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[京都cl day1 7-2 day2 2-3] アルセコケコ空ピカ FINAL



1.はじめに

 初めましての方は初めまして、そうじゃ無い方はお久しぶりです、とらいという者です!

 今回は、2023年12月23日に参加した京都CLにおいて、自身初のcl day2に行けた記念に、アルセウスvstarとカプ・コケコvmaxを主軸にした雷デッキを紹介していきたいと思います。

 レギュレーション落ちが近い賞味期限切れ寸前の構築であるためほとんど自己満足の記事ではありますが、投げ銭方式のため、全文無料で読めますので、お時間あれば是非目を通していって頂けると嬉しいです!

2.使用構築

day1 7-2   day2 2-3  合計 9-5 ※ day2デッキ変更なし

戦績

day2の負けたギラティナ戦、先行だったかもしれません(曖昧

1月14日追記 おのでぃのおもちゃ箱さんで動画化して頂けました!
https://youtu.be/jYfHvNrhMpc?si=YqShHUql2ijErkfh

3.基本戦略+構築概要

 試合序盤にアルセウスvstarを筆頭とした高HP•中打点ポケモンをスターバースを絡めながら擁立することで相手にプレッシャーを与え続け、相手側に返しのアクションを強いるのが基本的なスタイルです。

 相手が万全の態勢を作る前に博士+ボスの指令を連打して押し切るか、相手の猛攻をナンジャモ+頂への雪道、ダイショックなどの捲り要素でカウンターしていくかの2パターンが本構築における太い勝ち筋となっています。

 最序盤からベストな動きを実現できるよう、ポケモンのどうぐのような盤面形成に関係のない序盤に浮つく札を構築単位で最小化し、盤面形成に繋がる札を4枚重ねて採用することで、毎試合の動きに一貫性を持たせることを第一としています。丸さがそのまま安定的なスタートに繋がるため、構築は非常にシンプルなものとなっております。

 構築こそシンプルではあるものの、自分及び相手の試合過程で切れたリソースや、相手の動きを見てから最適なプレイをしていかないと勝てない(≒1つのミスが一気に負けに直結する)非常にシビアな立ち回りを強いられますが、そうしたデッキの性質上「最善な構築とプレイングで挑んだけど負けた」という事象が発生することが無いため、使えば使うほど気付きや学びがあり、使っていてとても楽しい構築となっております。

4.採用カード解説

〜ポケモン編〜

スクロールの手間省略用

アルセウスv4枚-アルセウスvstar4枚

 現環境は初動が遅れると負けやすいと思っているため、アルセウスvをなるべくスタートしやすくするためvは4枚。また、どの対面でもアタッカーとして最低vstarを2体立てることが多いためvstarも4枚。

 スターバースさえ絡めば事故で負けたはありえないと考えており、逆にスターバースが絡まないと非常にデッキの回転が不安定になるため、このデッキの回転の良し悪しはこのポケモンに依存しているといっても過言ではない。

 ナンジャモ、カウンターキャッチャー等カウンターを前提にした構築が多い現環境においては、vstarを抱えていてもあえてトリニティチャージから入り、事故を装うことで相手に先に走らせ、ナンジャモで切り返すプレイも大事だと考えている。

そらをとぶピカチュウvmax2枚-そらをとぶピカチュウv 2枚

 本構築のサブアタッカー。たね、進化後共々逃げエネルギー0が優秀で、そらをとぶピカチュウvでスタートしても、いれかえ札無しでアルセウスによるトリニティチャージorトリニティノヴァをスムーズに宣言できる点、カウンターキャッチャーやあなぬけの紐で縛られない点が非常に強力。

 ナンジャモで捲る構築コンセプト上、サイドを3押し付けることができる中打点アタッカーとして重宝した。基本的にナンジャモが山に多く残ったゲーム展開になった際には、アルセウスvstarとそらをとぶピカチュウvmaxをとらせてナンジャモで制圧するプランを目指していきたい。

 もちろん、エンテイブジン、ルギアvstar、パオジアンex、ミライドンex、ガケガニ等たね主体の構築に対する暴力性も健在。そういった構築に対してはダイバルーン連打の成立を全力で目指していきたい。

カプ•コケコvmax2枚-カプ•コケコv 1枚

 本構築における切り札。進化前であるvは2枚採用にしたいが、初動の早さが大事な現環境において逃げエネ1であるこのポケモンがスタートした際のテンポロスが致命的であると感じているため、スタートしにくくする為泣く泣く1枚。進化後であるvmaxは博士での巻き込み、サイド落ちを考慮して2枚。

 このポケモンにおけるダイショックの麻痺を積極的に押し付ける、というよりかは盤面に脅威として置くことにより相手のプレイを歪ませることがメインの役割。ボスの指令などで先殴りされた場合は、先にコケコvmaxをとらせることでサイド3枚押し付けてナンジャモで切り返しアルセウスvstarを複数押し付けるプランに切り替えていた。

 当然ギラティナvstar、ミュウvmax、リザードンex等の高耐久ポケモンの誤魔化しとしても強力。このあたりの構築に対しては、カプ•コケコvが簡単にボスやカウンターキャッチャーなどでとられそうなタイミングで出さない等、vを置くタイミングは慎重に考えていくことが大事。

メタモン(へんしんスタート) 1枚

 相手のマリガンを少しでも減らしたい、アルセウススタートしたい、カプ•コケコvスタートを減らしたいという気持ちを込めて採用。この構築では1枚の圧縮が命であるため、へんしんスタートが可能そうであれば積極的に狙っていきたい。

 場面が限定的ではあるものの、サイドを2-2にとられた後に置くことであなぬけの紐のケアとして置いたり、相手のボウルタウンにただ乗りしてだせる点も強力。

 特にサイドを2-2でとられがちなミュウvmax対面だと、前述した紐ケアとしての役割に加え、トリニティノヴァ180点を当てたゲノセクトvをぺとっ10点で処理するという役割も果たせる為、頭の片隅に入れて置くと役に立つかもしれない。

〜サポート編〜

スクロールの手間省略用

博士の研究 4枚

 最強のドローソース。序盤の盤面形成、中盤における山の圧縮兼後続の確保、手札干渉からの迅速な復帰等、本構築において非常に重要な役割を複数担っているカードのため4枚フル採用。

 基本的に1ゲームにこのカードを何回プレイするかで終盤の山の純度が大きく変わってくるため、序盤、中盤は複数回プレイしていきたいカードである。

 基本的にどの対面においても、ボスの指令が博士で複数切れたら終盤にナンジャモで制圧するプランをとる、ナンジャモを序盤に複数消費したら博士とボス(+紐)で無理やりサイドを拾いにいくといったように、博士で切れたリソースに応じてゲームメイクしていた。

ナンジャモ 4枚

 序盤の盤面形成、終盤の捲りの役割として非常に強力なサポートカード。特にサイドを先行されるゲーム展開になった場合、適所で絶対にプレイしたいカードのため4枚フル投入。

 当たり前だが、相手にサイドを5枚先にとらせてからプレイできると非常に強力であるため、このカードによる終盤の制圧を目指すゲームになりそうな場合、vstarとvmaxを先にとらせるように立ち回っていきたい。

 場面によっては相手の初動事故を助けてしまうカードであるため、序盤に使用する際は相手の動きを確認した後に打つか打たないかを考えてプレイしていきたい。

ボスの指令 4枚

 最強の呼び出し札。終盤のとどめ、キルリア、ビーダルなどのドローシステムを狩ることで終盤のナンジャモを通しやすくすることが主な役割。

 こちらの攻撃回数を最小限にしながら相手の攻撃回数を可能な限り伸ばすことを目指したい本構築においては非常に大事な役割を持つ為、妥協せず4枚フル投入。

 ベンチの呼び出し札にカウンターキャッチャーが採用されている構築が多い現環境において、先攻2ターン目にボスの指令+攻撃技宣言が成立し易いのは本構築における数少ない特権であると考えている。

セレナ 1枚

 ボスの指令の擬似的な5枚目。本構築は前のポケモンをワンパンできないデッキであるため、呼び出し札でとどめを刺すことが多く、そうしたデッキの性質上重宝するカードである。

 ギラティナvstar、ミュウvmax等のv主体のデッキに対して強く出れるのはもちろん、exの主体のデッキでも森の封印石+vポケモンのギミックが採用されていることが多い為、案外プレイする場面は多かった。

 ドローする効果は使用頻度こそ少ないものの、手札干渉の返し等使えると強い場面はしばしばある。

〜グッズ•スタジアム編〜

スクロールの手間なくなるよう

ネストボール 3枚

 序盤のベンチ展開が主な役割のカード。特に本構築においては初ターンにアルセウスvが置けるか否かが死活問題であるため元々4枚の採用であったが、終盤に機能しにくく死に札になりがちなカードであるため、泣く泣く3枚。

 ナンジャモやポケギア3.0をフル投入している関係上、山を混ぜる、という行為が場面によって非常に価値が高いため、中•終盤に山を混ぜたい時にも重宝する。

ハイパーボール 4枚

 進化後のポケモンに触る、序盤のアルセウスvを置くという非常に重要な役割を持つカード。特に今の環境は早めに盤面のポケモンを進化させることの価値が非常に高いため、枚数を妥協してはいけないカードである。

 また構築上手札干渉からいくらでも負けれるため、手札干渉後に帰ってきて欲しくないカードを切ることができるのも非常に強力。ゲーム中に使わない進化ライン、ボール等手札干渉後に浮つくカードを優先して切っていきたい。

 博士の研究やナンジャモといった多くカードを引けるサポートを構築上のエンジンにしているのは、このカードが大きく関係していると言っても過言ではない。

ロストスイーパー 1枚

 本構築における自分及び相手の雪道を割る為の唯一の札。スターバースを使用する前に相手に雪道を張られた場合、サポートで動きながら中•終盤に拾ったこのカードで雪道を割りスターバースでカウンターを狙いたい。

 雪道を割る役割の他に、森の封印石、勇気のおまもりなどを破壊することで相手の要求を上げる役割も期待しての採用だったが、パワーこそ落ちるものの盤面に残すことで手札干渉の影響を比較的受けにくい森の封印石でも良かったかもしれない。

あなぬけのヒモ 1枚

 本構築唯一の入れ替え札。カプ•コケコvがスタートした時の逃し札、ベンチ展開の芳しくない相手に対してドローサポートを打ちながら相手のとられたくないポケモンを倒せる、終盤のとどめ等、非常に重要な役割を持つ。

 特に博士→穴抜けの紐という流れは本構築において強力な勝ち筋の1つであるため本当は2枚にしたいが、構築単位で盤面形成ができてない際に手札で浮ついてしまうカードは最小化したいと個人的に考えてるため、泣く泣く1枚。

頂への雪道 4枚

 Eレギュレーション最凶のスタジアム。環境に多いリザードンex、サーナイトex、ミライドンexを筆頭とした対面において最大枚数押し付けたいため4枚フル投入。
 
本構築は序盤からvポケモンをワンパンしてくる構築(ex:ミュウvmax、トドロクツキex、ミライドンex)に対して非常に脆く、それらの構築に対して序盤でも可能な限り耐性をつけたいという気持ちも込めての4枚採用でもある。

 このカードをフル採用する裏目として、雪道が刺さりにくくかつ雪道を先貼りしてくるギラティナvstar構築の存在が挙げられる。そうした構築にも抗えるようにするため、本構築は従来のアルセウスvstar構築よりも比較的スターバースに依存しなくても戦えることを強く意識して構築した。

〜エネルギー編〜

スクロール省略用

基本エネルギー 8枚

 トリニティノヴァorトリニティチャージを宣言することにより最大3枚つけることのできるエネルギー。

 サイド落ち、博士の研究で切れることを考慮すると本当は余裕を持って9枚欲しいが、後述するvガードエネルギーとの枚数の兼ね合いの都合上最低枚数の8枚。

 本構築はアルセウスvstarのトリニティノヴァが180出せるか200出せるか否かが対面や盤面次第で勝敗を大きく左右するため、アルセウスに3枚つけることも意識してエネルギー管理していきたい。

ダブルターボエネルギー 4枚

 アルセウスvstar構築最強のエネルギー。スターバースで持ってくるカードはほとんどこのカードのため、逆を返すと序盤にこのカードを触れればスターバースを温存したプレイングをしやすい。

 後攻をとってしまった場合でも、基本エネルギーやvガードエネルギーが手札にあるにも拘らず博士やナンジャモでこのカードを無理矢理触りにいくプレイは基本的に本構築においては好ましくない。(アルセウスvstar構築は欲張ったプレイをすると裏目に出やすいと個人的に考えている為)

 ただ、ミュウvmax構築や初動の強いパオジアンex等、明らかに急がないと間に合わない対面に対しては基本エネルギー2枚を切ってでも博士の研究でダブルターボに無理矢理タッチしていく場面もあるため、ケースバイケースである。

vガードエネルギー 2枚

 主に構築単位で重いギラティナvstar構築に対して抗う為の札。副産物として、ミュウvmax、ミライドンex、連撃インテウーラ等にも強くなれる。

 このカードは、ルギアvstar等の中堅クラスの構築に対してどのポケモンにつけるか、どの場面でつけるかを知っているか否かで大きく勝率を底上げしてくれるカードでもある。ただこの欄で書くと長くなってしまうので、気になった方は個人dmなどで聞いて欲しい(不親切

5.最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました!不採用カードの不採用理由、対面の立ち回り等本当はもっと書きたいことがあるのですが、書くことが多すぎるためもし気になることがあれば自分のTwitter(@k2_pokeka)に個人でDMなどでお聞きして頂けると嬉しいです!面識の無い方でも歓迎ですので、気軽にどうぞ!万が一シティリーグにこのデッキを持っていきたい!という方がいれば最大限力になりたいと考えています!

それではここまで読んで頂きありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう!

〜special thanks〜

雷タイプ研究所メンバーの皆

自分と対面練習してくれた皆

京都clの時一緒に行動してくれた皆

ここまで書いといて何ですがはっきり言ってアルセコケコ空ピカというデッキは現状下火だと思っているため、そんな中でも自信を持ってclに持ってくことができ、リラックスした状態でのぞむことができました!本当に感謝です…!

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