駆け込み入校

先週、また1人の新しい生徒が増えました。

ペルー出身のクラウディア(仮名)。

画像1


彼女は中学3年生で、来日したのが今年の2月。ひらがな・カタカナは全て書くことができるものの、漢字は小学1年生レベル。これでは中学校3年生の教科書すら読めません。

もともと彼女は勉強が好きでペルーではとても成績優秀だったとのことでした。それが使用する言語が変わったことで一気に通用しなくなったのです。才能があるのに環境が変わったことでそれを活かせない。これまでの自分を否定されるような感覚は、この年代の子にとって辛いものがあるのは想像に難くないでしょう。

同じようにして、勉強に対するモチベーションを失くしてしまう子どもは少なくありません。

日本における高校受験は、その後の人生を左右するといっても過言ではないぐらいの一大イベントです。現状、日本語を母語としない受験生への救済措置はありますが、彼ら、彼女らの才能が埋もれてしまわないような仕組み、制度が今後より充実してほしいと考えています。

母親からは「とにかくこの子を高校に入学させてほしい。本当にお願いします!」と懇求されました。

高校受験まではあと4か月。私たちはクラウディアのサポートに全力を尽くしていきます。

いいね、フォロー宜しくお願いします。Twitter→https://twitter.com/Trebol_NIHONGO
Facebook→https://www.facebook.com/Trebol.NIHONGO/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?