朱い夏、あの頃の面影を探して。
皆様お久しぶりです。青海です。
とにかく暑い日が続いていますね。
夏が苦手な自分は、早く秋になれなんて思っています。笑
さて、そんな今年の夏。
相模鉄道沿線は、別の意味でアツい夏となりました。
6月18日に行われた『相鉄ミステリートレインRe』イベントにて、相鉄8000系の8713×10編成がなんと赤帯旧塗装ラッピングを纏って復活。
側面は塗装が傷む恐れがあるとのことで前面のみのラッピングでしたが、約2ヶ月もの間懐かしい姿で営業運転に入ったのです。
赤帯旧塗装の相鉄8000系というと、自分はちょうど小学6年生の頃に少し見たきり。
まさか撮り直しができるとは思わず、この夏は赤帯となった8713×10編成(以下8713fと表記)を本気で追いかけてみました。
…前置きが長くなりましたが、今回の記事は8713fを追いかけて制作した映像作品の解説になります。
【目次】
①こだわったポイント
②参考にした作品など
③最後に
ぜひ最後までご覧ください。
①こだわったポイント
今回の作品では『昔から変わらないもの』をテーマに撮影を行いました。
ここではそのテーマに則ったこだわりポイントを、映像に出てくる順番で紹介します。
まずは冒頭のこのシーン。
ここでは赤帯旧塗装が現役だった頃に撮った写真と、実際に当時使っていたカメラを映しています。
夏のある日、机に写真を並べて「あの頃」を懐かしむ…、そんなイメージです。
続いてこのシーン。
ここでは相鉄線が走る横浜と海老名、そして沿線のとある街を映しました。
まずは横浜のシンボル、ランドマークタワーと海老名のシンボル、大山。
このうちロケーションに拘ったのは大山の方。
まず、目星をつけたのはJR海老名駅周辺。
近年発展目覚ましいJR海老名駅周辺ですが、昔は一面田んぼで何もない駅前でした。
今回のテーマに沿って駅前で当時のような風景を撮りたいところですが、駅前は”ららぽーと”などが建ってしまい当時の面影は無し。
しかし駅から5分ほど歩くと、まだまだかつての風景が広がっているため、今回は『企業庁水道局北側』交差点付近で撮影を行いました。
そして次のカット。
こちらは綾瀬市城山地区で撮影。城山分譲地は1994年から相鉄不動産による開発が始まった住宅地。
地区内を走る相鉄バスと絡めて撮影を行い『相鉄の沿線』を表現しました。
余談ですが、今回題材となっている8713fは1999年登場。時期的にもぴったりと言えそうです。
続いてはこのカット。
バンダイがかつて発売していた電車のプラモデル『Bトレインショーティー』。
8000系は旧塗装、新塗装ともに発売されていました。
さて、このカットを撮影したのは自宅、かと思いきやなんと駄菓子店。
和田町駅近くの駄菓子店『荻島商店』さんで撮影を行いました。
(もちろん許可を頂いた上での撮影です。)
店内には昔懐かしい駄菓子と、鉄道の写真や模型がずらり。レトロな雰囲気を感じたい方はもちろん、鉄道ファンの方にも行って欲しい店となっています。
少し個人的な裏話になってしまうのですが、実は『荻島商店』さんには子供の頃から何回も行かせて頂いており、個人的には今回のテーマによく沿った場所だったと感じています。
続いてはこのカット。
夏の風物詩、打上花火。
今回は儚く消えるモノのイメージで入れてみました。
赤系の花火が夜空に消えるカットと「赤帯旧塗装」の相鉄が2ヶ月という短い期間で現れては消えていく…そんな様子を重ねたつもりです。
『そして、”また”夏が終わる。』
このカットにはこんな言葉を入れてみました。
赤帯旧塗装のいる相鉄線の夏が“また”終わったという感じです…。
そして最後のカット。
今回、初めてライトリークを掛けて見ました。
ライトリークを簡単に表すと、光が画面上でぶわーってなるやつです(説明下手)
ライトリークを入れた理由は、夢のような時間の終わりを表現するため。
『夢が醒めた今、赤帯電車は何処にもいない。』
ライトリークを掛けてから発光で電車を消し、消えた後のカットにはライトリークを掛けないことで、夢と現実のギャップを表現したつもりです。
②参考にした作品など
・タイトルデザイン
→「相鉄ミステリートレインRe 」記念乗車証より
(乗車できなかった為画像なし)
・花火
→Sagi*:様制作作品
【鉄道PV】北陸の夏 より
・エンディング
→鈴蘭台様制作作品
Farthest Echoes (宗谷本線完走) より
③最後に
まず、ここまで読んでくださった方、有難う御座います。
さて、今回の作品はなんだか相鉄ファン以外に響く作品なのか分からないところとなってしまいました笑。
しかしながら、この時代に赤帯の8000系を題材に映像を作れるとは思っていなかったので、個人的にはとても良い機会だったように思います。
最後に、今回制作した映像を貼ってこの記事を締めたいと思います。有難う御座いました!
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