2021年1月期ドラマ感想第二弾


1月期ドラマ特集の第二弾です。
第一弾では数値で各ドラマを評価しましたが、数値化するのが難しいことから今回は数字で評価することはしません。
極力ネタバレは最小限になるよう心がけてはいますが、それでもまったくストーリーの内容に触れないわけにはいかないので、ネタバレが嫌な方はドラマ視聴後に読まれることをオススメします。
それでは始めます。


俺の家の話

<放送>
TBS 毎週金曜夜10時
(MRT宮崎放送 上記と同時間帯)
<キャスト>
長瀬智也、戸田恵梨香、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、長州力、荒川良々、三宅弘城、平石紙、秋山竜次、桐谷健太、西田敏行
<ストーリー>
長瀬智也×宮藤官九郎
TBS連ドラ11年ぶりのタッグ!!
令和初タッグで描くのは"濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ"


<感想>
主演は長瀬智也。宮藤官九郎(クドカン)が脚本の王道ホームドラマです。
父が倒れたことをきっかけにプロレスラーを引退した寿一(長瀬智也)が父(西田敏行)の介護を始める。
介護や相続問題のような重いテーマをポップな笑いにできるのは、クドカンだからこそ。クドカンが作り出す絶妙なエンターテイメントを1週間の終わりである金曜夜に見られる幸せ…
介護にまつわるさまざまな問題を可視化させつつ、時折挟まるコメディで楽しく見られるドラマを作る、これぞ天才の仕事だと思う。



どんな素晴らしい脚本であっても、キャストの演技が嘘っぽかったりすると、ドラマ自体が面白くなくなってしまいますが、このドラマはキャストも素晴らしい。プロレスラーの身体を作った長瀬智也、看護師の戸田恵梨香、介護を受けることになる西田敏行。素晴らしい脚本に素晴らしいキャストが揃えば、素晴らしい作品になることは約束されているも同然。
会話のテンポも良いから、あっという間の1時間でした。

戸田恵梨香が好きだからという理由で何となく見始めたドラマですが、良いドラマに出会えたなと思います。


にじいろカルテ

<放送>
テレビ朝日 毎週木曜夜9時
(UMKテレビ宮崎 毎週月曜日 夜10時)
<キャスト>
高畑充希、北村匠海、井浦新、水野美紀、
光石研、安達祐実、眞島秀和、泉谷しげる、
西田尚美、半海一晃、モト冬樹
<ストーリー>
秘密を抱えた"ポンコツ女ドクター"は山奥の怪しい"ぽつんと診療所"へ。

<感想>
高畑充希主演の医療ドラマ。初回の視聴率は12.1%と好発進。
医療ドラマは数え切れないほどあって、私は緊張感のある医療ドラマが好みです。このドラマは、それとは対照的にホッコリする医療ドラマ。地域医療は都市部のそれと違い、助かる命が助からないなんてこともあるのかもしれない。そういう厳しい医療体制のなかで、そこに住む温かい人たちが協力して助け合いながら命を助ける様子が見られた第1話。
しかし、今後の展開としては登場人物一人ひとりのストーリーが描かれていき、ほのぼのだけでは終わらない予感も。


とにかくキャストが豪華です。それぞれ個性を持っているが、登場人物みんな優しい。それぞれのキャラクターを豪華キャストが演じており、それだけでもお腹いっぱいになりそうです。

高畑充希の演技はさすがの一言。このドラマの主演はこの人以外では成り立たないのではないかと思うほどに、適役だと思います。自らの人生に向き合いながら村人から愛される医者として成長していく様子を見守りたいと思います。
あと、安達祐実って歳を重ねてもほんとに変わらないですね…安達祐実出演のドラマはこれまでも色々と観てきましたが、今回の役は今まで観られなかった安達祐実が見られそうな気がします。



君と世界が終わる日に

<放送>
日本テレビ 毎週日曜夜10時30分
(UMKテレビ宮崎 上記と同時間帯)
<キャスト>
竹内涼真、中条あやみ、笠松将、飯豊まりえ、マキタスポーツ、キム・ジェヒョン、
大谷亮平、笹野高史、神保悟志、滝藤賢一
<ストーリー>
"噛まれたら終わりの"のゾンビサバイバル!!

<感想>
竹内涼真主演のゾンビ作品。
第1話の視聴率は8.4%
ゾンビに噛まれたらゾンビになってしまうという謎の感染症が流行している世界が舞台。この暗いご時世にこういう作品を見たいかどうかは人それぞれだと思いますが、個人的にはこういう作品好きなのでありがたいです。
ゾンビ作品は制作費が高いという話を聞くので、連ドラでゾンビ作品にチャレンジしていること自体が素晴らしいなと。地上波で流せるギリギリのラインを求めているので、海外のゾンビ作品と比べて物足りないと思う視聴者もいるかも。

注意点は、Season2がHuluオリジナルであるところ。地上波である程度完結されればいいけれど、Season1の終わりが中途半端すぎると逆に冷めてSeason2を観なくなる視聴者が増える可能性も。日テレとHuluがタッグを組むことで、ゾンビ作品制作というチャレンジができたと考えれば仕方ない気もするが、果たして地上波のみの視聴者を満足できる形のドラマになるのか。そこが一つの注目点と思います。
ちなみに、私はSeason2も観るつもりです。



モコミ 

<放送>
テレビ朝日 毎週土曜夜11時
(宮崎県内は放送なし)
TverやGYAO!で見逃し配信あり。
<キャスト>
小芝風花、富田靖子、橋爪功、田辺誠一、
工藤阿須加、加藤清史郎、水沢エレナ、
内藤理沙
<ストーリー>
主人公の成長と、彼女を見守る家族の絆と再生を描く珠玉の物語




<感想>
小芝風花主演の30分ドラマ。
30分のドラマゆえに1話を観ただけでは、どういうドラマか少し掴みづらかったというのが正直な感想です。言い換えると、物語がどういう展開になるのかわからず、次回が楽しみになったということでもあります。

モノの気持ちがわかるという特殊な才能を持つモコミ(小芝風花)が、自分らしく生きられるように見守りたいなと思わされるドラマです。

繊細な人が生きづらい今の世の中に対するメッセージのようなものが含まれているのかなと感じました。



小芝風花ちゃん演技はさすがのひとことで、第1話から泣きのシーンがありましたが、こういう繊細な演技は彼女だからできると思いました。
繊細な女の子の役の演技って難しいと思うのですが、小芝風花ちゃんはとにかく抑えた演技が上手い。女優としてもっと評価されても良いのではないかと思わされるドラマになっています。

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