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潮風に誘われて、今日もまた。

皆さま、明けましておめでとうございます。
あおみです。
今年の冬は本当に暖かいですね。暑さより寒さに強いとはいえ、寒すぎるのもアレなので嬉しいです。

さて、いつも本題に入るまでが長くなってしまうので今回はサクッと。
去年の12月31日、ニコニコ動画とYouTubeにて「東方乗車録2023」が投稿されました。
東方乗車録と言うのは、簡単に言うと鉄道音madの合作イベントになるのですが、今回なんと機会を頂き、mad動画制作初心者の自分が参加させて頂けることになったのです。
と言うことで、今回の記事では乗車録の自パートの解説を行なっていきます。

以下目次です。
①参加の経緯
②こだわりポイント
③裏話あれこれ
④最後に

宜しくお願いします。

①参加の経緯

まず、参加の経緯ですが何気ない自分のこのツイートが全ての始まりでした。

まさか参加できるとは思わず…

このツイートをしたところなんと、音声を作りましょうか…?と声をかけてくださった方がいたのです。
今回の参加にあたって手を差し伸べてくださったのは、大阪を中心に数々の作品を制作している千里ほたる氏。最初から最後まで、何から何までサポートをして下さりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
本当に有難う御座いました。

→千里ほたる氏のチャンネルはこちらから
是非チャンネル登録宜しくお願いします!


そして、千里ほたる氏が音声の制作、映像が自分というペアで東方乗車録のパート制作を行うことになりました。

②こだわりポイント

続いてこだわりポイントの解説に移ります。
まず、今回の制作で大事にしたのは

・音声と映像の不一致を極力無くすこと
・自分らしい映像作品を作ること

それではまず、1点目から解説していきます。

長谷駅 鳩サブレが良いアクセント
鵠沼駅
藤沢駅

まず「音声と映像の不一致」とはどう言うことかの解説を。
「音声と映像の不一致」とは、放送で喋っていることと、映っているものが違う場合を指します。
その点で今回、特に注意したのは「お出口は◯側です。」という放送に付帯する映像です。

長谷駅、藤沢駅の出口は左側なので、左側に降りている映像を。鵠沼駅は右側なので右から乗ってくる人を…というように放送に合わせた映像を差し込んでいます。
日頃から鉄道mad系の作品を見ている中で、放送は右と言ってるのに左に降りてるなぁ…と気になることがあったので、今回自分で作る上でこだわった感じです。

また、今回音声の題材となっている電車が藤沢行きなので、その点でも不一致が無いよう、(ほぼ)藤沢行きの素材で構成しています。

ん?ほぼ…?

はい。実は鎌倉行きの素材が2カット混ざっています。どこか分かりましたか?
正解は後ほど…。

藤沢行き上り電車


 続いて、自分らしい映像作品を作る、という点でのこだわりポイントを解説。
まず大まかなテーマとしてあるのが「普段の作風を活かしたmad系動画」の制作。
普段は映画風のPV制作を行っている身として、それをそのまま下車(鉄道madの一種の呼び方)に当てはめたらどうなるのか見てみたく、実験的な意味合いも込めて制作をしました。

そんな事情を踏まえ、自分らしさを出すために入れた最初のカットはこれ。

久しぶりのGoogle map!

このカットは以前に制作したこの作品のオマージュ。

Direct"S"より

画面の再現はよく見るような気がするのですが、スマホを直接映すのはあまり無いかと思い入れてみました。
ちなみに電池がないのは取材の終盤で撮影をしたからです笑。

続いてのポイントはこちら。

なぞるの大変だった

路線図表現です。関東トレインさんの作品に影響を受けて入れました。これに関しては自分らしさでは無いような気もしますが一応紹介。
あ、一応今回英字のフォントはお馴染みRotisで統一しています。相鉄線の駅名標の英字フォントです。
どちらかと言えば自分らしい点はフォントの方かも。

続いてのポイントはこちら。

スプリングポイント
信号所らしく信号機
腰越のはみ出し停目
しらすは釜揚げ派

テキスト&簡単な図形で構成したシンプルなデザインです。

最近は何かと凝った映像が流行りなようですが、あえて動画の雰囲気に合わせ分かりやすく四角形2つを重ねたサインで統一してみました。
ちなみに、文字の配置はこれまた相鉄線の駅サインを参考にしています。

こんなのです

ちなみにこのサインは、基本は江ノ電カラーで統一していますが、最後は乗換案内にも使用しています。

小田急は新型5000形をイメージした色
JRはE233系の明るめな湘南色をイメージ


一般的に乗換案内の表現としてあるのは、乗換対象となる路線の素材を使用する、というものだと思いますが、ここではあえて雰囲気の統一のためテキストのみの表現にしてみました。
また、一度路線記号を組み込んだバージョンも制作したのですが、やはり違和感が出るということで四角形重ねに戻した経緯があります。

続いてのポイントはこちら。
はい、CinematicVlog的表現です。
正直ここが1番自分らしさを出せたところだと思っています。
順に見ていきましょう。

高徳院の大仏

まずせっかくの江ノ電なので、電車だけでなく観光要素も入れたいよねということで大仏を入れてみました。
ちなみにここ、数年ぶりに行ったんですが大仏まで行くのに拝観料が必要なことを直前になって思い出し、素材撮影の5分間のために300円を払うという行動をすることに…。
いいものが撮れたのでヨシですけども笑。


続いて、併用軌道区間から江ノ島全景へカメラのパン(横に振る動き)で繋げるシーン。

江ノ電名物の併用軌道区間
天気良すぎた

正直、今回は絵コンテとか全然書いてなかったんですが、音声を頂いた時からここはこうしようと思っていました。
道路を走る電車の迫力とスピード感を表現しつつ、島にスムーズに繋げよう…という感じです。



最後に、柱を利用したマスクトランジションです。

平日は人少なめで狙い目
駅で圧倒的不審者になってた

今回は江ノ島神社の柱と江ノ島駅の柱で両カットを繋げてみました。
まぁ綺麗に繋がった方じゃないかな、と思います。

以上、今回のこだわりポイントでした。


③裏話あれこれ

最後に制作の裏話あれこれをサラッと紹介。

①実は鎌倉行き!?
まずは先述した、実は鎌倉行きの素材が使用されているカットの正解発表。

本当は右に進んでます
本当は左に進んでます

分かった方が居るかどうかは分かりませんが、素材の都合上ここだけ逆再生で対応させて頂きました。単線ってこういう時便利だね。
305Fの素材を入れたかったってのもあります。

②説明はちゃんと読みましょう
東方乗車録に提出する動画のフォーマットは720pの30fps以上と定められていたんですが、最初何も見ずに1080pの24fpsで作っていました。
全部組み終わった後で気付き、慌てて作り直しました笑。

③、。シリーズのタイトルを付ける予定だった

(、。シリーズとは…主に自分のチャンネルで展開されている、ちょっと映画風な交通映像作品の総称)

1作目:夕暮れ、無人駅にて。
2作目:寒中、富士の国から。
3作目:梅雨便り、丘の上から。
4作目:朱夏、幻想を追う。

現在、このシリーズは他チャンネル様の作品を含め、全てプロモーションビデオのみの展開となっていますが、実は今回の作品をもってmad作品にもこのシリーズを展開しようと考えていました。

ですが実際には実現はしませんでした。
辞めた理由は、単純に合作であるためと言うのが大きいです。
もしかしたら今後、単作で何か作れる機会があれば出るかも…?です。
あとは普通に良いタイトルが思いつかなかった…笑

④最後に

…まずここまで読んでくださった方、有難う御座いました。
まーた文字数が大変なことに…。
もう3200字超えてるので、サクッと纏めます。

今回の制作は普段と違うジャンルの作品を作ると言う意味で、本当に良い機会だったと思っています。そしてその初めての機会が東方乗車録という大きな合作であった事も、本当に幸運だったと思います。
最後に改めて、今回手を差し伸べてくださった千里ほたる様、本当に有難うございました。

最後に今回参加した東方乗車録のリンクを貼ってお別れです。
是非ご覧ください。
(この記事で紹介したパートは34:33から)

合作単品はこちらから

それではまた。

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