駆け込み入校、再び


今週月曜の昼下がり、教室に1本の電話がありました。


「息子を高校に入学させたいです。そのための勉強ができると聞いて電話しました」


中国から来たワンくん(仮名)。

早速、面談をしたところ2週間前に日本に来たばかりとのこと。

しかも急に来日が決まったので何も勉強していないという状況。


詳しく聞いてみると、日本語を学ぶために、毎日通えるトレボルNIHONGO教室に連絡して来たとのこと。来年2月の高校入試を受けたいと、まさに駆け込みでやってきたというわけです。

画像1

彼は16歳で、日本では高校1年生になっている年齢です。現在学校には通っていません。もちろん日本語力もゼロの状態。自分で勉強して「ひらがなは半分ぐらい覚えた」けれど、カタカナにはまだ手を付けられていません。これから3か月後に控える高校受験に臨むのは、正直なところ無謀とも言えるでしょう・・・


当然ながら我々にとっても初めてのケース。

さすがに驚きました。

他に学ぶ場所がなくここを頼ってきた以上、彼の希望を叶えるべく全力でサポートすることが我々の使命ですが、簡単なものではないことは確かです。


来日前、自分の出身国では勉強が得意で成績も優秀だったのに、親の都合で日本に来ることになり自身の能力を発揮できなくなってしまい、そこから勉強への意欲を無くしてしまう子どもを何度も見てきました。

保護者から「わが子に対する申し訳なさ」のようなものを感じ取ることもあります。

その状況を見るたびに、この現状を変えなければという想いになります!


そのためにはまず、この問題、現状の世間認知度、関心を高めていくことからだと思っています。

地道ではありますが、ここ横浜、金沢区から発信していきますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!!


11月30日(土)には第2回目となるトークイベントを開催します!詳細は追って連絡しますので、皆様お誘い合わせの上ぜひご参加ください!


フォロー、いいね!よろしくお願いします!!
Twitter→https://twitter.com/Trebol_NIHONGO
Facebook→https://www.facebook.com/Trebol.NIHONGO/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?