12月14日に泉岳寺に行ったよ、その日は・・・。

画像1 最近講談師の神田伯山先生にハマっちゃって。ラジオでのその毒舌ぶりが小気味良くって毎週楽しみにしてるんだけど、やっぱり本業の講談もすごい。「あ、今日は12月14日。討ち入りだ」と思い出して・・。そう、講談の世界は夏は怪談、冬は赤穂義士伝が定番なわけで。で・・・ちょっと足を延ばして四十七士のお墓がある高輪の泉岳寺に行ってみたよ。
画像2 入るとすぐに美しい紅葉が迎えてくれた。ふらりと出かけたものだから、午前中の法要には全然間に合わず。普段なら露店が出てたり、赤穂義士のコスプレ行列が催されるとのことだけど、このご時世で中止。それでも、たくさんの赤穂義士好きの方が訪れてたよ。門外漢の私は、ちょっと肩身が狭くなるほど。会話を聞いてると、毎年来てるって人もいて・・・。やっぱり日本人の心に染みるストーリーだし、歌舞伎や講談、小説他沢山のハマる入口があるからね。それだけでも、リスペクトです。
画像3 奥に四十七士のお墓もあるけど、さすがにそこで撮影するのは憚られ。皆様お線香を購入し(大きな束で)それを小分けして、全員にお参りする導線が出来ている。中でも、一番有名な大石内蔵助(お墓も他と比べて格段に大きい)の前は列が出来てたよ。当時の年齢が刻まれていて十六歳とか若くして討ち入りに参加した義士のことを考えると、神妙な気持ちになりました。
画像4 いつもは非公開のこの場所、特別公開中とのことで七、八分歩いて訪ねてみたよ。塀で囲まれた三十坪くらいの敷地のため、密を避けて入場待ち。この文字、インパクトが大きくて。ちょっとドキドキしてしまいました。入口には義士の格好をした人が数人いて誘導したり書籍を販売したり、親切に対応してくれたよ。ただ入るだけかと思ったら、なんと説明付き。しかも、たっぷり。
画像5 説明する人の奥に見える石のあたりが、切腹の場所。四十七士のうちここで命を終わらせたのは、十七人とのことだけど一人当たり三分の所要時間で、全体で一時間もかからず終了してしまったそう。最後まで恩赦を待って執行も遅れたとのことで、知らない事をたくさん教えてもらった。そうして、なんだかしんみり。この日から執行の二月四日まで一体何を考え過ごしたのかな? そんな思いを巡らす一日でした。

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