『酒場にて #21』
店主が見つめる先には、一人の客がテーブルについていた。
しかし、その客の胸から上の部分は、醜く消し飛んでいる。
そして、あちこちに散らばる、赤黒い何か。
店内の誰もが、それらを見つめていた。
そして、壁に空いた大穴を。
凶弾の軌跡。
絶対なる、死。

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