#day6 2021/12/01 手術後2日目
新人看護師さんから氷をもらったりしながら何とか夜を越え、朝の採血までたどり着いた。体温は38.5℃。眠れなかった原因の一つは体温なのかな。
7:30になり朝食の時間。
久しぶりの完食。気持ち悪くなるような姿勢にならないように気を付けたけど、そこまで気持ち悪くなりそうでは無かった。もうここからは上がって行くだけかな。
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食後の体温、酸素飽和度、血圧測定をしている時に、担当の医師がマブタの裏を見に来られた。今朝の血液検査の結果だと、輸血が必要なレベルの貧血になっているらしい。別に輸血を断る理由は無いんだけど、1日様子を見てから明日の朝に判断することになった。
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今日の担当の女性看護師は、とても優しそう。飲み屋にいたら間違いなくオッサン人気No.1タイプ。話していても楽しい。その看護師さんがバルーン(ティンコチューブ)を除去してくれることになった。担当医師から許可が出たそう。取り外す前に、バルーンの仕組みを教えてくれた。これまでの数回の入院時のバルーンの取り外しでは、前かがみになるくらいに痛かった記憶しか無かったが、今回はほぼ痛く無かった。丁寧に作業してくれたからかな。
取り外しに関連して、「取り外しから24時間は尿瓶で用を足した後に、膀胱内の残尿量を超音波で計測し、残尿量が100cc未満であることを担保し続けなければならない」という命題を投げかけられた。もし一度でも100ccを超える事があれば、監視期間が24時間長くなる。
試しに一度測定してもらったら、残尿量は7ccだった。余裕だわ、これ。測定は大事な部分の少し上で行う。大事な部分を隠したまま行えるとはいえ、女性看護師は嫌だろうなぁ。
前回の入院時にはこういう制度は無かったので、新しい決まりなんだろうね。
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医師団による午前中の回診でガーゼ交換。男性4人と女性1人。患部側(右側)を鉛直上向きにするように指示されたのでいつものようにジリジリと身体を傾ける。「少しお手伝いしますね」と声がしたかと思うと健常者を扱うかのような勢いで一気に医師団ご希望の体勢になった。
正直言ってビックリしたが、ほぼ痛く無かった。
「もう動かしても全然大丈夫ですからね!固定出来てるので!」
確かにそうだね、ビビってただけだ。お陰さまで出来る事がまた一つ増えたかも。今日のガーゼ交換で傷口の保護はカットバンのみになった。包帯グルグル巻きが数日続くかと思ってたけど、さにあらず。
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12:30になって昼食の時間。
朝食もそうだったけど、昼食も完食。もうリバースに悩まされることも無さそうだ。ご飯を食べられる幸せに感謝。
食後にプロテイン1カップ(通常量の半分)を投入。食後は歯磨きとお薬。お薬は前日までの痛み止め、胃薬に加えて、貧血予防薬が追加された。
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昼食後にお隣さんが手術から戻ってきた。昼前に手術に旅立たれていたので1.5〜2時間くらい。術後も割りと意識がハッキリしている。麻薬で酔った様子も無さそう。人によって違うのかな。
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15時くらいからリハビリ。今日は学生さんが見学に来ているということで、先生の方も気合い10%増し。患部側の大腿四頭筋の筋トレ。アイソメトリックで5秒x10を3セット。その後、車椅子に乗って院内の周回。
入院して1週間近く経つけれど、ベッドに乗せられて運ばれてきただけなので、院内がどうなってるかなんて全く知らなかった。自分がどこにいるのかを知る時ってのは、外側から少しずつ知っていくことが普通だと思うけれど、内側から少しずつ知っていくのはなかなか興味深かった。
前に入院した病院でも似たようなことはあったけれど、コロナの関係であちこち区分けされた状態なので、以前の病院よりももっとダンジョン感を感じる。
普段、とても狭い世界の中で生活しているせいで、3m以上離れた距離に焦点を合わせることが無い。そういう生活をしていると目も退化するんだなと思うくらい、窓の外の景色が歪んで見える。陽の光も今の私の目には眩しすぎて目がくらむ。
息はゼーハーしたけれど、車椅子に普通に乗れるようになれば、かなり進んだ感を味わうことが出来そうだ。
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18:30から晩ごはん。
もう残すことは無い。プロテインも1カッブ投入。
食後の歯磨きと薬はお昼と同じ。少しずつ元気になっている気がする。
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今夜の看護師さんはソフトテニサー。この娘がいるだけで場が明るくなる。女性にも好かれるタイプだな。
腹筋15x3セット、肩外旋チューブ引き15x3セットx左右をやってから就寝。
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