仕事にとっての贅沢、という話。

朝起きるのが昔は苦手だった。
目覚ましがあっても親の声が聞こえても、二度寝しては遅刻ギリギリ、いまでも通学の電車に間に合わなかったっていう夢を見るくらい起きられなかった。

仕事してからもずっと早起きできなかった。
でもまぁ理由はひとつで、夜遅くまで起きてたからだ。
お店を始めてからもしばらくは夜遅く寝る生活が続いてて、朝が苦手だった。

それが気づいたら早起きはいつでもできるようになってて、それもまぁ理由はひとつで、できる限り早く寝るようにしてるからなんである。

早く寝られないときは、前日の休憩時間とか 細切れにでも睡眠をとるようにしている。
寝る、が最優先。そうしてから調子を崩すことがぐっと少なくなった。気がする。

最近はワークアウトのあとに採ってたサプリるいも飲まなくなって、食事と睡眠で回復するようにしている。

そんな生活になったんだけど、時々よい睡眠がとれないことがある。
翌朝楽しみなことがあったり、どーしても◯時までにやらなきゃいけない、というよーな作業、気になることがあったりすると眠れない。
入眠できるけど、眠りが浅くてすぐ起きてしまう。

今朝がそうだった。

土曜の夜、スピーカーの接続を修理するのに棚に乗ってたあれこれぜんぶ移動しておいたので
どうしても昼前までに修理を済ませて棚も整理しなおしておかないといけない、そういう状況だった。
(必ずやるためにそういう状況にしておいたっていうのもあるけど...)

早めに床についたけど早朝に目が覚めてしまって、ぜんぜん眠れない。
眠いんだけど眠れない。

寝られるまで、と思ってボルダリングの準決勝を見始めたけど、ぜんぶ見終えてしまった。

どうにかそのあと寝たんだけど、ぜんぜん寝た気がしない、体が疲れてるし。
まあそれでも一応ねたし、と思って家を出る。

苦手な被覆ケーブルのストリップ。

細い線を一本も断線しないように被覆を剥がして、線どうしをねじってまとめて穴に入れてネジで止める。。

こういう作業は苦手、やりたくないわー、と思って手をつけた。

おっ。

意外とうまくできる。ようになってる。

なぜか、前よりこういう作業ができるようになってる。これもあの修行のおかげか？

そーして、棚にあったあれこれ、要らないものを捨てているものは棚にもどして、とやってたらあっという間に時間がきた。

ひとまず今日の仕事はおしまい。ホッとした〜〜

そのあとは定例の野球観戦に行って、
藤嶋くんの好投と、平田の好打と、ドラマティックな逆転劇を観てきた。

勝負は勝つか負けるかだから、その時の状況を有効に使って点が入れられるか、
有効に使いきれない状況なら、それをいかに打撃力なり守備力なりでカバーするか。
そういうせめぎ合いだから、勝ったらガッツポーズもするよな〜💪したくなるよね〜〜👊
なんて思った。あ、高校野球の話。

帰ってからパンこね。

準備してたスコーンの仕込みにくる予定だったから、いただいたオーダーもついでに✌️ってことで、楽しい時間の始まりです。

いつものをいつものように、
新しい配合もいつものように、
いつものだけど、仕上げはこうしてみたいからこれくらいの感じでいこう、

ワクワクして捏ねてたら、あっという間に暗くなった。

こういうのは、出来上がっていく相手(素材)と対話しながら作りたいから、限られた時間の中で仕上げる、っていうことはできるだけしたくない。
やろうと思えばできるけど、でもやっぱり必要なだけの時間をかけてベストを尽くすには
時間制限を設けないで、出来上がったときがおしまいである、っていう状況でやりたい。

それは鍛錬の一環でもあり、自分でやってる仕事に対して許される贅沢でもあると思っている。

趣味はいいんですよ、いくら時間と手間がかかっても、いつまでにやるとかやらなきゃいけないとか、結果を出さないといけないっていう制限がないからそれで良い。
最終的にうまくいかなくても良い。
過程が大事だよねってさらりと言えるわけです。

今回は、生地作りもだけど、焼きに入れるタイミング、タイプの違う生地と焼成までの順番を計算して成形・二次発酵までの組み立てをするっていう課題を立てた(もちろんその日の仕事の流れを見てその中に組み込むってことも含めて)から、
そこにMAX集中するためにも時間をかけられるとこはかけて、万全を期したいっていうのがあったから、生地作りに専念する時間がとれてサイコーだった。

趣味であり、仕事であり、贅沢であり、鍛錬であり、試行でもある。

そんなわけで、明日が楽しみ😊
ってことは、寝られないw
でも、それを見越して、さっきすでに仮眠したので大丈夫〜〜👌
今日の疲れがサイコーの眠りへ導いてくれて深ーーく寝られた。

何事もできる限り準備する、これに尽きる。

今週もたのしみな一週間！
早く朝にならないかな〜