Neil is a punk rocker.

わたしが大好きなミュージシャンはニールヤングだ。
彼の何が好きなんだろう、とニューアルバムについて語っている彼のインタビューを聴きながら考えてみた。
とにかく彼は偏屈で、猪突猛進で、考えたことはどんなにクレイジーでも形にする人だ。それと同時に大きな愛に溢れていて、曲がったことが大嫌いで、嘘なんてつけない人。不器用というか、自分の思ったことを隠すことなんてできない人。
と、色々思うところはあるけれど、じゃあ一体この人はなんなんだ、と思ったら、この人はパンクロッカーなんだな、と。それが私の中にストンと落ちて、納得が行った。そして、大変おこがましいですが、共感し、自分もそういうところあるなと、思った。
自分が本当にやりたいこと以外できない。もうそんな時間もない。やりたくもないことを散々やったからわかることなのかもしれない。やってみようとしても具合が悪くなるんだからしょうがない。心の奥底で感じているのだ。その代わり、やりたいことへの愛情の込め方は半端ない。もうちょっと異常でもある。バランスよく、うまく、なんてできないのだ。そして、それは頭で考えることではなく、感じること。そんな部分を勝手にニールに共感している。
古いものに対する愛。でも新しいものも受け入れる寛容さ。古いだけでもなく、新しいだけでもなく、その狭間を揺れ動きながら、自分を表現している。私はミュージシャンではないし、彼とおんなじことやりたいとか、というのではなく、スピリットにとても共感、というか共鳴するのだ。
自分も自分に逆らわない、一人でもいいからやりたいことはやる、パンクロッカーでありたい。そんなことをニールの音楽を聴きながら思う。とんでもなく優しい曲も、歪みまくったゴリゴリの曲も、やっぱり全て好きで、及ばずながら、こんな風に自分も生きたいなと思う。

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