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「努力してるんです!」「頑張ってるんです!」の正体。

いいオトナと会話していて、「努力してるんです!」「頑張ってるんです!」という言葉を聞くと、どうにも違和感があって仕方ない。

こちらが求めているのは、「いま、どのようなプロセスを経ていて、どのような結果が出るか」という具体的な話がしたいのに。

思い起こすと、「もっと一生懸命やりなさい」とか「気合が足りない」とかのコトバを小さい時は、家族や先生からよく聞かされていた。「一生懸命」が一体どういう状態なのか、「気合」って何なのかがハッキリとしないまま、良く分からないけど、なんとなく「一生懸命」なんとなく「気合を入れて」次の行動を移すと、褒められたりなんかして。

そうなると、「一生懸命」の正体は分からないまま、けど、なんか上手くいったんだな、という結果だけが残って、「一生懸命」の価値があがっていく。。。

「努力をしたからといって、必ずしも成功するわけではない、一番になれるわけではない」という説があるけれど、そもそも、その"努力"が果たして結果に結びつくのに充分なものなのか、検証が必要だと思う。

本人にとって、それがどんなに"努力"なんだとしても、なんら結果に結びつかないものであれば、そりゃ成功からは程遠いでしょう。。。。。

("正しい"努力をしたとしても、それは、結果に結びつかなかったりもする。いや、結果に結びつかないということは、"正しい"努力ではなかったと言えるのかもしれない。)

たとえば、営業成績を上げる為に、「毎日100軒の会社に電話を掛けています!!!めっちゃ努力しています!!!」ということがあったとして、果たしてその100軒は、営業先として正しいのか?とかね。

本人としては、めちゃくちゃ頑張ってます!努力してます!!ということなのだろうが。

ここで、「努力」=「毎日100軒の会社に電話を掛けています!」ということがハッキリとしていれば、「100軒のリストを見直してみよう」とか「どんな内容の電話をしているのか」「時間帯は?」など、成功させるための建設的な話ができるのだけれど、たいてい、「努力」の形はフワフワと掴みどころがない場合があって、具体的な話に進まない。。。。。


さて、いいオトナが「頑張ってるんです!」「努力してるんです!」と言い放つとき、それは、白旗をあげてGive Upしているのと等しい行動なのかもしれないな、とふと思う。そんな場合は、こちらとしては、そっとタオルを投げ入れるしかない。

そうですね、頑張ってますよね!!!と、声を掛けて、黙ってハグ。w

時と場合によって、相手との関係性によって、タオルを投げ入れる以外のやり方は、あるとは思うけど。。。まぁ、あんまり構ってられないですよね。。。。。





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