ホルトノキ(ホルトの木)Elaeocarpus zollingeri var. zollingeri

画像1 ホルトノキは、ちょっと「西洋風」な名前のついた日本の常緑高木。千葉県南部以西の温かい沿岸地域から沖縄方面まで広く分布し、また道路緑化樹木としてもよく採用される樹種の一つです。
画像2 花や実がない時期には、同じく街路樹となる「ヤマモモ」と似た印象になります。都内の街路樹調査に従事していた時分、お役所と業者さんが本種の樹名板に「やまもも」と誤記するケースをよく見掛けたものでした。(^_^;)
画像3 和名のホルトとは、ポルトガルの意味。その昔、日本では「オリーブ」の事を「ポルトガルの木」と呼んでおりました。しかし残念な事に、この実からオリーブオイルは採油できません。。(T⌓T)
画像4 江戸中期の学者で発明家でも知られる「平賀源内」は、本種からオリーブオイルが採取できるものと勘違いし、わざわざ採油の為に植樹までした逸話が、現在も残されております。

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