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インターン活動記~さくまウェンディかな編~

こんにちは!パソナ東北創生の「TRY!!!!!KAMAISHIインターンシップ」に参加している佐久間香那です!愛知県から飛行機で飛んできました!🛫
(アメリカで生まれた私は実はウェンディというミドルネームをもっています。)それでは、笑顔、刺激、学び盛り沢山の2週間をお届けします!


●事業所訪問

釜石市役所🏢

  “撓まず屈せず”このスローガンを胸に、震災からいかにして釜石市が復興に取り組んできたか、市役所職員さんから伺いました。目の前の復興だけでなく、5~10年先まで見据えた都市計画としての「12のスクラムプラン」や、計178回以上の会議を重ねて復興まちづくりを考えていった過程。あらゆるお話から、ここ釜石市の屈しない強い精神を感じました。

浜千鳥さん🍶

浜千鳥さんの日本酒を、その日の夜シェアハウスでみんなでいただきました!
これまた口当たりがよく、お刺身に合うこと!

“地酒を通じて、地域社会にとって役に立ち、喜ばれるように”この想いで、地酒ブランドを守り、革新し続けてきた「浜千鳥」さんを訪問しました。地元の資源を活用し、長年の伝統製法を使い続けること。そのうえで、働き方改革や、品質改良といった、今後も酒造りを続けていくための仕組みを整える。誰より地域を想ってお酒を造り続ける姿を垣間見ました。

中田薬局さん💊

ミシンに慣れてる人も、慣れてない人も、楽しく作成に没頭していました!

1年半前のパソナ東北創生のインターンシップをきっかけに始まった「中たオルプロジェクト」。薬局という地域の一角から、”地域とのつながり”をもとうと、使わなくなったタオルを地域内外から回収し、雑巾に変えて地域の小中学校に配布するプロジェクト。今回は、ミシンを使用し回収したタオルを縫い、雑巾にする作業のお手伝いをさせていただきました!地域とのつながりの輪の一部になれたような、有意義な時間でした!

●地域おこし協力隊員スクープ!!

 今回のインターンシップ期間では、4名の担い手型の地域おこし協力隊の方にお会いしました!普段の活動についてや、釜石での生活について、それぞれの方が活動するフィールドを見学させてもらいながらお話を伺いました!

清原さん(魚食普及コーディネーター)🐟

みんな初めての三枚おろしに挑戦!
自分達で捌いた魚は格別に美味しかったなあ。

この日はなんと、5時起き!眠い眼をこすりながら向かったのは、朝市の漁場でした。惜しくも水揚げの瞬間は見られなかったけれど、セリをする漁師さんたちの様子や採れたての魚たちが出荷される様子を見ることが出来、とても貴重な時間でした!

そのあとは、漁場でお裾分けしていただいたアジとイカをみんなで捌くことに!初めての体験にドキドキワクワク。清原さんの丁寧な説明を聞きながら、三枚おろしに挑戦しました。自分たちで捌いた魚のおいしさはもちろん格別。眠気もふっとぶ美味しさでした!

三科さん(農業普及コーディネーター)🌾

こだわりの農園や、鹿を仕掛けるわななど、リアルな暮らしぶりを見せていただきました!
休憩に食べた釜石のソウルフード「かま団子」も美味しかったあ!

この日向かったのは、橋野地区にある山奥。農業普及コーディネーター三科さんの自宅でした!築100年以上の古民家を改修しながら、トマトなど自分の農園で育てた野菜、ときどき罠にかかるシカを主な食料に暮らす生活には、終始興味が止まりませんでした。 “土や菌、虫は私たちの生活にかかせない”その資源を守り循環させながら共生すること。長いキャリアの果てに辿り着いた、 “足るを知る”豊かな暮らし。そんな生き方に感化された私は、地元に帰宅したらまず「コンポスト」を始めようと決めました(笑)

竹中さん(ラグビー普及コーディネーター)🏉

「まるでここから飛び立っていく翼のよう」
そう竹中さんが語る”スタジアムの屋根”は、一段とかっこよく見えました!

“釜石はラグビーのまちである”この熱い、強い信念がこもった竹中さんの言葉が忘れられません。2019年に鵜住居の復興スタジアムで行われたあるラグビーの試合。地元関西でテレビ越しに見ていた竹中さんは、スタジアムを埋め尽くす地元の子供達の姿に、心動かされたといいます。今ではラグビー普及コーディネーターとして、競技人口だけでなくラグビーを知る、見る、体験する人を増やすため奮闘している竹中さんの姿に、私が心動かされました。

小松さん(農業普及コーディネーター:草木染め)🌸

染めた糸は各自持ち帰ることに!さて、どんなことに使おうかな。

 この日は、初めての草木染め体験をさせていただきました。使う植物は、マリーゴールドとミント。すでにいい香りが漂う植物を煮だし始めると、たちまち私たちが居る空間全体にいい香りが広がりました。染めてみると、思いもしなかった色がつき、驚きを隠せません。「植物は、表に出ている色が本来の色ではなく、こうして煮だしたときに出てくる色が本来の色なの。」そう教えてくださったおそのさんこと小松さん。本当に、貴重な体験をさせていただきました。この糸を使って、帰ったら何か作ってみたいと思います!

●取材型インタビュー🎤

(上)小澤グループ代表の小澤伸之助さん
(下)日本製鉄釜石シーウェイブス事務局長の泉秀仁さん

今回のインターンシップのメインである、取材型インタビュー。
私たちが担当させてもらったのは、『シェフズ弁当』で有名な食品関連事業を始めとし様々な事業を展開する「株式会社小澤商店様」と、”ラグビーのまち 釜石”として強いチーム作りを目指す「日本製鉄釜石SW様」でした。
地域に対する熱い思い、経営者としての覚悟と責任。直接お話を聴く中で出てくる言葉の1つ1つからそれらを感じ、この想いをいかに記事を通して伝えられるか、奮闘しました。

取材した記事の本編はコチラから👇
【#6 日本製鉄釜石シーウェイブス】 | 記事編集 | note
【#7 株式会社小澤商店】 | 記事編集 | note

●番外編

忘れられない山と川と稲と餅と。

2週間のインターンシップは日々あっという間に過ぎていき、残る日数は2日。そんな寂しさが静かに漂う中向かった先は、とある山の中でした。
2週間の滞在期間にお世話になったゲストハウス『やまとき』のオーナーである大井さんのおばあちゃんが所有する田園が広がる場所でした!みんなでここで稲刈り体験をさせてもらうことに。
見渡すと広がる、黄金色の稲穂たち、青い大空、少しずつ濃淡のちがう山々、側を流れる川の音、秋の訪れを知らせるようなとんぼの群れ。
心身ともに自然に還るようなそんな空間で、汗を垂らしながら稲刈りをする私たち。慣れない作業でしたが、次第にみんな板についてきて、分担して着々と稲刈り作業を進めていきました!

稲刈りの合間に入る川の気持ちよさ、休憩にいただくお餅、最高だったなあ!

お昼になるころ、みんなでBBQをすることに。少し疲れた体を癒すように、みんなでグリルを囲んでお肉や野菜を食べます。懐メロを流しながらみんなで口ずさんでいると、ふつふつとこみあげてくる寂しさと郷愁感。思い出すのはやはり、2週間一緒に過ごしたインターン生7人での生活でした。毎日工夫しながらご飯を作ったり、くだらない話で笑い合ったり、深い話で朝の4時近くまで起きていたり、、、

みんな、最高の笑顔!!!!!

『この景色、この瞬間、この先一生忘れないだろうなあ。』
そんな、素直な言葉が心に浮かんできました。

午後の作業ももうひと踏ん張りした後、待っていたのはここのお米で作ったというお餅。グリルで焼き、大井さんのおばあちゃんが作ってくれたきなこにつけていただきました。これまた美味しかったなあ。今まで食べた中できっと一番美味しいきな粉餅でした。何よりも、心から、豊かな時間でした。

●2週間のインターンシップを終えて

『体験こそ、学び。』そう感じる2週間だったと、インターンシップを終えた今感じています。釜石のたくさんのヒトモノコトに出逢う中で、インタビューを通して直接その人の言葉を聴いたり、酒造りの現場を見せてもらったり、時に魚捌きをしてみたり、草木染めをしてみたり、稲刈りをしてみたり…。初めての体験ばかりというのもありますが、机上で学ぶことではきっと得られなかった学びが、刺激が、ここにはたくさんありました。自分の手足を動かして、五感を使い、体験すること。それが形となって成果を感じられること。それをみんなと、地域の人と、共有できること。それこそが、「地域を知る」体験であり、「地域への愛着を高める」体験であると、心から感じました。間違いなくこの期間を通して、ここ釜石は私にとってまた帰りたいと思える『第二の故郷』となりました。また、「ただいま」を伝えに帰ってこさせてください。2週間ありがとうございました!出逢いに感謝。




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