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切り離せない気持ちの話。

パンをこねたり焼いたりするようになって、自然と朝早く来るようになった。

隊長が来る前だから、それはつまり厨房が貸切の状態ってことなので
どうせだからとほかの仕込みもするようになった。

それまで昼間やディナータイムの早い時間にやっていた作業や仕込みを朝に済ませてしまう。
お互いの仕込みのタイミングが重ならないので、立て込むことも減ってイイ👌

そしたら昼間の休憩時間が前みたくとれるようになってきた。

合間にジム、っていうの、最近無理だったので嬉しいな〜

今週のホールド替えは、外部のセッターさんが入ったのらしい。ホームジムでいつもとは違うテイストの課題があるっていうのはなんかイイ。
違うジムに行かなくても、違う空気が味わえる、なんて新鮮なんだ...
(しかも、新しいホールドもたくさんで、今まであったのも磨かれてぴかぴか✨)

くるくる課題が変わらなくても、ひとつの課題に取り組み続けるっていうのもいいし、
今回みたく空気が入れ替わるみたいなのもいい
な〜〜

昨日行って、だけど合間の一時間じゃあれもこれも、っていう余裕がなくて、取り組みたいやつもあって、だから今日も行ってきた🚲

そりゃー今日じゃなくても良いんだけど、時間がとれそうだったし、楽しみすぎて昨日から「明日も行く」って決めていたw

飲食店もきっと、いつもいつでも変わらないメニューばかりより、時々新しい風が吹き込んだ方がいいんだな〜って。

もちろん、変わらない、好きなメニューがずっとあればそれだけでいい人もたくさんいるけど。

暑い日にはびゅう、と涼しい風が吹き込んだり、寒い日には暖かい空気が流れてきたり、「ここって、こんなこともやるんだ」みたいな刺激があったりとか、
そういうのがあって、新しいお客さんが流れ込んできたり、根幹のメニュー以外のファンができたりして、顧客の総数が増えていく。
手垢のついたような言葉だけど、それくらい普遍的なことなんだ。

「こうして一所懸命ホールド替えして、木村さんがやる気になってくれるなら嬉しいよ〜」と、某氏。

時間がとれるようになったタイミングが重なったっていうのが大きいけど、でも、それもあるのかもなってハッとした。

「時間がちゃんと取れたら行こう」じゃなくて、
「ギリギリでも時間を取って行こう」になってたからw

で、

ホームジムにずっと行ってる理由は近いからっていうのが一番にある。
そのジムが好きっていうのもある。
だけど根本的にはそのジムを守ってる人が好きっていうのがある。

そーいう土台があるから、ペースが落ちてもずっと通っている。

(行って会話するのも楽しいけど、無言でただ登ってたり、ゴシゴシしたり、オブザベしたり、「あれは永遠に無理かもしれないな」って遠い目でホールドを眺めていたりするだけの時もある、いや、むしろそういう時の方が多い....)

ジムの課題が好きだから通ってるの?
人が好きだから通ってるの?って質問されたとしたら、どっちもだって答える気がする。

どっちが単独で好き、っていうのじゃなくて、どっちも絡まっていて、複合的なものなんだと思う。

すぐお店のことに絡めるけどw

飲食店も、個人店では特にだけど
「その人が作っているから」っていうのと「そのメニューが好きだから」っていうのとは切り離せない場合があって、
ありがたいことに、うちにもそういうお客さんがいて、それは無理に切り離そうとしないで
そのままでいいんだなって、素直に受け入れることができるようになった、
そういう自分に気づいた。

明日もがんばろー🔥


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