全て仕組まれていた僕達の運命
俺の名前は賀喜〇〇。ただの平凡な20歳の大学生。
俺には賀喜遥香という双子の姉がいた。しかし4年前に行方不明となった。
そして遥香が居なくなったくらいの時期からこの街に怪獣が出現するようになった。最近はあまり見ないが、結構な数現れた。
さらに数日前から俺には謎の声が聞こえるようになった。
「力を、力を手にしろ」
俺には言っている意味が全く理解が出来なかった。
力?力ってどこでどうやって手にすればいいんだよ?そして何故俺が?
さくら:なにボーッとしてるの?お兄ちゃん。
こいつは妹のさくら。高校三年生の18歳だ。
〇〇:ごめん、ちょっと遥香が居なくなった時の事考えてて。
さくら:遥姉…帰ってきてくれるよね?
〇〇:うん、大丈夫だよ。
💥💥ドカーン💥💥
〇〇:何だ!?また怪獣か。さくら、逃げるぞ!
街では暴走したルーゴサイトが暴れており、ビルなどの建物を破壊し続けていた。
ルーゴサイトは手や足だけでなく、ビームで遠方の建物も破壊していた。
そのビームは逃げている〇〇とさくらの近くの建物に命中し崩れ落ちてきた。
〇〇:危ない!
〇〇はさくらを庇い瓦礫の下敷きになってしまった。
〇〇:さくら、、逃げろ
「今だ、今こそ力を手にする時だ」
すると、謎の光が〇〇を包んだ。
そしてその光は空へ飛んでいった。
さくら:お兄ちゃーん!
その光の中では
〇〇:ん?ここはどこだ?
??:久しぶりだね
〇〇:遥香か?
遥香:うん。久しぶり
〇〇:今までどこで何してたんだよ。
遥香:実は、ウルトラマンとして色んなところで怪獣と戦ってたんだよね。
〇〇:そうだったのか…
遥香:それでお願いがあるの。〇〇も一緒にウルトラマンとなって戦ってくれない?
〇〇:俺が?でも、遥香はこれを1人でやってきたんだよな。俺が助けになれるなら。
遥香:ありがとう。これが変身アイテム。そのクリスタルをジャイロの中に入れて両サイドを引っ張って。
〇〇:わかった。いこう!
遥香:うん!
〇〇、遥香:俺(私)色に染め上げろルーブ!
〇〇:セレクト!クリスタル!
『ウルトラマンタロウ!』
〇〇:纏うは火!紅蓮の炎!
『ウルトラマンロッソ!フレイム!』
遥香:セレクト!クリスタル!
『ウルトラマンギンガ!』
遥香:纏うは水!紺碧の海!
『ウルトラマンブル!アクア!』
〇〇と遥香はウルトラマンロッソ、ウルトラマンブルへと変身した。
〇〇:これが言っていた力か。
ロッソとブルはルーゴサイト目掛けて走り出した。
同時にパンチやキックをするが、ルーゴサイトには効いていない。
〇〇:おい、こいつ強すぎねぇか?
遥香:これまで戦ってきた中で1番強いかも。ここは一気に決めよう!
〇〇:わかった!
〇〇:フレイムスフィアシュート!
遥香:アクアストリューム!
ロッソとブルはそれぞれ必殺光線を放った。
しかし、その光線もルーゴサイトに弾かれてしまう。
〇〇:おい、全く攻撃が通じないじゃねぇか。
遥香:1度も使ったことないけど、やってみるしかないか。
〇〇:何それ
遥香:私達2人の意思が合致していればなれるという最強の姿らしい。
〇〇:やってみるしかないな。
遥香:じゃあこれを使って。
遥香は〇〇にウルトラマンクリスタルを渡した
〇〇はジャイロにウルトラマンクリスタルを、遥香はジャイロにウルトラマンベリアルクリスタルをセットした。
『ウルトラマン!』
『ウルトラマンベリアル!』
『弾けろ!最強の力!』
『キワミクリスタル!』
〇〇、遥香:セレクト!クリスタル!
『姉弟の力を1つに!』
〇〇、遥香:纏うは極!金色の宇宙!
『ウルトラマンルーブ!』
〇〇:合体した…
遥香:これならいけるかも!
ルーブはルーゴサイトと交戦を始めた。
ルーブの攻撃はルーゴサイトには効いていた。
〇〇:このまま決めるぞ!
〇〇、遥香:ルービウム光線!!
ルーブは必殺光線を放った。
光線はルーゴサイトに命中し爆発した。
そして、ルーブはロッソとブルの姿に戻った。
〇〇:やったのか、
遥香:うん。
「やっと、力を手にしたか。待ちわびたぞ!」
すると2人のウルトラマンの前にウルトラマントレギアが現れた
トレギア:待ちわびたぞ
〇〇:俺に力を手にさせて何をするつもりだ!
トレギア:勿論、光の国への復讐だよ!
そう言うとトレギアはロッソに向かってトレラアルティガイザーをはなった。
ロッソは防御できず飛ばされてしまった。
遥香:何をする!
ブルはトレギアに攻撃を仕掛けようとしたが全てかわされてしまう。
トレギア:お、あんな所に君達の大切な妹が居るでは無いか。フフッ
トレギアはさくらを見つけるとさくら目掛けトレラゲイルボスを放った。
遥香:危ない!
ブルはさくらを庇い光線をもろに受けてしまった。
そして、力尽きブルは消滅しブルが居た所には遥香が倒れていた。
さくら:遥姉!
さくらは急いで駆け寄るが、既に遥香は息絶えていた。
〇〇:貴様、よくも!
トレギア:まさかあれくらいの攻撃で死ぬとはね。手加減はしたつもりだったが想定外だよ。まぁいい。
ロッソは怒りに任せトレギアに攻撃を仕掛けたが、そんな攻撃が通用する訳もなく全てかわされてしまった。
トレギアはロッソにカウンターをくらわせ怯ませると、イスキュロス・ダイナミスを放った。
イスキュロス・ダイナミスは相手の怒りなどを増幅させ暴走させるという能力がある為、今のロッソを暴走させるには最適な技である。
そして、ロッソは暴走状態になり、トレギアの支配下になった。
トレギアは人間サイズになりさくらの元へ向かった。
トレギア:やぁ妹さん。これが君たち姉弟の運命だよ。残念だったね。安心しな、いずれ君もああいう風にしてあげるよ。
そう言うとトレギアはさくらに新たなジャイロを渡し、元のサイズに戻りロッソとともにどこかへ消えていった
トレギアが去った後さくらはその場で立ち尽くしていた
トレギア:とりあえず貴様は私の計画には邪魔だから消えて貰おう。ただ、消えてもらうだけだとつまらないからしっかりと苦痛を与えてからな。
トレギアはトレラ・スラーで異次元ゲートを作り出し、何千光年も離れた惑星にゲートの出口を作りロッソをその中に入れた。
トレギア:とりあえずロッソとブルは消えたか。あとはあいつがグリージョになる前に始末するだけだ。そして、タルタロスから貰ったこの力で光の国へ復讐をする。待っていろタロウ!
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