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設定して、探すっていうこと。

こうしたいな、とか ああしたいなとか、
こう仕上げるにはどうしたらいいんだろう、とか こういう食感にまとめるにはどうしてるんだろう、とか
師匠や先生がいて学んでるわけじゃないから、分からないことがよく出てくる、聞く人もいない。

調べてはまとめて、考えて、比べてみて、「よし!これでいこ」ってまとめてみる。

さっそく試してみる。
途中で「あれ?」って気づいたり、出来上がるとこまではうまくいったけど、仕上がりがイメージと違う。

なんでだろ?

または、ほとんどイメージどおりだけど、すこしこういう方向に寄せたい。

これをこのくらい増やしてみよう、これはこのくらいに抑えよう。タイミングを変えてみよう、これはやっぱりこっちの方がいいんだな。

前は師匠がいないというのを 心もとないようにかんがえてたけど、そうでもないみたいだ。
こう教わったからそのやり方を守る、そういうことをしなくてもいい。

わからないことは自分で解決しなきゃいけないけど、自分で解決していくからひとつひとつに納得して覚えることができる。

こういうスタイル、っていうのから外れても良い。
「それって、本筋から外れてるカタチだよ」
そう咎める人もいない。

ときどき、隊長がちらりと見て
「それはフレンチではこうやってやるんだよ」ってアドバイスくれたり、
「へえ〜、そうやってやるの?」ってびっくりしてたりする。

仕上がりが良い時は、味見してもっとびっくりされる。
「あんな(単純な)仕込み方でこんなおいしいの?」とか。
(まあ、失敗することもあるけど、そういう時は味見しないし)

お店のやり方はそれぞれで、アバウトなとこもあるし、洗練されたとこも、複雑きわまりないとこも、かっちり固定してるとこもある。

でも、目的はひとつだ。
目指す形に、いつも同じレベルで仕上がるように。
そして、そのイメージやレベルを決めるのはそのお店だ。

食べるのはお客さんだから寄せていくのは当たり前としても、そこには設定の自由がある。

どうしてもわからない部分が出てくる。
「みんなはどうやっているんだろ?」
わからないから、ほかのお店のものを食べてみることもあるんだけど

「ああ、こうやって仕上げて完成なのか!」と合点が行くこともあるし、
「これでいいのかな?」って逆に疑問を感じてしまうこともある。

他人の答えを参考にすることはできても、それは自分の答えじゃない。

じぶんの答え。
料理もお菓子もパンも、あっちのやり方と、こっちのやり方をあわせて使ったり、昔のやり方をそのままに、補足を入れて仕上がりイメージだけをブラッシュアップしたり、かなり自由なやり方をしてる、そんな気がする。

最初に戻るんだけど、教わっていないからこそ自分で決められる、裁量の部分が多い、
そういうのが自分には合ってるなって思う。

逆に言うと....

言われた通りに同じくやるのは苦手、ってことだけど😊

さて、ひとつ、探してた答えがおととい出た。
今週はそれを試せたらいいな。

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