見出し画像

INDIE Live Expoでノミネートされている『涨粉二维码』ってどんなゲーム?

11月6日に開催されるINDIE Live Expo Winter 2021。それに合わせて現在アワードの投票が受付中です。そして『涨粉二维码』はテーマ・オブ・ザ・イヤー賞にノミネートされました。それが嬉しかったのでなにかしら応援になればと思って記事を書きました。ただしまだプレイ中なので、途中までの感想になります。

主人公安尘にはひそかな楽しみがある。それは女装して小安yasuyaとなり、ネットで生放送すること。しかし今のご時世そう簡単には人気が出ない。
そんなある日、安尘はQRコードを読み取るだけでファンが増えるという無料アプリの広告を目にする。怪しいと思いながらも使ってみるとファンの数が一気に変化。それと同時に現実の認識も怪しくなってくるのだった。

テーマ・オブ・ザ・イヤー賞に選ばれるのも納得の、現代的なテーマで絶大なインパクトを持つ本作。タイトルの読み方はZhǎng fěn èr wéi mǎ、むりやりカタカナにすればジャンフェンアーウェイマーといったところ。google翻訳にコピペすればそれっぽい発音で聞けます。意味はファンが増える二次元コード、だと思う。

公称はRPGですがプレイ感覚としてはアドベンチャーゲーム。左右に移動して特定のポイントを調べたり、メニュー画面でスマホを見たり。3~6時間の短編とのこと。
安尘の現実が崩壊していくのをはらはらしながら、でもちょっと期待しながら物語を追うのが本作の醍醐味です。様変わりする現実はビジュアル的にも、演出の面でも興味深い。緊張感のある音楽がさらに場を盛り上げてくれます。安尘を取り巻くキャラクターもかなり気になる関係性を持っていて、続きが気になって仕方がない。ちょっとしたパズルもあり。まだ途中ですがとても面白い作品です。

現在対応言語は中国語のみ。今回注目されてローカライズされたらいいなと思います。本作を開発した梦结界工作室Eternal Dream)は『异化之恶 Abnormal Treatment』で「圧倒的に好評」を獲得したデベロッパー。『涨粉二维码』でも安尘の部屋に前作主人公の人形があります。こちらも中国語のみですが、去年のSteamニュースによれば英語版も予定されているようです。

面白そうだと思ったら投票も検討してみて下さい。そして日本語ローカライズをお願いしたい!