイヤレスにすると映像信号を受信できず

水中ドローンの1番の強みであるはずの、水中映像をリアルタイムで見ることができなくなってしまうんです。

さらに映像だけでなく、位置情報を知ることもできません。

ですので有線と繋いでどこかに引っ掛けてしまい水中ドローンが回収不可になってしまう可能性がありますが、

同じく今、無線の水中ドローンを作っても

同様に回収が不可能になってしまう可能性があります😱


②水中ドローンのバッテリー供給が困難

一般的に水中ドローンは数時間程度でバッテリーの充電が切れてしまいます。

水中ドローンへの給電方法としては空中ドローンと同じく地上まで引き上げたり、地上まで戻したりしてバッテリーを交換しますよね。

ですがこれって実はものすごく非効率的だと思いませんか?

例えば

海底300mを調査する際に長い時間をかけて海底へ沈んで、調査

その後電池が切れそうになりバッテリー交換をするために長い時間をかけて地上へ引き戻す

バッテリー交換後またさらに長い時間をかけて海底へ。

これだと1日に調査できる時間がどうしても限られてしまいます。


③映像信号を確認できず、映像が見れない

方法としては音波などのワイヤレス操縦方法は確かにありますが、これだと水中ドローンの1番の強みであるリアルタイムで映像の確認をすることができなくなってしまうんです。


上記の三つが課題として挙げられています。


ワイヤレス化に向かった現状の取り組み

この記事を参考に話していく形にはなってしまうんですが、光や可視光を使った無線の方法があるみたいなんですよね。詳しくは上の記事を確認ください!

水中ドローンのワイヤレス給電

これはみなさんも経験したことがあるかもしれません!

スマホや電動歯ブラシなど、おくだけで充電できるシステムをご存知でしょうか?

電磁誘導の法則を利用した充電方法で解決することが可能です。

ただそれには電磁誘導の法則を利用できるバッテリーに変えなければいけないので、少し手間がかかります。

無線で映像を確認する方法

実はこれは残念ながら今の段階では解明できません。


いかがだったでしょうか?

ワイヤレスとしてドローンを動かすことは可能ではあるが、どうしても映像をリアルタイムで確認し、撮影するというところが難しく、ワイヤレス化実現が難しいのが現状です。

もしかしたら科学技術が発達して新しく、ワイヤレスで水中ドローンを泳がせることができるようになるかもしれません!

そうなった場合はかなり水中ドローンの市場規模も増えそうですね!

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