『酒場にて #11』
「胸から上が吹き飛んだってわけか」
店主は、言いながら3杯目のビールを男のジョッキへと注ぐ。
「こいつはサービスだ。さぁ、先を話しな」
男は、上目遣い気味に店主を見ると、「グラシアス」と呟いた。
「さて、そこから先が大変だ」
男は、再び客達の方へ向き直る。

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