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緑と、青の生き生きした場所

2020年の夏、ローマから鈍行電車に揺られること6時間半、車窓からの景色が、海とオリーブ畑が続くようになる。

そろそろBariだ!

日常では出会わない海の真っ青さと、オリーブの木の緑色のコントラストに慣れない目を細かくパチパチ瞬きさせて、降りる準備を始めた。

昨年夏のヴァカンスはプーリア州で約1週間過ごした。
滞在期間中にオリーブオイルソムリエのお友達と、Bariから電車で約30分ほどの距離にあるGiovinazzoにあるFrantoio(搾油場)を訪問した🌳🫒

今回訪れたのは"Le tre colonne"。セールスを担当しているマリアが車で駅まで迎えにきてくれた。


初めて生のオリーブの実を食べて、ピリッと目の覚める味にびっくり!


夏は雨が少ない時期なので、根のあたりにホースを敷いて給水するそう。

“Le Tre Colonne”「3本の柱」にはどういう意味があるの?と質問したら、案内をしてくれたマリアが「私はセールス、お父さんは搾油・品質管理、お兄さんは土壌の管理。3人とも大事な1本ずつの柱なの」と。
初めて訪れた場所なのに不思議と懐かしい、家族の温かさを感じる搾油場🌿

一丁前にオリーブオイルのテイスティングも体験させてもらって(テイスティングの前には手で27度ほどになるよう温める!)、比較的こちらのオリーブオイルはポリフェノールを多く含むので、初めてピチピチとした辛さを体験した!
特に気に入ったアルモニアのオリーブオイルを購入した☺️

ポリフェノールは空気と触れると失われてしまう。昔ながらの石臼での製法(とても可愛らしくて個人的には好きなんだけれどね)では、空気に触れすぎてしまうので、Le Tre Coloneでは時代に合わせて機械での製法に移行。これはプーリア州に1200もあるfrantoioで2カ所目の導入だったそう。これまでの方法を抜けて質の高さを求めるということは、それほど世界単位でオリーブ、搾油場、搾油法、オリーブオイルに関心が高まってきてるということだよね!

素敵なご縁をありがとうございました♡

Non dimenticherò mai il contrasto di colori blu del mare e il verde degli alberi dell’oliva.

近頃、書く、話す、通訳する、案内する、どれをするにしても食に関すること(仕事やプライベートに関わらず)がしたいと思ってる🍽
今できることは話を聞く・本を読んでインプット、足を運ぶこと。そして美味しいものを味わい味覚を磨く、器や盛り付け、彩りを見て目を肥す。
自炊などで日々手を動かし勘と感覚を身につけること。

つながるといいな

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