母と桜の花

image_泉北 春は、慣れ親しんだ故郷の桜の下で過ごしたい。最近になり、そう思うようになって来た。然し「故郷は遠くにありて思うもの」。大阪の父の兄弟と共に梅本の墓参りにいったのは、もう数年前になる。今の父の体力ではもう厳しい。母の眠るお寺には、弟が定期的に訪ねてくれている。
image_鴨川1 弟は京都にある大学へ進んだ為、私よりも京都の名所旧跡や裏通りなどに精通している。母も、故郷の長崎から出て暫く、京都市内で独身時代を過ごしていた。京都府立植物園の傍に住んでいた当時を、よく懐かしんでいた。
image_鴨川2 そんな事もあって、母の遺灰の一部は鴨川の桜がよく見える場所にまいてあげた。きっと毎年、鴨川に咲く桜の風景を、のんびりと特等席で眺めているだろうな…。そう感じています。
image_母_お花見 平成27年の春。また京都の桜を見にゆく予定を立て、どこを訪ねようかと一緒に話していたけれど、もう体力的に難しく、うちの近所の桜を愛でることに。 母の旅立った年のご近所の桜も、それはそれは見事でした。最高のプレゼントだったと、今でも天に感謝しています。
image_両親_散歩 最後の年も夫婦そろって、近所の公園でのリハビリ散歩に励みました。

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