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昔の同僚に会いました(その2)

近場の出張先で2人の元同僚に会いました。

1人目は前々職の同僚です。

私の2歳下の59歳の男性です。

2人目は前職の部下です。

私と10歳下の51歳の男性です。

2人の共通点は、思うように出世ができないことです。

後輩に追い抜かされてしまいました。

後輩が上司になるという屈辱的な立場にいます。

2人ともとても優しい性格です。

仕事は普通にできます。

優しい性格であるがために、困っている同僚を助けます。

だから私は2人のことを人間的に尊敬ができます。

しかし、自己アピールが足りないように思えます。

出世をするには、人事権を持つ上司に気に入られなければなりません。

その上司に認めてもらうポーズも必要なのです。

正直言って、私もそれができませんでした。

いろいろな同僚を見ていると、ゴマすりだけで出世をしている人もいます。

私は、前々職のときに、尊敬する上司から言われたことがあります。

「部下のゴマすりは、分かっていても可愛い」

私はゴマがすれない分だけ、仕事の質と量で評価されようとしました。

睡眠時間を削ってまで仕事をしていました。

今から考えると、もっと周りの人を巻き込めば良かったと後悔しています。

私の部下だった人とは来月飲むことにしました。

彼は51歳で主任です。

独身です。

一緒に働いていたときには昇任したいと言っていました。

久しぶりに彼と語りたいと思います。

上司としてではなく、人生の先輩として彼にアドバイスしたいと思います。

彼の人生が少しでも良い方向に進むように。

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