合格発表！そして、卒業

みなさん、こんばんは。

ついに迎えた、神奈川県公立高校受験の合格発表。

それぞれがしっかりと準備して挑んだ初めての受験。
自信はあったものの内心はドキドキ。各生徒からの報告を待ちます。

結果は・・・

「先生、合格したよ！」

「受かってました！」

と、嬉しい報告が続々。

これまでの努力が報われ、達成感に満ちた表情がとても印象的でした。

しかし、1人だけ「不合格でした」との連絡が。

不合格となってしまったマナミ(仮名)。

彼女は11月中旬に来日し、教室に通い始めたのは12月に入ってから。準備期間は2か月半、日本語も覚え始めたところという状況からすると難易度がとてつもなく高かったことは言うまでもありません。

労いの言葉をかけると、とても冷静に

「先生、私は落ち着いているよ」

「1年浪人して、また来年同じ高校に入れるように頑張るから」

もう来年を見据えている、彼女の強い意志がひしひしと伝わってきました。

彼女ならきっと大丈夫だと思えた瞬間でもありました。

来年は笑顔でこの日を迎えられるよう、ともに頑張っていきます。

私たちの教室も先日の政府要請を踏まえた上で、急遽しばらく教室をお休みにすることを決めました。そのため昨日をもって今年度の教室での授業が終わりました。

何人かの中学3年生は高校進学と同時にこの教室を旅立つことになるので、この日が最後となってしまいました。

実績もない中スタートしたこの教室を選んでくれ、学び、そして成果を残してくれた生徒たちをとても誇りに思います。

これから歩む道はそれぞれ違うけど、みんなの帰る場所はここにあるんだよと感じてくれるならば私たちは嬉しいです。

昨日の帰り際に生徒たちが

「今日で終わりだけど、また遊びに来たい」「またみんなで集まりたい」

などと話していたので、実際にそのように思ってくれてるのかなと期待しております…(笑)

そして、私たちを信じて子どもを通わせてくださった保護者の方々にとても感謝しています。「来日して学校生活に馴染めない中、このような教室があって本当に助かった」と、その言葉を聞くことができ、本当にこの活動をやってよかったなと改めて感じることができました。

またこのような素敵な教室を創り上げることができたのも、ちょうど1年前に実施したクラウドファンディングをはじめとする、周りのみなさまのご支援・ご協力があったからこそです。ここに改めて感謝申し上げます。

この教室は少しずつではありますが確実に地域のコミュニティの場、子どもの居場所として浸透しつつあります。

来年度もこの教室をますます発展させるべく取り組んでまいりますので、引き続き応援のほど、何卒宜しくお願いいたします！！

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