Zettelkastenを導入した
Zettelkestenとは
Zettelkasten(ツェッテルカステン?)はドイツ語で、Goolge翻訳ではZettelが「注記」、Kastenが「木箱」と翻訳されます。
ドイツ語のZettelkastenのWikipediaページを日本語訳すると「キーワード設定と相互参照を通じて作成される、コンテンツの非常に個別のネットワーク化が可能であること」が特徴とされています。
Zettelは紙とかメモ、ノートという意味もあるようで、アイデアやインプットにインデックスをつけて整理し、アウトプットまでZettelkastenの仕組みの中で管理できるため、Zettelkastenは「メモ術」に分類できるでしょう。
Zettelkastenの要件としては
アイデアなどを書き留めた個別のノートを収納できること
個別のノートにキーワードを設定し相互参照のネットワークが構築できること
と言えそうです。
「第二の脳」と表現する方もいます。そういえば、Evernoteも第二の脳と言われていたような・・・
Evernoteとの違い
Evernoteは2009年から利用していますが、ノートをノートブックと呼ばれるツリー構造でカテゴライズすることと、ノートにタグをつけることでカテゴリを横断してノートを整理することは可能です。ノート間でリンクを張ることも可能なのですが、Evernoteにはデータベース機能が無いため全体のリンクの関係性を可視化するのは難しそうです。
最近になってNotionの本格運用を始めたのですが、NotionでZettelkastenを運用されているTsuburayaさんのYouTube動画を拝見して「これは良いものだ!」と感じて自分でもやってみることにしました。
タスクシュートとの関係性
タスクシューターである以上、私の本線はあくまで「たすくま」です。 これまでは支線として、以下のツールを使っていました。
Evernote:アイデアや気になることの一次保存場所、整理済みノートの保管、たすくまログの保管
Dynalist(アウトラインツール):たすくまにタスクとして登録する前のやること・やりたいことリストの管理、ブログ記事・パワポ資料の推敲
Googleカレンダー:日時の決まった予定の管理
Pocket:Webクリップの保管
これまでの課題
改めて支線のツールを眺めてみると、インプットは簡単にできるようになっているものの、インプットからアウトプットの流れを管理することができず、時間と気力があるときに私の気まぐれに火がつけばブログ記事を更新する・・・そんな感じです。 書きたいテーマを思いついてからDynalistで章立てを作り、改めて参考資料を調べて書いた内容の裏付けを取って、文章を推敲して投稿する。少なく見積もっても5~6時間を要するブログ記事の更新ですが、書き始めると集中して書きたくなり、他のことをやりたくなくなるのも問題で、習慣化を妨げる要因になっていました。
Zettelkasten導入にあたって工夫した点
現時点はZettelkastenを導入したばかりなので、Tsuburayaさんが配布しているテンプレートをほぼそのまま利用していますが、いくつかカスタマイズを加えました。
動画内で紹介されているSave to NotionやBookNotionも設定済み。
プロジェクト・ノートDBを追加した
Tsuburayaさんが配布されているテンプレートには、タスクシュートから棚上げしたりタスクシュートに棚下ろしするためのプロジェクト・ノートが含まれていなかったので自作しました。
とりあえずプロパティは以下のようにしました。
プロジェクト名
次のタスク:タスクから次に実行するタスクをピックアップ
タスク:思いついたタスクをリストアップ(完了したものには✅マークをつける)
概要
タグ:タグのDBにリンク
作成日時:自動入力
最終更新日時:自動入力
使ってみて必要があれば改善していくつもりです。 LiteratureノートやPermanentノートへのリンクはすぐに追加するかも。
テンプレートのDBにプロパティを追加した
テンプレートのLiteratureノートとPermanentノートは最低限のプロパティが実装されているシンプルな構成なので、あったら便利そうな作成日時や最終更新日時などのプロパティを追加しました。
今後の期待
少なくともDynalist、Pocketで管理していたことについては、すべてZettelkastenに集約できると考えていますし、Evernoteについても大部分をZettelkastenまたはNotion内に移行できそうです。
Zettelkastenを擁するNotionは、メインの支線???としてタスクシュートを強力にサポートする存在になると期待しています。
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