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お店の話じゃないけど、朝トレを始めたという話。

いまのサイクルでワークアウトを始めて1年半、これくらい続けば今後も続けていけるように思うし、実際、毎日歯磨きしたりお風呂に入るくらいの感覚でやっているので、なかなか良い感じになってきた。

筋肉や体の使い方はなかなか成長しなくて、鏡を見ると「変わらないなぁ」と思う。

それでも、周りの人に聞くと「変わったよ」と言われる。

「これだ!」と思う。

身体そのものの恒常性もあるけど、じぶんの感覚の恒常性みたいなものもある、

たとえば鏡をのぞいた時、いつもより頬が落ちてると「痩せたかな」と思う。
でも、それが続くとその状態が普通と自分を捉えるようになって、「いつもの自分」と思うようになる(とくに「痩せたかな」とは捉えなくなる)というようなこと。

いまの自分の鏡で見て、「変わらないな」と思うとしたら、前と比べると変わったはずの状態が、平常時の自分になったということだ。

だから、自分は変わったと思ってないけど(前よりパワーついたな、くらい)、きっと変わったんだろう。

お店を始めるまで、スポーツ、運動はなにひとつやらなかった。

それを、習慣づけるようにして、
その習慣のなかで成長を目指すようになって、

その成長(あるいは停滞、後退 笑)を感じることのできる場へいざなってもらって、

成長をベースにしながら、自分に無理ないやり方で継続していく(あるいはリカバリーしていく)方法を、

自分で見て、考えて、試して、やり直して、見出していって、

気づいたら自分の暮らし方というものが(無理なく)変わってきた、

ロッククライミングを始めてから、そんな感じになってきた。

朝がなにより苦手だった自分が、夜は早く寝て、すすんで朝早く起きるようになった。

それを確立するために、今日から朝ジムを始めた。

仕事と並行してワークアウトをやりこんだ2017年間、やりすぎたことも、あれこれ試したことも、効果があったことも、やった気になっただけで効果がなかったことも、ぜんぶ、それがあっていまの形に繋がってる。
(思いつくことをひととおりやって気が済んだとも言う....)

初めて外岩に連れて行ってもらった日、その日の朝、電車の中で「もうこんな早起きして外岩に行くことはないかもしれない....」って考えてた。

でも、そびえ立つ岩を眺めて、それを自分の手でつかんで登っていくとき、登りきった時や落ちた時、他の人が登っているのを見たとき、心の中がワクワクした。

「また来たい!」って思った。

今までインドアで練習していたことが、こういうふうに使えるんだ!ってハッとした。

やりたいことは、準備しなくても押し切って突進してきた自分にとって、昨年ははじめての、本気の、準備の一年間。

なんのこと、って感じだけど、そういう感じ。

やりたいって気持ちだけじゃやり続けられない。

体力も、技術も、仕事も、周りとの連携も、お店のやり方も、
然るべき時間をかけて、然るべきプロセスをとって、並行的に、段階的に変えていく、そういう年だった。

だから今年は楽しみだし、すでに楽しい 笑

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