ライバルズ川柳

何やら「ライバルズ川柳大会があるらしい」っていうのを見つけたのは実行委員のヒュンケルさんからのツイートでしたが、そもそもドラクエはライバルズ以外にほぼ接点がなく、最近はそのライバルズもほとんどやってないから出るつもりはなくて「どんなのかな?見て楽しもー」って感じでした。しかし、いきなりライバルズ川柳のアカウントさんから無差別にフォローされたのを見て、これはイベントの盛り上がりに少し協力してみようかな思い、「じゃあやるかあ」という感じで川柳作りを開始しました。

ただ、こう言う「表現勝負」は真剣にやりたい性分なので、ちょっとだけ気合いを入れて作り、投稿させていただきました。この記事ではその句の背景や思い的なものを供養するつもりで書いてみようかと思います。

1)分け入っても分け入っても深い沼

最初にパッと思い浮かんだのはいきなり自由律の俳句、種田山頭火さんの「分け入っても分け入っても青い山」でした。これはライバルズのランクマの印象そのままです。ゲームを始めた当初から独り言で呟いてたことがあるので、これが全ての入り口となりました。ライバルズは面白いゲームなんですけど、やり続けるには時間と体力と精神力にかなりの余裕が必要ですね。

2)爪切れて 哀れピサロは 詰め切れず(魔王賞・ダイヤモンド受賞)

こちらは一転して、初期の頃のライバルズでよく見た風景です。第一弾環境で、私はkono-3さんのランプピサロが好きで使っていました。進化の秘宝でデスピサロに変わり、強力な攻撃を見舞って勝利!!といけば良かったんですが、生憎とプレイングがお粗末でしたので詰めきれないことが多かったことを思い出しました。師匠(と勝手に思ってる)のkono-3さんリスペクトの一句です。

3)負けるたび スマホを投げて また拾う(全体入選)

これは普段のランクマの裏風景そのままですね。なので特に解説することはありません。私は実際にスマホを投げたこと…いや、2、3回はあったか。

4)あと1点 出せず気づけば 場が一転

これもよくある景色です。この辺りまで共通してるのは「勝てねぇ」というストレスを感じますね。ゲームを楽しんでいた記憶よりも、とにかくランクマが辛かった…と言うものが勝っている気がします。実際、ランクマよりも自由で低ストレスで遊べるルームマッチ、ギルドマッチが好きでした。

5)魔王すら コロナで消えた 勇者杯

勇者杯の川柳を見つけて「凄いな、あれ」って思ったので作ってみました。もちろんパクリではなく、インスパイアです。ちなみにこの時の勇者杯は観戦に行こうかなと真剣に考えていたので、やっぱりか…と思いつつも凄くガックリきたことを覚えています。え、出る側…?実力的には100万年あっても無理ですね。

6)過ぎ去りし 時と課金に 目を反らし(全体入選)

ゲームをやっていない今ですが、やっぱり思い返すのには軽く苦笑いがこぼれるくらいは課金した(特にリッカスキン実装時)記憶でした。あそこから少しずつ課金のハードルが低くなったなあ…ちなみに、これが出来た辺りからは意識的に「過去にもっと焦点を集めてみようかな」という気になりました。

7)グラコスが 出ずに五度目の リセマラへ(全体入選)

第2弾が出たあたりからは見なくなったグラコスでしたが、最初はリセマラ対象の大当たりだったような覚えがあったんですよね。攻略サイトを見ても「グラコスが出るまでリセマラを」的なことが書いてあった覚えがあります。私はリセマラが面倒なタイプなのでやりませんが、今やってる方の中にもグラコス目当てにやられた方がおられるんじゃないかな…?歴史って言うのは面白いもんで、今考えると「なんで?」と思うことでも、当時は価値があったという世の中への皮肉も含んでいるとかいないとか。

8)ゾーマすら リスとウサギに 頭下げ

床が実装された時のアカリリスの悪夢を覚えている人も、ライバルズの歴史的にはかなり古い人になるのかもしれませんが、あの時は心底ウンザリしたな…と。ここからのマイユでどれほどの回数スマホの前で涙目に追い込まれたかは覚えていません。

9)冒険者 ソロって踊る タンバリン(第一回ライバルズ川柳大会大賞)

英雄初実装時のお話ですね。当初、3つの英雄が実装されたわけですが、その中でバケモノのような強さを見せたのは下馬評の良くなかったソロでした。その後も続く問題児(英雄システム)はここから始まりましたし、英雄カード調整の歴史もここから始まりました。これは1句で当時のゲーム状況やフィニッシュを素直に表せたので気に入っています。今思い出しても楽しそうにタンバリンで踊ってるククールが腹立ちますね。

10)ピサロだけ 床の実装 待ち続け

ところでピサロは…いつになったら床がくるんでしょうか?

11)頭が高い! じゃんけんの魔王 我、モーモン

実は当時好きだった「じゃんけんミネア」を切り取ってみました。1コス最強ユニットであるモーモンは、私がお世話になっていた「おくら帝国」のくとぅるーさんが使っているアイコンで、それを川柳の中にコッソリと入れてみました。なので「おくら帝国」への感謝の句でもあります。

12)似合うかな… 目を伏せミネア パレオ見せ

ミネアの水着が実装された時にこの句と、まったく同じことを妄想してしまうくらい節目がちなミネアが好きだったんですが、お色気の賞が発表されて「気合入れて連投してる」とツイートしてたチョモさんのツイートを見て、作って送りました。これはライバルズというより私の歴史ですね。でも後々聞いたところ「ほとんど下ネタは送れなかった」と聞いたので、どうも私の空回りに終わったようです。

13)よろしくね! 稽古の相手が ヤバすぎる

武道家のカードで「稽古相手」っていうのがあったんですが(※今もある)…その稽古相手が当初、早いターンで6/6や7/7が並んで試合にならねーよ!って時があったのでそれを書いたのですが、アリーナはそんなとんでもない相手と稽古してんのかよ…と、当時思ってました。

14)カジノ来て 気付けばデボラ 妻になり

英雄の花嫁関連っていうとエイト(レベル3が結婚)ビアンカ、フローラ、デボラですね。世間的にはビアンカが優勢で、ついでフローラ、デボラという順らしいのですが、ライバルズでは違ったよという内容を作りました。とは言え実はライバルズと星ドラ以外はやってないので、私はこのドロドロした関係のことは詳しくないんですよね。映画(YOUR STORYS)は見たんですが、映画だとビアンカが可愛いかなと思いました。

15)「さがしたよ」 そのまま迷子で いてくれよ

新弾の現環境下でサマルトリアの王子?さんと言うのが最強ということで作ったんですが、実はこの時はすでに「20句までは作って応募しよう」という目標が出来ていたため、カードの性能的にはよくわからないながらも「なんかみんなそんなことツイートしてたなあ」くらいの感じで作った句です。そう言えばこれまでライバルズをやってたのに「初めてまったく知らない環境が出来てる」という状況は少し面白いですね。

16)ラプソーン 忘れてセクシー ビーム打つ

これもなんか微妙な出来なんですが、読んでわかっていただけるかと思いますが、数合わせです。ただラプソーン、オルゴデミーラはやっぱり時代を作った存在ですし、とても助かった記憶や苦い思い出がありますので何かしら作りたかったのがこの形になりました。

17)いつまでも うごかぬせきぞう 氷待ち

私は「下手の横好き」なんですが、昔の盤面のタクティクスがあった氷塊って好きだったんですよね。その中でも好きだったのが「うごくせきぞう」で「樹氷の竜」が入った頃には「とつげきこぞう」にその枠を奪われてしまいましたが、あのロマンある性能は今でも好きでした。彼もそのうち復活するんでしょうか?

18)大本命 ボーンファイター の下馬評

確か第2弾でしたっけ?が実装時に「ボーンファイターは壊れ」というのが始まるまでの下馬評だったんですが、実のところ全くもって目立った活躍しませんでした。ただそこから「ボーンファイター枠」という言葉が残っているように、後世に生き残る方法は色々とあるんだなと思いました。まる。

19)ジジイ出て タマ見せびらかして 無気力に

私が一番長く使っていたのが、結局はロトゼシカになるのかな?なのですが、その天敵である「デスタムーア」の句ですね。ちなみに今までやってた中でも1、2を争うほどの絶望を味わった敵でした。ただ場に出てくる時の演出や曲も含めてゾーマ、ネルゲル、ドレアム、デスタムーアの4体はとても好きでしたし、できれば常に使う側で居たいカードでした。

20)場を返す 俺のジョーカー サイコロン

こちらは「淫夢帝国」で一緒だったさしみさんがサイコロンを出す時に「サイコロン・ジョーカー」と仮面ライダーWの変身時の音をギルドチャットに書いてたなと言うのを思い出して作りました。当時はWを見てなかったのでそれが何かよくわからなかったんですが、あれは実に面白い物語でした…ってことで長いことお世話になった「淫夢帝国」への感謝の句でした。

21)二フラムで 消せる相手と 当たりたい

最後に思いついたのはこの句だったんですが、私は特に「どうしても常に勝ちたい」という感じはなくて、ゲームは楽しく続けていくのが一番だと思っています。ただランクマッチとなると、どうしても勝利のみを優先し続けなきゃいけないので、こういう心境になることが多かったです。ちなみに何かの間違いでニ(カタカナ)ではなく二(漢数字)になっているのは、これを書いている時に気がつきました。

以上、合計21句を応募しました。

本当はもう一つ所属させて頂いた「D組の隠れ家」さんにも何か書きたかったんですが、思いつかなかったのでごめんなさい。まあ…さすがにドラキーは無理だわね。ただ目標の20句を越えられたのは、大賞を頂けたのはそうして知り合ったり交流させて頂けたみなさんとの思い出やゲームへの感謝、そうして積み上がった歴史が自然と作らせてくれたものだと思います。だからホント、みんな出会ってくれてありがとうございます。

ゲームでは3流どころか4流、5流のド下手プレイヤーですが、こうしてみなさんと一緒に遊べた、競えたと言うのはライバルズに置いての楽しい思い出の一つになりました。最後に収集から選定までがんばってくださいました運営様。それから一緒に投稿してくださったみなさん、見ていただいた方々には本当に感謝しかございません。今日は勇者杯の第三次予選がありましたが、これからまた新しい歴史を積み上げて行きたいですね。

ゲームの方は…うーん、いつ再開しようかな。

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