2024年10月期２Q決算説明会 質疑応答

こんにちは、tripla株式会社（東証グロース：5136）のIR担当です。

今回は、2024年6月26日に開催した『2024年10月期第2四半期の決算説明会（個人投資家向け）』の質疑応答を、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
決算発表の概要については、決算説明資料をご覧ください。

・決算短信：https://x.gd/qhfMY
・決算説明資料：https://x.gd/ZgYmY

また、機関投資家向け決算説明会の内容は、ログミーファイナンスにて記事化しておりますので、併せてご覧いただけたらと思います。

・決算説明会 全文書き起こし記事：https://finance.logmi.jp/articles/379826

Q．多通貨決済の従量課金の仕組みを教えてください。収益が発生しないGMVは存在しますか？

決済に関しては収益の発生しないGMVは存在しません。決済が行われると、仕入れと支払いの差額分が手数料としていただける形になっております。国内の決済と多通貨決済では仕入れの仕方や収益の上げ方が異なりますが、同等の利益率を上げられるようなメカニズムになっています。OTAとしての事業を確立したり、決済の仕組みを変更することで、手数料の高いインバウンドからの集客にも耐えられるような決済基盤を築いています。

Q．多通貨決済の預り金は外貨建で保有されているのでしょうか？その場合は為替リスクを取っていますか？

外貨建ではなく日本円建で保有しているため為替リスクは取っておりません。今後、より仕入れバランスを良くすることが可能になるなどの検討余地があれば、トータルとしての利益向上のため、為替リスクを取る判断も出てくるかもしれません。

Q．営業キャッシュフローのうち「預り金」の占める割合が大きく気になります。「預り金」の額が増えているのはどうしてでしょうか？

預り金は決済金額が伸びると比例して伸びていきます。予約の際に旅行者からお金を預かり、チェックアウト後に宿泊施設にお支払いするため、その間の期間が預り金となります。ですので、全体の予約が増えると、預り金の金額も増える形となります。預り金に関しては口座を完全に分けて管理している状況となります。

Q．売上・利益ともに季節変動はありますか？

季節変動はございます。5月のゴールデンウイークや8月の夏休みなど旅行需要が集中する時期に収益が伸びやすくなっています。そうした日本の事情とインバウンドの影響など複合的な要因で季節性の変動がおきる形となっています。

Q．チャネルマネージャーが予約機能も担っているものと思っていましたが、宿泊施設がトリプラのサービスを利用する必要があるのでしょうか？

チャネルマネージャーと予約システムは全く違うサービスになります。チャネルマネージャーは施設側が部屋数などを設定し管理するためのサービスであり、旅行者が見ることのできない裏側のシステムで、予約を取ることはできません。一方で、tripla Bookのような予約エンジンと言われているものが、旅行者が予約をする際に使用するシステムとなっています。
実際に宿泊施設がどのようなサービスを契約し利用しているかは、以下の図をご覧いただくとわかりやすいかと思います。

基本的には、予約エンジン（Book）、チャネルマネージャー（Link）、プロパティマネジメントサービス（PMS）、ホームページ（Page）のこの4つのサービスを必ず契約しています。

Q．海外・国内ともに導入施設数が伸びていないように見受けられます。特に海外が気になっていますが、現状の認識と今後の方針を教えてください。

導入施設数は国内外ともに計画通り進んでいます。海外に関しては、BookandLink社がインドネシアを中心に施設数を増やしており、台湾でもtripla Botの販売を開始し、販売数を順調に伸ばしています。
また、tripla Bookの契約数の不足に関しては、一棟貸しの施設へ導入する際に機能面の増強が必要となり導入が遅れた影響を受けていますが、既に機能を補う開発は完了しているため、8月以降からリカバリーしていく予定です。全体の収益に対する影響度は、一棟貸し施設のため非常に軽微だと捉えていただければと思いますが、収益への影響の有無に関わらず、お客様にご満足いただけるサービスを提供できるよう日々改善を行っております。

---

以上、質疑応答をお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。今後ともトリプラをよろしくお願いいたします。

■トリプラのIR情報は以下よりご確認ください。
https://tripla.io/ir/news/

■ご留意事項
本記事は、情報提供のみを目的としており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。