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宮古島100kmワイドーマラソン(涼音)

名字はどちらでもかぶるので、名前を名乗ってみました。涼音です。

学生時代から出てみたいと思っていたウルトラマラソンにOB勢が出ると聞き、若いうちに1度は走っておこうとエントリー。
完走できませんでしたが、初ウルトラの記録としてブログ書いときます。

【練習】
エントリーを考えだした10月上旬から3ヶ月半で、
10~20km10本(うちトレッドミル2本)
20km4本
30km(1ヶ月半前)
40km(1ヶ月前)
50km(3週間前)

ashちゃんが初ウルトラに臨んだときの練習と、tknの5km4回走るより20km1回走るほうがいいというアドバイスを参考にしながら練習した。ウルトラランナーからしたらかなり少ない練習量かもしれないけど、皆生のダメージで8月、9月はほとんど走れてなかった割りには3ヶ月半でかなり走れるようになったなと実感できるくらいにはなった。

【レース】
最初の10kmは風雨にさらされながらも、足も気分もルンルンで、キロ6分30秒くらいで楽しく走る。伊良部大橋手前でoekがビニール袋くれて、雨を防げるようになる。stk英断ありがとう。

伊良部大橋は台風みたいな天気。無駄に背が高くて、体幹はないので暴風に煽られすぎてぜんっぜん進まない。雨も針みたいに皮膚を刺してきて痛い。
それでも、橋の向こうに待ってるはずのmkちゃんとaoiちゃんに会うために頑張って走る。2人の存在がすごく走るモチベーションになりました。ほんとにありがとう。
橋を渡りきる頃には明るくなってきていたので、2人にミニ懐中電灯を預けてまた走りだす。

曇天でも綺麗な海


27kmのエイドでバナナとオレンジを食べて走り出したあと、急に猛烈な吐き気を催す。でもコース沿いはサトウキビ畑で、吐いてよさそうな草むらが見つからなかったので、薬を飲み、時々止まって落ち着かせながら我慢して走る。この頃は雨足もだいぶ強くて、体も冷えて体調は悪化する一方。ペースも落ちて、気持ちが切れる。せめて楽しもうとコース沿いの写真を撮りながらのんびり観光。


南国らしいハイビスカス
観光スポットっぽいモニュメント


35kmのエイドでアクエリ飲んだらまた猛烈な吐き気がして、コースから少し外れたところで嘔吐。これで気持ち悪さがなくなって走り出せた。その間に抜かれてたoekに追いついて、折り返してきたOBたちとも手を振りあって元気チャージ。

池間大橋も暴風だけど、47kmの炊き出しと着替えに早く着きたくてosrさん、oekと抜きつ抜かれつがんばって走る。
もう2時間くらいエネルギーになるものを食べられてないのでいつエネルギー切れになってもおかしくないけど、なぜか体は動いてくれる。

47kmで預けていた荷物を受け取り、モババでGARMINを充電しながら、濡れた服、靴を全て着替える。防寒のためにお腹にワセリンを塗って、エアーサロンパスも装備して、完璧。
食欲はなかったけど、エネルギー補給のために炊き出しのゆし豆腐を少しいただく。最高に身体に優しくて一瞬で生き返る。

着替えたらみんな赤Tになったのでパシャリ

エイド出てすぐの自販機で緑茶を買って、少し前に出発したはずのoekを追いかける。ここから60kmまでゆし豆腐パワーでめちゃくちゃいいペースで走れる。足を引きずりながら歩いているランナーたちに声かけてエアーサロンパス貸しながら、どんどん前を回収する。たぶんエイドから60kmまで誰にも抜かれてない。それでもoekに追いつかないどころか、姿も見えない。ゆし豆腐エネルギーも切れてきて、心身共にしんどくなってくる。

67km関門にたどり着いたのは制限時間5分前
。次の関門まで90分で13kmかーー、キロ7分切りかーー、無理かもしれない…。気持ちが切れる。

この時点で一旦私の初ウルトラが終わった。

ここからは人生最長ランニングをどこまで伸ばせるかの挑戦。とりあえず70kmまでは歩きながらでもたどり着こう…。第2関門をスタートしたのがおそらく最終走者だったので、前にも後ろにも誰もいない。応援もいない。孤独だった。それでも少しずつ前のランナーを回収して、少しずつ足も動きだした。私設エイドのあったかいレモネードを飲んで生き返ったあと、ついにoekの姿が見えた…!もう第3関門突破は無理なのでoekとおしゃべりしながら時間いっぱいまで距離を伸ばす。

75kmの看板を撮りたくて、oekを置いて走っていたらookrにも追いつく。こんなとこにいたのか!結局看板は見つからなくて、コース観察車に時間になったので回収車に乗ってくださいと言われ、2人と合流して車を待つ。

内臓弱ってるのに回収車とシャトルバスに乗ったせいで、車酔いして2回嘔吐。めちゃくちゃしんどい。ゴール地点に着いてから救護テントに駆け込んで、あったかいOS-1を飲んで生き返る。ありがとう大塚製薬。

kbysのゴールを待ちながら、ゴールする選手を迎えていたら、悔しい気持ちが込み上げてきた。もっと雨対策、寒さ対策、内臓疲労対策しとけばここまで走れたんじゃないのか…悔しい…ゴールしたかった…

帰ってきたkbysは元気だった。
積雪で思うように練習できなかったはずなのに、ほんとにすごい。おめでとう。


書いてることはきつかったときのことばっかりになりましたが、もう一度走りたいと思えるくらいめちゃくちゃ楽しかったです!これを最初で最後のウルトラにはしません!


★次回以降の参考に★
【準備しといてよかったもの】
・ポケット付きランパン
ウルトラランナーみゃこがオススメしてた腰周りがすべてポケットのやつ。リュック背負わなくても色んなものを持って走れるし、取り出しやすいからめちゃ便利。庶民の味方TIGORAがポケット数も大きさもちょうどよくて、値段もお手頃。

・ワセリン
防寒にも擦れ防止にもなる優れもの。

・着替え、替えのシューズ
汗や雨で濡れたのがリセットされて、気分もリフレッシュ。

・お金
キャッシュレスじゃない自販機でも買える。

・エアーサロンパス
自分だけじゃなく、足が痛そうなランナー達を救える。

・小さなゴミ袋
補給食のゴミ入れにも、嘔吐袋にもなる。

【準備しておいたほうがよかったもの】
・緑茶
途中で水もアクエリも体が受け付けなくなったときにコース沿いの自販機で買ってたけど、自販機中々見つからないので元から買っとくべきだった。

・ビニール袋カッパ
最初の10kmちょっと風雨にさらされて体が冷えて体調悪くなったので、ちゃんと持ってきとくべきだった。

・関門とエイド地点を書いた紙
ashちゃんと壱岐で走ったというスーさんが手首に巻いてたのが良さげだった。


次はもっとちゃんと色々準備してリベンジします!




サロマ湖…?

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