ハッと思ったことを書き留めた。

それで、まだ続きがあるこのはなし。

うまく気泡をこまかく、ふくらます方法。
米粉パンの教室などで秘密にされてる方法なのらしい。
(その教室や講座に参加したわけじゃないので、それとこれが合ってるのかどうかはわからないけど)

.

今回のパンだったら私も教えられるかな〜〜、
とふと思う。

まーでも、どうなんだろう、
料理教室行った人ってそのまま作る人ばっかりではない気がする。
教えてもらった内容を自分アレンジして再現しようとする。みたいな。

ふつーの料理とかパンとかはそーいうの良いと思うんだけど、米パンに関してはそーいうのNGっぽい〜。

例えば料理で片栗粉がないからコーンスターチで代用しようとか、
みりんがないから砂糖で代用しようとか、
クッキー焼くのに小麦粉の一部をアーモンド粉に置き換えてみようとか、
安易にそーいうことをすると、かなりの確率で失敗するように思う。

難しい作業があるわけじゃないし、ものすごく細かい設定があるわけじゃないんだけど、
決まった素材で決まった割合で決まった順番で作業していかないとうまくいかない、
そういう意味で「繊細な」ものなのかもしれない。

つい自分流にアレンジしてうまくいかない人、よく見かけるけど、あれはなんでそうなるか。

人は大抵「自分で獲得したやり方で成功したい」というのがある。

ゼロから1を生み出すことはできない(か、面倒くさいからやりたくない)→
誰かにやり方を教えてもらいたい→
だけどそれをそのまま真似するのじゃつまらない→
そこに自分流にアレンジを加える→
自分で獲得したやり方で成功した!

という過程を経て、自分の中にそれを取り入れていくんじゃなかろうか。
他人のものを自分のものにする、ということに自分の気持ちを納得させるというか。

レシピを考えて公開してる人からしたら、
「ルヴァン元種を○○種で代用しました〜」とか「カロリーが気になるので砂糖とバターの量をぐっとへらしました」とか、「オイオイそれすでに違う作品やん」ってなると思うんだけど、
でも、作ってる本人は同じようなものを作っていると信じてる。

で、「なぜか同じように仕上がらない」って言ったりする。

順序立てて聞いていくと、違う部分がでてきて、「それが原因ですよ」となる。

じゃあそういうことをできる限りなくすためにはどうしたらいいか。
それは、レシピや手順だけを渡すんじゃなくて、「なぜこれを加えるか、なぜこの手順なのか、なぜこの温度なのか、こうしなかったらどういう失敗をするのか」
「自分で考えて行動できるような教え方をする」ことなんだな、と、
米粉パンを作りながら、そんなことが頭の中にふっと浮かんだわけです。

そういう教え方は、めっちゃ時間がかかる。
何度も通ってもらって、考え方や感覚を、空気を共有していかないとなかなか手に入れられない。

一発、ポン、とレシピを出す。
一回その教室に参加したら、全てが得られたかのような錯覚を起こす。
即効性があるように見える。
そういう教室のほうがお客さんを集めやすいよな〜〜。

で、結論はといえば
教室や講座なんてやらないんですけど。
先々もやるつもりはないんですけど。

ハッと思ったから書き留めてみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?