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川口さん

幸せというものは、みんなで分けっこしたいなあと思ったりもするけど、中々分けっこできるものなのかも分からずに、私は「どきゅぴぃ」という言葉に置き換えてみたりもしてるけど、それでも本当に分けっこできてるのかなんてことは、分かりません😌

大阪で活動していた頃、
その日もいつも通りライブに出ておりました。
ネタ終わりやったかコーナー終わりやったか、何終わりやったか、ハッキリ覚えていないのですが、
いつも通り出番が終わり袖にハケました。
何故かその日は、袖率というものが高く(決して私を見に来てるとかではなく、誰かを目的に袖にはたくさんの芸人が集まっていた)、モニター前や長椅子には先輩たち、その後ろに後輩が起立してました。

袖からハケて邪魔にならないように、お疲れ様ですとお辞儀しながらモニター前をかがみながらトイレに向かおうとした時、後ろから「りっぺ!」と。

驚き思わず「はい!」と大きな声が出てしまいました。
たくさんの芸人様が、こちらをニヤニヤしながらギョロリと見てました。

「わわわ💦すみません」
と小声で謝る私。
「大丈夫大丈夫!☺️」
満面の笑みで、私の先ほどの返事よりも大きい声で答えたのは、てんしとあくま川口さんでした。

「おい~川口うっさいぞ~」と、みんなにいじられる川口さん。
「すまんすまん」とみんなに笑顔で謝る川口さん。

そのやり取りを見ながら少し心臓がドキドキしてたのですが、
先ほどの「りっぺ!」は、川口さんやったんか!と思うとホッとしました。

川口さんが言いました。
「突然すまんな!」

「(あっ!そやそや!なんやろ??)
いえ!どうかされましたか??」
と聞き返すと同時に、私の心臓はまた少しドキドキしだしました。

川口さんが言いました。
「いや~俺なっ、どきゅぴぃは世界一面白いおまじないやと思うから、一生やりや!一生やっててほしいわ~😁」

私はアホなので、あまり言葉の意味とか詳しいことは分かりませんが、おそらく、あっけにとられる とは、あの事やったと思います。

一瞬、時が止まりました。
嬉しすぎて嬉しすぎて嬉しすぎました。
嬉しすぎる瞬間というものは、時が止まるんですね。

あっけにとられながら鳥肌立ちながら泣きそうになりながら嬉しいという意味分からん感情のせいで、おそらく、表情も意味分からんかったと思います。
なんなら、かつてどきゅぴぃはおまじないだと言い張ってきたのは私やのに、ギャグとせずおまじないとして下さった事に、「おまじないて!変な人やなあ~」の感情も少し乗っかってたりもしました。

川口さんが言いました。
「なんちゅう顔や🤣」
とても笑ってました。

「はっ!!!
ありがとうございます😢🤣🥺😁😭😌😵🥳」
私はやっと声が出せました。

心臓の様子は覚えていませんが、心音も一緒に、とてつもなく大はしゃぎしていたと思います。
我にかえったといえば大袈裟ですが、
私は川口さんに飛び付いて大喜びしました。
何度も何度も「ありがとうございます!」「嬉しいです!」と言いました。

私は幸せをわけっこ出来ているのかは分かりません。
なんなら幸せをわけっこしたいなんて思うことは、おこがましいなあと思うこともあります。
ですが、それでも愛情たっぷりで
思ったことは自分なりに自分の言葉で伝えたいです☺️
そのためにもまず、自分のどきゅぴぃをどんどん大きく深く広く、していきたいです!
そんな思いを肯定してもらえたようで、嬉しかったあ😌

たくさんの芸人がいる中をわざわざ掻き分けて、
何年も後輩である私を追いかけて、
どきゅぴぃなどとよく分からないワードを評価してくださる川口さん。
優しいなあ~ほんまに。大きい人やなあ。

川口さん!
どきどき!きゅんきゅん!はっぴぃ!
せーーーの!
どきゅぴぃーーーーーーー\(^^)/

PS
えとちゃん、洗い物ありがとう☺️

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