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初夏、祖谷のかずら橋と、大歩危峡を訪ねて



はじめに 

徳島県の三好市にある大歩危・祖谷地域。ここを訪ねたのは、二十四節気で言う立夏を過ぎて、小満を迎える頃でした。若葉であった柔らかい葉っぱが、力強く天へと向かって伸び、すべてのものが成長して天地に満ち始める頃。そんな時期ですね。

さて、今回の旅の目的は、東京から飛行機で高知県を訪ねて「土佐の日曜市」、「県立牧野植物園」、「北川村・モネの庭 マルモッタン」、「高知城」、「桂浜」などを中心に、のんびりとめぐる予定を立てておりました。

高知県に滞在中、もしお天気に恵まれれば、徳島県にある秘境「祖谷のかずら橋」を渡ってみたいとの思いがあり、幸いにもこの日は晴れ。そこで、朝の高知駅からJR土讃線に乗って「大歩危駅」へと向かうことに致しました。

JR高知駅のプラットフォームから。

1.大歩危駅

緑がまぶしい、JR 大歩危駅のプラットフォームから。

高知駅から特急南風で1時間ほど揺られると、かずら橋への最寄駅となる「大歩危駅」に到着致します。ここからシャトルバスに乗車し、山道を30分ほど登ると、かずら橋バス停に到着です。途中、バスの車窓から眺める景色は、思わず窓の外へ身を乗り出してしまいそうな程、美しいものでした。

バスは、ぐんぐんと山を登ります。こんなに高い場所にも、立派なお宅が。。
切り口の白い部分を白太、中心の赤い部分を赤身と呼びます。白太は水分量も多く成長を続けています。赤身は心材で、もう成長を止めており背骨のような役目を担います。
こうして見ると、短い乗車時間だと言うのに、結構上まで登りましたね。。

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