サガリバナ(下がり花)Barringtonia racemosa

画像1 サガリバナは、奄美大島以南に分布する亜熱帯・熱帯性の樹木。マングローブ林や川沿いなどに自生しており、西表島や奄美大島などでは「サガリバナ・カヌーツアー」が催されます。また、宮古島では数百本ものサガリバナで「夜のお花見」が催されます。
画像2 英名は、Powderpuff Mangrove、Fish-killer tree、Fish-poison tree. (๑・ิω・ิ) パウダーパフはお化粧の塗布用具ですね。 他の呼び名は、本種の樹皮や実を「魚毒漁」に用いた事に由来します。
画像3 サガリバナの花は、夕方に咲き始め、翌日の午前中には散ってしまいます。甘い香りを周囲に漂わせながら、たった一晩だけの短い命。(´•̥ ω •̥` ) しかし、一夜で散る幻想的な花の様子からか、その花言葉は「幸福が訪れる」だそうですよ。
画像4 サガリバナの大きな実は、とても浮力があり"海流"によって分布を広げてゆく南方系の「海流散布植物」でも知られます。

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