八獄ネメシスとは
はじめに
初めましての人はこんにちは。あまりノートは書かない人であるが、主題の件をなんとなくまとめたくなったので執筆することにした。このノートの読者の対象は、最近シャドウバースを初めて八獄ネメシスの概要を知りたい方、八獄ネメシスに勝ちたい方を想定している。
１．八獄ネメシスとは
八獄疑似ハイランダー
カットスロースの進化効果を軸にした八獄疑似ハイランダーデッキである。疑似とつく理由は純ハイランダーと異なり、八獄と呼ばれるカードは複数枚デッキに入れることができるからである。八獄とそれ以外のカードのバランスを考えなければならないことがこのデッキの難しさであり、面白さである。
エンハンスを悪用
カットスロースの進化効果は、カットスロースに進化を切った瞬間が疑似ハイランダーデッキであるとき、どんなカードもエンハンスでプレイしたときは2コスで使用できるようになるまでPPを回復できるというリーダー効果をもつものである。要するにすべてのカードを2コスでプレイできるということでしょって思う方もいるかもしれないが、PP回復できるという点が重要なのでここでは強調しておきたい。
２．デッキ構築
さて、いよいよデッキ構築の話に入ろう。八獄ネメシスのポイントは以下2点である。
①カットスロースに進化を切ることでリーダー効果を付与
②PP回復できる
以上2点を踏まえて、説明していく。
構築のポイント
１．カットスロースをプレイする
①にあるようにカットスロースに進化を切らなければデッキとして機能しない。つまり、カットスロースを必ず引かなければならないという条件がある。カットスロースにアクセスできるカードは以下である。
〇カットスロースにアクセスできるかもしれないカード
(1)溶鉄の腹心：ファンファーレでデッキが八獄疑似ハイランダーであるならば1コスのフォロワーを1枚デッキから手札に入れる。
(2)アズヴォルト：ファンファーレで八獄カードを1枚デッキから手札に入れる。
◆説明
(1)デッキ内の1コスフォロワーをカットスロースのみにすることで、カットスロースを確定サーチすることができる。
(2)カットスロースが八獄カードの1枚であるため運が良ければ引ける可能性がある。
(1)と(2)を踏まえるとアズヴォルトから引きたいカードは、カットスロースか溶鉄の腹心の2種であるという結論になる。言い換えれば、八獄カードを入れすぎると望みのカードが引けない可能性も高くなるということである。
２．カットスロース進化の恩恵が得られる最強のカードはバハムート
カットスロースに進化を切った後は、②にあるように強いエンハンスと書いてあるカードをプレイすることでデッキの良さを生かしていきたい。しかし、PP回復をすることで一番恩恵が得られるカードはエンハンスではなくバハムートである。バハムート出してもウーラノスカウンターが怖いって思う方は大正解である。したがってウーラノスから身を守るカードが必要である。
３．エンハンスで最強のカードはジュディス
ジュディスは6、7コスのエンハンスでプレイすることでリーダーへのダメージを無効化してくれるカードである。ジュディスのエンハンス能力は以下。
エンハンス3：ランダムな相手フォロワーを1体破壊する。
エンハンス4：カードを１枚引く。
エンハンス5：リーダーを2回復する。
エンハンス6：リーダーに1回ダメージ無効バリアを張る。
エンハンス7：疾走を持ち進化する。
実は全部強いのがわかるだろう。さらにジュディスはなんとタイプ全てであるため、八獄フォロワー兼宴楽フォロワー兼AFフォロワーであると考えてよい。バハムートを出して勝つならばこのカードも必ず引いておかなければならない。または使用しても回収できるカードが必要である。
４．ジュディスを回収、再使用できるカード
3で説明したように、ジュディスは八獄フォロワー兼宴楽フォロワー兼AFフォロワーである。したがってあらゆるタイプのサーチカードを使用できる。この中には弱くない…？って思われるカードも含んでいるため参考程度で構わない。
(1)八獄カードサーチ
・アズヴォルト
(2)宴楽カードサーチ
・楽園への来訪、照明の案内人
(3)AFカードサーチ
・セレスティアルアーティファクト(アクセラレート)
(4)回収カード
・奏絶の崇拝者
５．エンハンスと書いてある強いカード
ここでようやく今まで挙げたカード以外のエンハンスと書いてあるカードのことを考える。以下が候補である。
・ドールズトレーニング、機能の集約、黒錆の下っ端（八獄）、
ジェットパックガンナー 、精錬の用心棒（八獄）、サンドボーダー、
遺物の発掘
意外と少ない？というのが印象深い。
６．エンハンス以外の強いカード（カードの特徴等を記載して更新予定）
ここからは好みだが、個人的に強いと思っているカードを紹介する。
・職人の一念、不吉の人形師、機構の打ち手、解放の少女・ローザ、勇気の少年・カシム、アーク、干絶の飢餓・ギルネリーゼ、グランスエンジェル、メタトロン、大いなる意思、エンジェルブレイク、反転する翼、無情の侵食、バイブカハ、ウーラノス、天使の恩寵、串刺しの罠、ワンダードリーム・アリス、ゴブリンの奇襲、箱庭の追憶・オリシル、永久の盾・シオン、終焉の地
優先度を1～6を順に考慮すれば、大体は以下になるはず。
このデッキ構築に正解はないため、残りはぜひ自分で作成してみてほしい。デッキ構築もほかの環境デッキにはない楽しさの一つである。
参考
お前の構築見せろと言われるのがオチなので、今の段階の自分の構築を載せておく。意見等は歓迎するが自分に合った構築を使うのが一番なのであくまでも参考としてとらえてほしい。
３．八獄ネメシスを使ってみよう
マリガン
①先後共通
カットスロース、溶鉄の腹心
②先攻
①のカードが引けてるなら、「アズヴォルト、カシム、侵食」らへんを持ってもいいかもしれない。
③後攻
メタトロン（①がなくても持っていい）
あとは対面による。Tier１の狂乱Vだったらフラウロスを処理または邪魔をするカードを持つし、財宝Rだったらカシムとアズヴォルトをセットで持ったりとか。①がなくても持ってもいいのはメタトロンだけというのはお忘れなく。
わからないなら①だけ考えてればよい。
プレイ方針
意識することは以下3つ。
①カットスロースに進化を切る
②PPを最大効率で使用する
③相手が持っている最大の打点を計算する。
①カットスロースに進化を切る
ただカットスロースを出して進化してやるぜという意味ではなく、カットスロースに進化を切りやすいように盤面を整えるという意味。先攻では、溶鉄の腹心→カットスロースの動きで安全に進化が切れることが多い。逆に八獄ネメシスを倒したい側からすれば、溶鉄の腹心で処理ができない強固な盤面を形成することが重要。
②PPを最大効率で使用する
八獄ネメシスは9ターン目まで耐えて勝つデッキだと思われがちだが、実際はバハムートを最速で出して勝つデッキである。そのためエンハンス効率がよいジュディスの抱えすぎはあまりよくなかったりする。先攻で勝てない場合はバハムートを最速で出すプレイができているかを見直すと勝率が上がる。
③相手が持っている最大の打点を計算する。
対狂乱ヴァンパイア、財宝ロイヤル、ミラーで必要になる考え方。要するにジュディス、シオン、神器鳴動をいつ切れば死なないのかを考えろということである。例えば次9カットスロース飛んでくるからジュディスよりギルティシールドとシオンの方が安全だなといった感じ。やみくもにジュディスを切っても勝てないゲームも存在するので注意。
終わりに
長文になってしまったので、ここまで読んでいる人は少ないと思う。読んでくれた人はありがとう。好き嫌いが大きく分かれるデッキタイプではあるが、恐らく今期のみの限定デッキだと思うので触ったことがない人は触ってみることをおススメする。
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