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あっちのプロとこっちのプロとの狭間で燃える、っていう話


これは、焼き始めたころのパン。

これは、週末焼いたパン。

同じよーにみえて、やっぱり何度見たって同じよーにしかみえないかもしれない2枚なんだけど、好きな人はめっちゃわかるのらしい。

(わたしは焼いてるほうだからもちろん分かる)

クラストのつくりかた、塩気のコントラスト、生地の質感、焼きあがりから冷めた時の状態、冷凍して解凍したときの食味、

ひとつひとつ、どーしたらこうなるかなって考えて実験して、これはよかったけどこれはまだできないな、ってなって、また翌日実験して。

うまくいったら、またそれが再現できるように2-3日あけてトライして。

そんな繰り返しでやっとできた!!となって
昨日およめいりさせたわけだった。

一月ぶりにたべてもらうのも、
始めて会う人にたべてもらうのも、
どっちもワクワクするけど、緊張もする!

焼きたての酵母スコーンももっていった。

そーして、朝。
さっそくスコーンをひとくち食べたひとが「これ、めっちゃおいしー!」といった!


それで緊張が解けて、よかった!やったー!となった。笑

食べてはつくるプロではないから
「どうしたらこうできあがるか」
「どうしてこうできあがったのか」というのはわからない。

だけど、ひとくち食べただけで
「このざくざく感はどうやるんですか?」とか
「この皮の部分、すごくいいね!」とか
「生地の感じが変わったんだけど、どうやったの?」とか、

自分がどうしたらこうなるかな?って考え続けて、
それを実現するために、毎日毎日トライして、1ヶ月かかるようなポイントを
説明がなくったってズバッと理解しちゃうんである。
食べ手はそういう意味でプロである。

でね、そういうプロを相手に作る方としては、めっちゃやる気が湧くし、ワクワクするし、
カモン!って感じになる。笑

むしろ、そういうプロからのプッシュがあってこそ、料理人や作り手は燃えるんである。

そーしてまた、こうしてある程度の自信を持って構えていられるのは
そのためにちゃんと時間を使って練習したり、試行錯誤したり、無理なく日々を積み重ねて
焦らずやってきたからだと思ってる。

今年はトマトソースをつかわない冷やし麺をリリースした。

いまはバターナッツスクワッシュっていう、ポタージュとかお菓子とかにつかう、しっとり水分の多いかぼちゃで

胡麻ベースの冷やし中華ぽい麺をやってる。

好評だったので、明日からもやるよ!

このペーストをあわせて、カオソーイじたての麺もやりまーす🤚

ココナツミルクと、レッドカレーなスパイス&ハーブ(もちろん既成のレッドカレーペーストは使いませんよ!) 、てづくりの柚子胡椒をつかって、さらにバターナッツのやさしーとろみと甘さ。

じつは、わたしはエスニック料理やカレーが好きで、昔からよく作っていたからわりと得意なので、こういう料理を出せるようになったのが嬉しい!

(最初の頃は、創作料理の店、って感じにジャンルが広がらないようにエスニックには手を出していなかった)

お店に来てる人はたのしみにしてて〜〜

カオソーイは麺もごはんでもいきます🍚

さてー、きょうの仕込みはこれにておしまい!

明日からまた、仕事もワークアウトも、あれもこれもがんばるぞー!

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