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今さら?という話。
「途中さ、抜けたり見落としたりするじゃない。ちゃんと最初に見とくんだよ。しっかり見て考えて組み立ててから取り組んだら、もっとできるのに。」
って、言われて、それが頭にひっかかってて、ずっと考えてた。
何かに取り組むとき、(ある程度手慣れてきたことに関しては、ということ) 以下の3パターンがあって、そのときの狙いによってどれにするか決めている。
○まっさらの状態で、準備せずに取り組んで、どこまでできるか試す
○準備したのち、ざっくり考えた道筋をもとに、あとは現場処理でやってみる。
○ものすごーーーーーーーーく考えて、目指す形を再現するために、手順のひとつひとつ、失敗しそうなポイントもチェックしたのち、絶対に成功するように取り組む
最終的な目的は、以下の2点。
○何も考えなくても手が動く、体が反応して成功するように訓練すること。
○失敗するときの自分のクセや傾向を織り込んで、それを回避する癖付けをすること。
手は早いけどついうっかり、何かに集中しすぎて目の前のことを見逃す、という習性があるので、こういう訓練を互い違い繰り返しながら仕事のオペレーションを組んでいる。
ひとつめとふたつめは、失敗ポイントを探るためのトライアル(注意点を意識してないときにする失敗と、意識してなおしてしまう失敗)、
みっつめは、成功させるための訓練。
成功させるというのと、失敗につながるポイントを知るというのと、両方が必要だ。
傾向を知っておくことで、失敗を回避しやすくなるし、失敗したとしてもリカバリーが効く最小限の範囲内に止めることができる。
たとえば、自分はパンの生地をつくるとき、まずオートリーズ(粉と水を水和させること)させて、それから本捏ねにはいるんだけど、
本捏ねの時に塩や酵母を入れ忘れやすい傾向がある(生地の状態に目がいきすぎて、入れる材料を忘れるというやつ)。
だから、生地をつくるあいだに味見をしたり香りを確かめたりして、いつもと何か違う点がないか確認する。
あとは、そもそも急いで作業しないということも大事なことだけど。
で、まあ 急いでやらなきゃいけない時もある。
作業が詰まってるとか、〆時間が決まってる時。
そんな時は、ザクッと流れを決めて、オペレーションを頭の中で見返して(失敗するポイント含め)あとは無心で作業を進める。
それで良いと思ってたんだけど。
今日のその言葉、今回が初めてじゃなくて、その前にも同じようにその人に言われてた。
てゆーことは、気になるポイントだってことだ。「もう少しこうすればもっと上手くいくのに」って見えてるということだ。
そして、こうして心にひっかかってるってことは、自分の中でもなにか気になってるってことだ。
それでわかった。
ふたつめの「ざっくり考えた道筋をもとに、あとは現場処理でやってみる」
これは、トライアルのためにやる作業なわけで、失敗があることを前提にしてるやり方だ。
そうじゃなく「ざっくり考えた道筋をもとに、あとは現場処理で対応しながら、絶対成功させる」っていうやつが必要だったんだ。
(たぶん、そういうのは無意識でやってた)
○まっさらの状態で、準備せずに取り組んで、どこまでできるか試す(トライアル)
○準備したのち、ざっくり考えた道筋をもとに、あとは現場処理でやってみる。(トライアル)
○ ざっくり考えた道筋をもとに、あとは現場処理で対応しながら、絶対成功させる(成功させる)
○ものすごーーーーーーーーく考えて、目指す形を再現するために、手順のひとつひとつ、失敗しそうなポイントもチェックしたのち、絶対に成功するように取り組む(成功させる)
書いてみて、ほんとーに他人にとっては、ずっしりした食感の、しかも食べやすくはない味の文章だなーと思ったけど、
自分にとっては必要なことだった。
もっともっと、一回ごとの成功にこだわってやっていこう、いま、時間があるからトライできることがいっぱいあるから。
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