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母は遅ればせながら気づきましたよ


先日小1次女の個人懇談があって、担任の先生から次の言葉を言われた。


「お勉強も発表もお絵描きもお話もめっちゃ頑張ってます!○○もできて○○もできて、自信がついてきてると思います。このまま頑張ってほしいなって思ってて、、、、ただ生活面で一点だけ。彼女、ちょっと最近不安そうなんです。入った当時はきびきびとしていただけになおさら気になって・・」


なんと

不安とな・・


友達関係かな?って思ったけど、そうでもないらしく

朝がとくに不安そうに感じると仰るので

忘れ物かな?ときいてみると、確かに最近持ち物の忘れ物も目立つようになってきたとのこと


なるほど、ちょっと彼女に任せきりになっていたところがあるので

できていないところは彼女と相談してサポートに入りたいと思いますと伝えた。


その後で習い事として娘が通っているシュタイナーの先生に相談したところ


「わかります。 寂しさからきてる面もありますね。

彼女は注目してもらうと喜ぶ、一対一の関係を求める傾向にありますから。

だから今が正念場と思って、

彼女との時間を優先してとるということを心がけてほしいです。」


そしてもう一つ


「全部自分でやる、決めるというのは小さい子にはやはり不安なんです。

ちいさい子にはまだ複雑な思考は無理なので、ある程度枠組みを大人が作ってあげる。

今はこの時間だよ。

今日はこれはしないよ。

その中でのびのびと集中できるという安心感。

全部自分で決めてやるんだ!って子はどこかふわふわしてて不安なんです。」


「翌日の準備にしても

漏れがでてきているみたいだからどうしたらいいと思う?

と彼女に考えさせて決めさせるのではなくて、

少しできていないようだから、ちょっとできるようになるまでお母さんも一緒にやるね。

とか、

砂時計を使って、どれくらいで準備できるかな?って遊びにしちゃったりとか。

確認もやり方が間違ってたりするのかもしれないから

もう一度一緒にやってみる。

どうしたらいいかな?じゃなくてこうしてみようって主導権はこちらでもって決めていく。

そしてできるようになってきたら、少しずつまた手をひいていく。」


とのことだった。


なんとーーーー。

わたしはアドラー心理学の考えをベースに子育てをやってきたんだけど、

自分のことは自分でやる。

ケアをしすぎないことが重要だという

アドラーのこどもの自立との考え方とは結構違う・・・・。


だって小学1年生の時点で全部自分のことはできて、しかも家族のごはんとかも段取りできちゃう力があるんですってアドラーの先生はおっしゃっていた。

でも

それはその子個人、なのかもしれないし

できていたといっても、その子はとっても寂しかったのかもしれないよね。


あと

さらに「切り替え」についても一言いただいた。


「最初は自分でできないから、今から○○だよといって決めてあげる。

そうしてその心の状態になれていって、

自分でも切り替えができるようになってくる。

最初は自分でやるのは難しいんです。

だから大人が助けてあげるんです。」



あー

なんか私が癒されたな。

私も子どものころこうやって声かけてもらいたかったな。

こうゆう言葉をもとめていたんだな。

ちいさな私がそうやって声かけてもらったみたいで

ふわっと身体も心もゆるんでいくのがわかった。


にしても

介入してあげるってはじめて聞いたときには私にとってはめちゃ新鮮で。

集中しているのをあえて邪魔したくないと思ってたからそれを全くやってこなかった長女は今、

ほんっとに切り替えが苦手なわけで・・・


なんだか妙に腑に落ちゃったのよね。

と同時に

自分のしてきたことはなんだったのかと少し自己嫌悪に陥りそうにも


でも


ここは冷静に

できていること・できていないこと

いいなと思っていること・改善していく必要があること


そのあたりをちゃんとわけて考えていこう。


いいところや、できているところは十分に認めてあげること

そのうえで今現在できていないこと・今後改善していく必要があることに関してのみ

手を差し伸べていけばいいんだなと思った。


一概にこうあるべき!

ではなくて

その子の状態をよく観察することが必要なんだな。


中二の長女にはちょっと申し訳ないことをしたかもしれない。

これからでも遅くない。

たくさん甘えさせて必要であれば一緒に決める練習をして、自分の決断に自信をもてるようになってもういいからって彼女が離れていくまで

もう少しだけ伴走させてもらおうかなって

思った母でした。


家族のことも

色んなことも

こうして複雑に絡んでいた紐が

少しずつほどけていくようで


おもしろいな


                 2021/7/16 


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