後輩を育てる難しさ
60歳で職位定年を迎えて、異動になった先が内部監査室。
他人のあら捜しをして指摘する仕事が嫌で1か月間で転職をしました。
たまたま他社で広報ができる人を探していたので61歳で新しい会社に勤務することになりました。
たまたまその会社の役員と飲んだときに、お誘いがありました。
新しい会社ではこれまでの知見を活かして、新しい仕事のやり方を導入しています。
同業でも会社が違えばこんなにもやり方が違うかと驚いています。
知名度のある大きな会社なのですが、紙の文化から脱却できないでいます。
前職の会社では、パソコン1つで仕事をしていました。
会議資料を印刷するなどなかったです。
現職の会社は、会議資料はすべて印刷です。
おまけに、誰も読まない資料もすべて回覧です。
CRM(顧客管理)の発想もなく、根性・度胸・努力の営業です。
これは私が新卒で勤めた住宅会社でのやり方です。
40年前の世界です。
若手社員もそれが良しと思っています。
半年勤務して思ったことは、評価制度が機能していないからです。
減点評価しかないからです。
新しいことに挑戦して、失敗したら減点される。
だから誰も挑戦しない。
前例踏襲そして責任分散。
何でもかんでも紙の回覧をするのはそのためだと分かりました。
失敗したら、みんな見たよねと言えるからです。
はて、どうやったら若手の意識を変えられるか?
まずは、内線電話をやめて、chatでやり取りする文化は浸透できました。
スマホを使えば出張先からも連絡ができます。
グループウエアが入っているのですから、情報の共有をメールではなく、グループウエアで実施する文化は浸透しつつあります。
現在は、顧客をセグメントして、顧客管理をする必要性を説明する資料を作成しています。
30年前に戻ってやり直している現在です。
やり方は変えることができても人の心を変えることは難しいです。
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