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新たなる光 ANOTHER HISTORY TIGA第六話「ゴルザ再襲

柚菜の事件から1ヶ月経った。

柚菜は正式にGUTSの隊員となった。今は自分の知識と技術を活かし心昭博士のマキシマ・オーバードライブの研究を手伝っている。

機構自体は完成しているが、実装にはまだ至っていない。

マキシマ・オーバードライブに関する説明はまた今度心昭博士にして貰うことにしよう。


そして現在、柚菜を除くGUTS隊員はとある水族館に来ていた。

祐希:魚だ〜!

理々杏:うるさい!

絢音:それにしても長官も太っ腹だね。

〇〇:ほんとだよ。最近働きすぎだから休んできなさいってね。

真夏:まぁ長官は昔からそういう気前のいい所あるからね。

日奈:まぁ今日は楽しみましょう。

祐希:ほら、悠理もこっち来なよ〜

悠理:え、引っ張らないで〜

日奈:瑠奈、どうしたの?

瑠奈:あぁ大丈夫です。どうせだったら柚菜も来たら良かったのにって思って。

〇〇:今は忙しそうだから、今度休みの時にでもこればいい。

瑠奈:そうですね。

祐希:ねぇ〜瑠奈〜!この魚ってなんて名前?

瑠奈:私、魚とか生物には強くないので。

??:これは、アカムツって名前の魚ですよ。皆さんがよく知る名前だとノドグロって名前ですかね?

理々杏:ノドグロって名前の魚じゃなかったんですね。

絢音:ところであなたは?

ハイドロ:申し遅れました。私、この水族館の館長をしておりますハイドロと申します。本日はご来館ありがとうございます。

日奈:いえいえ、こちらこそ。

真夏:久しぶり!今は水族館の館長なんてやってたのね。

ハイドロ:お久しぶりです。そういう真夏さんこそGUTSの隊長ですか。

絢音:隊長のお知り合いですか?

真夏:まぁね。高校と大学の後輩なのよ。良く面倒見てあげたわ。そういえば、ずっと付き合ってた愛萌ちゃんとはどうなのよ。

ハイドロ:それが近々結婚する予定で…

日奈:凄い、おめでたいですね。

ハイドロ:ありがとうございます。

真夏:ちゃんと幸せにするのよ。

ハイドロ:ありがとうございます。折角なのでもし良ければこの水族館案内しましょうか?

祐希:是非!お願いします!

理々杏:あんたが決めんな。

真夏:折角だしお願いしようかしら。

それからGUTSの隊員は時折ハイドロの説明を受けながら館内を回った。

〇〇:そういえば、数ヶ所魚が居ないエリアがありましたけど何でなんですか。

ハイドロ:それが、ここ最近この辺りで急激に水温が下がるといった事が起こってるんですよ。魚には水温の変化に敏感なのもありますから、その影響で死んでしまったりして。

真夏:それは大変ね。悠理、瑠奈。そんな急に水が冷えるなんて現象起こるの?

悠理:う〜ん。‪✕‬‪✕‬現象とかならありえるのか?

瑠奈:それよりかは、△△現象の方がこの環境だと起こりやすいのでは?

祐希:だめだ、何言ってるかさっぱりわかんない。

そこから数分2人は話し合ったが答えは出なかった。

瑠奈:お力になれずすみません。

ハイドロ:いえいえ、考えてくれただけで嬉しいです。

そう話していると、いきなり辺りの水が凍り始めた。

絢音:どうしたの?

ハイドロ:なんで、今度は急に凍るだと?

すると、遠くの方から怪獣の鳴き声が聞こえてきた。

絢音:あれは…

〇〇:ゴルザ…あの時逃げたやつか。

真夏:ハイドロ、従業員を安全な所へ避難させて。

ハイドロ:分かりました。皆さんは行かれるんですか?

真夏:それが、私達の仕事だから。

ハイドロ:分かりました。お気を付けて。

すると、ガッツウイング1号と2号が飛んできた。

柚菜:お待たせしました。

瑠奈:柚菜?どうしたのこれ?

柚菜:あぁ、ガッツウイングの全機体に自動操縦装置を搭載しました。あと、皆さんの隊員服も持ってきたのでどうぞ。

そして隊員たちは着替えた。

真夏:この辺りの避難がまだ終わっていない。とりあえずゴルザをこの辺りに近づけないように。〇〇と絢音で1号。日奈、理々杏、祐希、悠理の4人で2号に。瑠奈と柚菜はハイドロの避難誘導のサポートを。

真夏:GUTS出動!

真夏の指示通りに隊員たちは動き始めた。

瑠奈:ハイドロさん、手伝います。避難は終わりましたか?

ハイドロ:いや、まだ上の階が終わってないです。

瑠奈:ではそちらは私たちがやります。柚菜行こう。

柚菜:わかった。

その後2人は来園者の避難誘導を行った。

柚菜:上の階は避難終わりました。

ハイドロ:ありがとうございます。これで全員だと思います。

一方ガッツウイングの方は

〇〇:だめだ、ミサイルが全く効かない。

絢音:悠理、何か作戦は?

悠理:相手のデータが分からないので何も言えません。

瑠奈:避難誘導終わったので私達で怪獣の解析をします。

ゴルザは遂に地上に乗り上げた。そして、街の破壊を始めた。

〇〇:やめろー!

ガッツウイングがミサイル攻撃をするが効かない。

そして、ゴルザは額の部分から冷凍ビームを出した。

それを受けたガッツウイング1号の翼は凍ってしまい飛行不可能となった。

〇〇:絢音、脱出するぞ。

絢音:了解

そして、2人は脱出した。

絢音は地上に着地し、〇〇はティガへと変身した。

ティガは街の破壊をするゴルザを押さえ込んだ。

が、吹き飛ばされてしまった。

瑠奈:何、あのパワー。

柚菜:わかったよ。あれはただのゴルザじゃない。名付けるとしたら「ウォーターゴルザ」。ティガが復活した時に逃げたゴルザは地下に潜ったあと海に出て海底で力を蓄えていた。そして、冷凍光線などの力を付けて復活した。

瑠奈:そんなとこできるの?

柚菜:怪獣だから出来るんじゃない?ただ、問題なのは冷凍光線が使えるってとこ。ウルトラマンは寒さに弱いって聞いた事がある。ティガも同じか分からないけど、ティガも寒さに弱いならなかなかまずい状況かもね。

その頃ティガは、パワータイプになっており、ゴルザに苦戦していた。

瑠奈:ゴルザの方が優勢か。

柚菜:なかなかまずい状況になってきたね。

そういう2人の所に1人の人物が。

月光:柚菜、これを使え。

柚菜:これは!スパークレンス?でもどうして。あの時壊れたはずじゃ。

月光:あの後回収して修復した。そして、少し弄って暴走しない程度にしておいた。これなら自分の意思で戦えるはずだ。

柚菜:でも、どうして?

月光:俺なりの罪滅ぼしだよ。それより、早く行け。

そう言って月光は去っていった

瑠奈:行ってきな。

柚菜:わかった。また、暴走しそうになったらその時はよろしくね。

柚菜は構えを取り変身した。

ティガはやはり苦戦を強いられていた。

ゴルザに飛ばされてしまい、倒れてしまった。

そこへゴルザが冷凍光線を放った。

ティガに命中すると思われたが、当たることは無かった。

何故ならティガの前には柚菜の変身したイーヴィルティガが立っており、バリアで防いでいたからだ。

イーヴィルティガはティガへ手を差し出した。その手をティガが掴み立ち上がった。

2人のティガが手を取り会った瞬間である。

そこへゴルザが襲いかかってきたが、2人のティガは受け止め、同時にパンチ・キックと阿吽の呼吸で確実にダメージを与えていく。

またゴルザが冷凍光線を出そうとするがイーヴィルティガが押さえ込み阻止した。

そこにティガは、ティガ・電撃パンチ、ティガ・電撃キックと連続で決め、ウルトラホイッパーでゴルザを投げ飛ばし、ウルトラヘッドクラッシャーでゴルザを持ち上げ頭から叩き付けた。

2人のティガは構えを取り、ティガはデラシウム光流を。イーヴィルティガはイーヴィルショットを放った。

それを受けたゴルザは爆散した。

そして、ティガは空へ飛び立ち、イーヴィルティガは変身解除した。

瑠奈:柚菜おかえり。

柚菜:ただいま。

瑠奈:暴走しなかった?大丈夫?

柚菜:うん。流石、月光だね。まさか、巨人の変身アイテムを弄るなんて。

瑠奈:それを使いこなす柚菜も大概だけどね。さぁ戻ろ。

そして、ハイドロの元へ隊員たちは揃った。

真夏:じゃあ私達はこれで失礼するわ。色々とありがとうね。

ハイドロ:こちらこそありがとうございました。また是非いらしてください。

瑠奈:柚菜、今度2人で来よ。

柚菜:たまにはいいかもね。

ハイドロ:是非お待ちしております。

真夏:それじゃあね。愛萌さんと仲良くね。結婚式には呼んでよね。

ハイドロ:はい、わかりました。

真夏:それじゃ元気で。

GUTS隊員はそう言って去っていった。

ハイドロ:さて、少し荒れたから水族館の掃除から始めますか。


ガム:やっぱりゆんちゃんだったのか。生きててよかった〜。会いたいな…

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