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皆を破壊する悪夢

※一部過激な表現が含まれます。
※この話はお餅さんの「皆を守る光!ブレーザー!」の最終回後の話です。まだ読んでいない方は先にそちらをお読みください。
読んでない方はこちらから

※この話は前後編となっておりこちらは前編です。後編はお餅さんが書きました
後編

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〇〇:夏鈴さん!

夏鈴:もっと…〇〇さんと……一緒に…居た…かった……

夏鈴は〇〇の腕の中で息絶えた。

〇〇:夏鈴さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!


〇〇:ハッ!なんだ、夢か。それにしても酷い夢だった。

夏鈴:うぅん…どうしましたか?

〇〇:起こしちゃいましたか。なんでもないです。

夏鈴:そうですか。なら良かったです

ヴァラロンとの戦いから1年後、僕と夏鈴さんは同棲を始めていた。

そしてあれから怪獣も出なくなり平穏な日々を過ごしていた。

〇〇:夏鈴さん、準備は出来ましたか?

夏鈴:はい。お待たせしました、行きましょう。

僕らは2人で事務所に向かった。

リハーサル室の前に付くと、夏鈴さんが僕の手を握ってきた。

〇〇:何ですか?

夏鈴:…他の子に目移りしないでくださいね…?

〇〇:大丈夫です。僕は夏鈴さん一筋ですから。

そしてドアを開け部屋に入っていった。

〇〇:おはようございます!

ひかる:おはようござい…あぁ!また朝からイチャイチャしてる!

天:ずるーい!私と代わって!

夏鈴:だ、ダメ!〇〇さんは私の!////

ひかる:自分で言って照れてるしw

夏鈴:恥ずかしい////


しかしこんな平和な日常は徐々に崩壊し始めていった…

〇〇:え?3期生全員が同時に体調不良??

松田:昨日まではみんな元気にしてたのに…

××:一応病院に行ってもらって検査はして貰ったけど、特に何も陽性反応は出なかったそうです。

〇〇:じゃあ今度のライブは3期生は参加せずにやるしかないですね…


その会話をこっそりと聞く人物が1人…

??:動き出したか…楽しみにしてろ、ブレーザー😏


翌日 ライブ当日

〇〇:今度は3期生全員と連絡がつかない!?

××:今朝連絡したら誰とも繋がらなくて

〇〇:でも、ライブはやるしかないですよね。

××:〇〇君は引き続きメンバーのサポートを頼む。こっちはメンバーと連絡を取り続けてみる。

〇〇:分かりました。


ライブのリハーサル後

夏鈴:キャーーーーー!!!!!

〇〇:夏鈴さん!?どうしましたか!?

夏鈴:こ、これ…

〇〇達の目の前には干からびたような状態で倒れている1期生のメンバーが。

〇〇はそれぞれの脈を取るが全員死んでいた。

〇〇:何で…

××:〇〇君大変だ!

〇〇: ××さん!

××:3期生が全員同時に亡くなった。

〇〇:そんな…

〇〇は膝から崩れ落ちた。

その後〇〇が1人になっていると

??:気分はどうだい?ブレーザー

〇〇:その声は!

陰陽:久しぶりだね

〇〇:貴様!一体何の用だ!

陰陽:いや?w特に何も。

〇〇:…まさか、1期生さんや3期生を殺したのはお前なのか!

陰陽:さぁ、どうだろうねwただ1つ言うとすると、私は"直接"は手を下していない。

陰陽はそう言うと姿を消した

〇〇:おい!待て!!…じゃあ何なんだこの事件は……

すると〇〇の元にひかるから電話がかかってきた

〇〇:どうしましたか?

ひかる:今すぐ客席の方まで来てください!大変です!

〇〇:分かりました。すぐ行きます。

〇〇が客席に向かい目にした光景は…

〇〇:おい、なんだよこれ……

〇〇が目にしたのは観客全員がうなされ倒れ込んでいる状況だった

更にそこにメンバーの悲鳴が聞こえてきた。

悲鳴のした方に向かうと、目が赤く光り腕が怪獣のものになっている夏鈴がメンバーを襲っていた

〇〇:夏鈴さん!何してるんですか!!

〇〇が夏鈴に訴えかけるが、夏鈴の目に生気は無かった。

夏鈴は〇〇を吹き飛ばし鎌のように変化した怪獣の腕で××や今野などの関係者を手にかけていった。

天、ひかる:夏鈴ちゃん!!

メンバーが夏鈴に呼び掛けるも全く反応を示さず遂にはメンバーも手にかけていった

夏鈴の手により攻撃されたメンバーは悪夢を見させられうなされて遂には死んでいった。

死ぬとエネルギーなどが夏鈴の体に入っていき死体は干からびた様な状態になった。

そして観客全員のエネルギーも吸い取った夏鈴は遂に完全な怪獣(ナイトファング)の姿となり巨大化した

〇〇:夏鈴さんが怪獣に…

〇〇はメンバーやスタッフの死体と血にまみれた床や壁を見ながらその場に立ち尽くす事しか出来なかった。

その間もナイトファングは街を破壊し続けていた。

〇〇は目に入ったメンバーの死体を見て先程の陰陽の言葉が頭によぎった

(陰陽: さぁ、どうだろうねwただ1つ言うとすると、私は"直接"は手を下していない。)

〇〇:まさか…おい!陰陽!!どこにいる!!

陰陽:ブレーザー、結論に辿り着いたか。

〇〇:夏鈴さんに何をした

陰陽:私はただ、ナイトファングの力を彼女の体内に埋め込んだだけさ。力が覚醒したのには私は関わっていない。力が勝手に発動し始めただけだ。それから人々に悪夢を見させ力を取り込んでいき完全体になった。

〇〇:…いつ仕組んだ!

陰陽:以前彼女を拐った時に少しばかり…😏

〇〇:貴様ァ!!

〇〇は陰陽の胸ぐらを掴み壁に叩きつけた

陰陽:君はこんなとこで私に構っている暇があるのかい?今でも彼女、あぁナイトファングと言った方がいいか。ナイトファングは街を破壊しているぞ?

〇〇:クッ…この話はあとだ!覚えておけよ!

〇〇はそう言い残し外に走っていった。

陰陽:もう助かる術は無いというのに…フッフッフ


〇〇:夏鈴さん、必ず僕が助けます!

すると○○の腕にブレーザーブレスが出現した。

○○:行くぞ!ブレーザー!ウルトラマン…ブレーザー!!

〇〇はウルトラマンブレーザーに変身した

ブレーザー:ウルルルルルァァァァァイ!!!!

ブレーザーは街を破壊するナイトファングに飛び掛り後ろから押さえ込んだ。

しかしすぐに振りほどかれてしまい、ナイトファングは標的をブレーザーに変えて襲いかかってきた。

ナイトファングの腕の攻撃を両手で受け止めた。

〇〇:夏鈴さん!目を覚まして!!

夏鈴:…〇〇さん…?

するとナイトファングの中にいる夏鈴が意識を取り戻した。

陰陽:はぁ、意識が戻ったか…仕方ない。

陰陽はトレギアアイを取り出し、ウルトラマントレギアに変身した。

ブレーザー:ルロォォォォイ!
(〇〇:トレギア!!)

ブレーザーはトレギア目掛けて走り出し、飛び上がり膝蹴りをかました。

トレギアはその攻撃を軽くいなし、回り込みハイキックをいれブレーザーを地面に叩き落とした。

そしてブレーザーは立ち上がりチルソナイトソードを取り出した。

ブレーザー:ウルァァイ!!!

ブレーザーはチルソナイトソードでトレギアに斬りかかったが全て避けられ、腹に膝蹴りを何発もくらい投げ飛ばされた。

トレギア:お前はそこで何をしてるんだ。

トレギアはナイトファングの首をつかみ無理やり立たせ腹を1発殴った。

ブレーザー:ルロロォォォォイ!!!!
(〇〇:夏鈴さーーーーーん!!)

その後もトレギアはナイトファングの顔面を何度も殴ったり、腹を蹴り飛ばしたり、回し蹴りで吹き飛ばしたりした。

ブレーザー:ウルルルルルルァァァァァァァァァァァァァァイ!!!!!!!!

ブレーザーは立ち上がりトレギアに殴りかかった。

そしてブレーザーはトレギアに右ストレートを入れた。

トレギア:なかなかいい攻撃だ。いいね センスあるぞ。

しかしブレーザーはトレギアにそのまま腕を掴まれ体を引き寄せられて腹に膝蹴りを入れられてしまう。

ブレーザーは倒れ込んでしまいカラータイマーが赤く点滅し始めた。

トレギア:さぁ終わりにしようか。トレラアルティガイザー!

トレギアはブレーザー目掛けてトレラアルティガイザーを放った。

そこにナイトファングが間に入り、ブレーザーを守った。

そしてナイトファングはブレーザーの元に倒れた。

〇〇:夏鈴さん!

夏鈴:もっと…〇〇さんと……一緒に…居た…かった……

夏鈴は〇〇の腕の中で息絶えた。

〇〇:夏鈴さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!

陰陽:ほう、ブレーザーを守ったか…

ブレーザー:ウルルルルルルルルルルァァァァァァァァァイ!!!!!!!!!

ブレーザー:ルロロロロロロロロロロロイ!!!!!

〇〇:夏鈴さんを怪獣にして夏鈴さんを殺したお前は絶対に許さない!

ブレーザーは立ち上がりトレギアを睨みつけた

〇〇:ファードラン、力を貸せ…

ブレーザーはファードランアーマーの姿となりトレギアに挑んだ。

しかし攻撃を全て見切られ、一撃も与えられない。

遂にはチルソファードランサーを奪われ投げ捨てられてしまった。

トレギア:あの時から何も変わっていないな…

トレギアはギアギダージを放ちブレーザーを圧倒した

トレギア:もう終わりかい?つまらないな…

ブレーザー:ウルァァァァイ!!!
(〇〇:貴様ァ!!)

トレギア:威勢がいいのもそこまでさ。

そしてトレギアはブレーザーに向かってイスキュロス・ダイナミスを放ち怒りの本能を活性化させた。

イスキュロス・ダイナミスを受けたブレーザーは目が赤くなりファードランの赤い炎が黒く染まった。

ウルトラマンブレーザーダーク(イメージ図)
ウルトラマンブレーザーダーク ファードランアーマー(イメージ図)


トレギアはブレーザーをトレラ・スラーで作った異次元ゲートの中に放り投げた

トレギア:さぁブレーザーよ、自分の力で苦しむがいい…

櫻坂のライブ会場の客席は何万もの死体で埋め尽くされ、バックヤードはメンバーやスタッフの血でドス黒く染まっていた…

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