沖縄県庁
9月10日
沖縄県 農林水産部 森林管理課へまいりました。
1年前と同じく
主任技師 儀間さん
班長 田口さん に 対応頂き
2時間近い長いお時間を割いて頂きました。
ありがとうございました。
内容も去年と同じですが
① 県としては 久米島町から要求された予算をできる限り捻出している。
(今 この様な状態なので 今期は他の地域よりも優先して松枯れの助成金を出している)
→町役場との話で 今期の予算は1000万。今の時点で伐採600本 感染当年木120本との事なので、その殆どが当年感染木の伐採ではなく危険木の伐採に使われているのが現状。
②五枝の松と 松並木には 薬剤の樹冠注入など県が指導を行った。有識者会議や指導 提案も行っている。
県が何もしていないと言う訳ではなく、島の人への広告作成など 県が出来ることは助けている。
→1年前 このままでは全滅すると話したが、有識者の指導がありながら類を見ない感染拡大しているこの現状で これからも県が同じやり方なら、意味が無いのではと厳しく指摘。
マツノザイセンチュウ病は 感染木の当年木の伐採焼却もしくは伐採燻蒸 薬剤散布 薬剤の樹冠注入しか 予防する手立てがない。
私は薬剤の樹冠注入は万能ではなく、感染拡大させない為の数年の時間稼ぎという認識なので樹冠注入済みの木も今後 数を減らしていく傾向とみている。
(樹冠注入の施された松も 既に枝枯れがはじまっている)
松枯れの有識者会議の中で 土壌崩壊の可能性を指摘された先生がおられた。
今後を注視。
③県が直接外部に仕事を発注する事はない。
(直接介入する事はない)
→セオリー通りにない未曾有の災害になっている現状を踏まえ、県立公園の特別枠を考えて欲しい。
④久米島の9割は 県立公園なので 県の管理下の元だが、枯れ木に関しては切る事には問題はない。
→生きている木には指定しているランクによるルールがあるので、枯れ木を伐る為に生きている木を切る事はできないが 枯れ木にはルールがないので切る事はできる。
予算の配分を決定しているのは 県の上の方々で
今回対応してくれたお二方には権限がなく
県の意向を伝える立場の中 丁寧に対応して頂きました。ありがとうございました。
島の人々は切実である事。
学術的にも類を見ない速さで感染拡大が進んでいる事。
既に一市町村で対応できるレベルでない災害レベルである事。
今回 失ったものは 数十年では取り返せない事 を
話してきました。
今年1000万の予算が出て既に600本伐れてるのなら
初動で1000万あれば 感染拡大は抑えこめた筈。
(どんなに見つけるのが遅くても 数百本枯れれば解る)
本当に予算ないのかしらね。
次は 林野庁へ。
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