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1990~2010年の名作フリーゲーム

この時期のフリーゲームを一覧できるものが意外と少なかったので作りました。アルファベット、五十音順で並んでいます。*は公開停止。

*2024/2/19 『時代の底辺脱出戦記 スラムガイ』『魔壊屋姉妹。』に追記。コメントありがとうございました。
*2023/11/21 『ヒトナツの夢 / A Dream of Summer』『CRIMSON ROOM』『Ozawa-Ken』などを追記。コメントありがとうございました。


アクション

Frogatto & Friends(英語のみ)
 
美麗なドット絵が目を引くカエルが主人公のアクションアドベンチャー。ビジュアルのみならずアクションの面でも評価が高い。現在はHumbleStoreにて販売中。
hack9
 洞窟物語をオマージュしたアクションRPGだがマゾヒスティックな難易度。hacker9~Ghost…へと続くシリーズものになっている。テキストのセンスが良いと評判。
Iji(英語・中国語・韓国語)
 ぬるぬる動く多彩なアニメーションに目を奪われる2Dアクション。異星人が軍事基地を占拠するSFもので、主人公はどこかにいる弟とともに基地からの脱出を図る。ステータスを自由に割り振ることができ、体力や攻撃力の他にクラッキング能力を上げれば扉をアンロックできるなど、プレイスタイルが様々に変化する。
I Wanna Be The Guy
 強烈な難易度の死にゲーだが、パロディも含めたコメディセンスで多くのファンを獲得した。『人生オワタの大冒険』をプレイしたのが開発のきっかけだとか。リマスター版あり。

LA-MULANA
 高難易度の謎解きで世界にその名が轟くメトロイドヴァニア。インディ・ジョーンズなどの遺跡ものの世界でわずかなヒントを元に謎を解き明かしていく。現在はSteamや家庭用機向けに販売されていて続編もある。

N
 制限時間内にゴールまで駆け抜けるスピーディな死にゲーアクション。主人公の忍者は慣性のはたらくふわっとした動きに特徴があり、壁蹴りも使えば自由自在に飛び回れる。元はフラッシュゲームだったが家庭用機にも移植され、続編『N+』が作られたほかSteamでは『N++』が販売されている。
QWOP
 あまりに難しい操作で一世を風靡したブラウザゲーム。陸上選手を走らせるゲームだが前に進むことすら困難。ラグドールの手足を動かすシステムや鬼のような難度は後世に大きな影響を与えた。
NS-Shaft
 足場を飛び移って地下へと降りていくアクションゲーム。インターネット黎明期の作品で、迫りくるトゲから逃れつつランダムに出現するギミックに対処していくシンプルな遊びでスコアアタックにのめり込める。今風に言うならローグライトアクション。
Spelunky
 スペランカーをベースにした自動生成ダンジョンのアクションゲーム。地形を破壊する爆弾とツルハシ、携帯ロープで自由な攻略を可能にした。現在はSteamなどで販売されているほか、続編もリリースされている。
うさバトラーFINAL2
 
ゆるい見た目とおもしろいせつめいしょに反して内容は本格的な格ゲー風プラットフォーマー。キャンセルや必殺技、投げからゲージ技まで存在し、プレイヤーからの評価が非常に高い。
*おばけの行進曲
 おばけの主人公が敵に憑依して能力を得る2Dプラットフォーマー。かわいいデザインが特徴的で、シーツおばけの主人公が敵に上からかぶさって憑依するシステムは直感的。おばけの行進曲10thも作られた。
がんばれ!菜月さん!
 
カジュアルなデザインのアクションパズル。海腹川背のラバーリングアクションのようだが、本作はアンカーを撃ち込んで固定・回転することができる。経過時間とジャンプ回数が記録されていてやりこみプレイにも対応。マニュアルには丁寧なテクニック解説がある。
*斬るビル
 降ってくるビルを日本刀で斬るアクションゲーム。操作はジャンプとガード、そして斬撃と極めてシンプル。連続でビルを切り崩すのが気持ち良く、一発ネタのように見えてだんだん落下速度が速くなるビルの圧倒的重量感は本物だった。
ぎゃるぱにX
 
QIXおよびギャルパニシリーズのオマージュ作品。自機を動かして線を引っ張り、枠で囲むとその部分の背景が見えるようになる。敵弾を避けつつ達成率を一定値まで上げればクリア。ダライアス式のステージ選択などにSTGの血筋を感じる。一方でイラストはToHeart2の二次創作。
*くまのプーさんのホームランダービー!
 yahoo!きっずディズニーにて提供されていた、子供向けなのに激烈な難度を誇るFlashゲーム。なんJおよびふたばから流行りはじめ、畏怖をこめて「プニキ」と通称された。ホームラン以外に価値はない。
鹿の伝説
 公式ジャンルは「2DハイスピードカオスアクションRPG」。独特のノリだが高難易度アクションとして真面目に作り込まれている。ショップで購入できる技がある他、ステージクリアで最大4つの属性を使い分けられるようになる。
*しょぼんのアクション(Syobon Action)
 あえて理不尽に作られたマリオパロディの死にゲー。お約束をことごとく裏切る罠に怒るよりむしろ笑ってしまうお茶目な一作。「自作のマリオっぽい シリーズ」としてニコニコ動画に投稿された動画から人気が出て、海外でもCat Marioとして知られるようになった。
人生オワタの大冒険(The Big Adventure of Owata's Life )
 2chのAAから派生した死にゲー。2020年にまさかの続編も発表された。AAで構成されたステージをオワタバスターで攻略するアクションシューティングで、やられたときはもちろんティウンティウン。同じくキングさんによる作品『ロッコちゃん』も名作として名高い。

スーパー正男
 タイトル通りマリオをオマージュしたブラウザゲームで、ポケモンネタもふんだんに詰め込まれている。このゲームの改造が(当時)流行し、後に公式エディットツール『正男コンストラクション』もリリースされ、今に至るまで様々なステージが作られ続けている。経緯はファンサイトニコニコ大百科に詳しい。
ツクラーの野望
 
『ダンジョンキング』や『旋風仮面』など、ギャグと独自システムのツクール作品で知られるリィさんのアドベンチャー+アクションRPG。主人公はツクラーで、アイデアを探してきてはゲーム内ゲームに実装、プレイするというメタ的な作品になっている。アクションRPG部分も好評。
てっぽマン
 敵から奪った銃を拾い、捕虜を解放してゴールを目指す2Dアクションゲーム。コンパクトなステージで敵の背後を取ったり銃を使い捨てたりするゲームの根本的な楽しさが堪能できる。続編の2と3もあるほか、『パイナッポ』、『はかいマン』など他作品多数。
洞窟物語(Cave Story, 洞窟物语)
 今や知らぬものはない開発室Pixelによる伝説のアクションゲーム。複数の銃とジェットパックを駆使して未知の世界を探索していく。可愛らしいドット絵と予想外のシナリオ、オリジナル音源による音楽は唯一無二の世界。そして何より練り込まれたレベルバランスにより金字塔を打ち立てた。
呪いの館
 忘れがたい断末魔「イ゙ェアアアア」で知られるアクションアドベンチャー。ニコニコ動画に『古いHDDを整理してたらカオスなゲームが見つかった』というタイトルでプレイ動画が投稿され一世を風靡した。その後の経緯についてはニコニコ大百科及び呪いの館@wikiに詳しい。そのほかファンによる続編『呪いの館(RC)』と『呪いの館(EX)』がある。
花咲か妖精
 サークルえーでるわいすによる妖精さん大暴れアクションゲーム。花に寄りつく害虫を華麗なコンボで撃退する。直感的に操作することができ、吹っ飛ばした敵が他の敵を巻きこむので非常に爽快。続編の『花咲か妖精フリージア』はSteamにて配信中。リメイク版『花咲か妖精 ウルトラアンコール』もあった。
パポタ 空飛ぶ魔導店
 この時期には珍しいフル3DのアクションRPG。かわいい世界で各種属性魔法を強化していくやりこみが楽しめる。一昔前のMMORPGのような趣があり、黙々と敵を狩り続けてしまう。
ふしぎな森のポコラ
 かわいらしい世界観の「おにごっこアクションゲーム」。ダッシュやドリフトで逃げるポコラたちを追いかけよう。有料版の『ふしぎな森のポコラ・ハイ!(デラックス版)』もある。

フロントライン
 
シンプルなデザインにガンアクションの面白さが詰まった作品。歩兵を右へと前進させながらマウスエイムで敵を倒し、稼いだポイントで弾薬を補給する。前方からの攻撃を防ぐ盾や高低差のある地形、複数の武器を使い分ける戦略がスコアアタックを熱くする。
崩壊村
 
魔界村をオマージュしたドット絵のアクションゲーム。ステージ開始デモなど細かいところまでしっかり再現されている。動作はわりと軽快でユニークな武器も強力。それでも難易度はしっかり高い。

*魔王のアクジ
 「ゆうしゃ」に倒された魔王が復活を目指して地下迷宮を探索するアクションゲーム。ダッシュやファイアなどの能力は各地に封印されており、これを集めて能力を取り戻していく。かわいらしく整ったデザインが魅力的で、王道の2Dアクションや音楽など総じて高いクオリティ。かつてダイソーにて100円で販売されていたこともある。
マテリアルスナイパー
 いろんな物をスナイパーライフルで狙い撃つことに特化したシューティングゲーム。人は撃たない。画面左下に表示されるスナイパーの女の子がかわいく、一方でリアルな音響が記憶に残る。
みこさんのミラクルボード
 巫女さんがボードでコースを駆け抜けるレース風3Dプラットフォーマー。バク宙ハイジャンプや壁蹴りなど多彩なテクニックがあり難易度は結構高め。しかし操作性が抜群によく、丁寧なチュートリアルもあるので上達の楽しみがある。上級プレイヤーになると地形が消滅するのはいつものこと。
モノリスフィア
 ドラッグ操作で自機を引っぱり、離すと反対方向に飛んでいくユニークなアクションゲーム。弓を引くようなアクションは慣れてくると自由自在に飛び回れるようになる。

ナイトメアスフィア(成人向け)
 悪魔城シリーズをオマージュしたゴシックなアクションゲーム。アクションの操作性が良好で、三角蹴りを当てると浮き上がって連続して出せるなどアクションゲームとしての作り込みが光る。エログロに美学を見いだすタイプ。

対戦格闘

M.U.G.E.N
 
Elecbyteによって開発された2D格闘ゲームエンジンで、MUGENと通称される。非常に拡張性が高く、ユーザーによって(版権グレーな)著名キャラクターによる夢の対戦が実現している。初代DOS版の音沙汰がなくなってから非公式Windows版が用いられていたが、2009年にElecbyteから新バージョン1.0がリリースされた。ゲームや周辺文化についてはニコニコ大百科ニコニコMUGENwikiに詳しい。
*アイ・舞・ミー
 
コンボ重視の2D対戦格闘。多彩な技で連続コンボが決まるだけでなく、防御側のシステムも豊富でやられっぱなしにならない。オリジナルから版権までキャラが多彩でイベントやボイスもある豪華仕様。
ヴァンガードプリンセス
 スゲノトモアキさんによるグラフィックが見事な対戦格闘ゲーム。操作キャラの他にサポートキャラがいるのが特徴で、通常技を必殺技でキャンセルできないところをサポートキャラで補うなど連携が重要になる。ボタンは弱・中・強・サポートの4ボタン。
拳聖少女
 
SDキャラのカジュアルな見た目に反して技・システムとも盛りだくさんなコンボ重視の格闘ゲーム。EX技、スーパーキャンセル、超奥義、最終奥義まである作り込みだがコマンドはシンプル。Battleholic、LIMIT IMPACT、-ANOTHER TUNE-とアップデートされている。現在リメイク企画が進行中。
マッスルファイト
 
驚異的なグラフィックでキン肉マン』を格ゲー化。有志によるキャラの追加もあり総勢80名以上が参戦している。元ネタ再現やキャラの豊富さなど原作愛あふれる作品で、いまだ更新され続けているのが驚異的。
*巫女一番 -完全版-
 
サークルティンクルベルによる2D対戦格闘ゲーム。ハイレベルなグラフィックやボイスなど破格の作りであるうえ、格闘ゲームとしての評価も高い。後に同サークルは成人向け作品で絶大な支持を得た。

RPG

AMEL BROAT
 
MS-DOS用のファンタジーRPG(現在はWindows版が公開中)。Cresteajuの前身という捉え方が一般的かもしれないが、オリジナルのグラフィックや音楽、王道のシナリオと良質なゲームバランスなど総合的な完成度が高く評価された。クラウドファンディングによるリメイク企画は372%で達成。
B.B.ライダー
 熱い展開に定評のある「短編ギャグゲーム」。世界の危機を救うためロウリィ・ゴース嬢によって召喚された英雄ジークフリードは全裸の青年だった。ギャグテイストで始まるシナリオやイラストを用いたイベント演出に心掴まれた人多数。
CardWirth
 全てがカードで表現されたRPG。拡張性が非常に高く、キャラクターのグラフィックやシナリオを自由に作ることができる。groupASKのオフィシャルファンサイトをはじめファンの熱量がとても高いことでも有名。いまだに作られ遊ばれているUGCを活かした名作。

Claymore
 
目押しによる攻撃や必殺技のコマンド入力が特徴的な、アクション要素を取り入れたRPG。スキル習得が自由でプレイに幅があるほか、オリジナルのグラフィックによるキャラクターも魅力。
Cresteaju
 
『AMEL BROAT』の続編であり、伝説的なまでの人気を誇るRPG。3Dで描かれた戦闘が当時にあっては珍しく、自由な魔法の習得や陣形など独自システムもあった。しかし最大の魅力はシナリオ。伏線を活かした展開で圧倒的人気を獲得した。まさかのリメイク版もNintendo Switchで配信中
D.
 『E.』の続編となるRPG。厭世的な近未来の世界観を特徴とする。ダークな作風はコマンド名などにも表れていて、システムメッセージからドット絵アニメまで作風が徹底している。個性の強いキャラクターには好感度が設定されていてキャラ人気もある。
*Dark Force
 
Dante98で顔グラフィックを実現してしまった逸話が有名なRPGで、1~5までリリースされたシリーズ作品。ファンサイトでは二次創作作品も公開されていて、当時の人気をうかがい知ることができる。
*Dominalance Other Ragnarok Dual Story
 
天界と魔界で繰り広げられる壮大な物語。オリジナルのイラストやこだわりの戦闘演出、熱いシナリオが好評を博した。
Elona
 極めて高い自由度とキーボードを使い倒す操作の複雑さから、ゴミ箱に投げ捨てたものの気になってもう1回遊ぶまでがチュートリアルと言われた。広い世界を自由に探索するオープンワールド・フリーシナリオのRPG。まさかのスマホ版『Elona Mobile』もリリースされた。
Epic Battle Fantasy 3
 カナダのインディークリエイターMatt RoszakさんがFlashで制作したRPGシリーズ3作目。パロディやブラックジョークなどがいっぱいのコミカルな内容で、戦闘中の専用アニメーションが見応えがある。現在シリーズ作がSteamで販売中で、最新作5は日本語に対応している。
Knight Night
 
イラストがきれいでキャラクターに重きをおくタイプの王道RPG。魔王を討伐するはずの主人公に憑依したのは魔王その人だった。コミカルだったり熱かったりするシナリオは安定した作りで、今でもその名を聞くことがある人気作。戦闘の難易度は低め。
*LADY PEARL
 オリジナルのイラストとキャラクターが人気だった王道RPG。個性的なキャラクターによるコミカルな会話が多くの人を魅了した。そのほか街中でのミニイベントやザッピングで群像劇を描くシステムもなどもある。早くから公開が停止され、もう落とせないフリーゲーム補完スレでよくその名が挙がっていたのはここだけの秘密。
Lost Maria -名もなき花-
 今や『つぐのひ』で知られるImCyan(当時はLucifer Brand)さんによる短編ホラーRPG。西洋風で殺伐とした世界観、おぞましい姿の敵などが異彩を放つ。サポートコマンドやザッピングなどオリジナルのシステムも豊富にある。
Moon Goddess
 
ドラクエ3とFF5を想起させるRPG。酒場で集める仲間は名前・性別・職業を自由に選択でき、特技を継承して転職することができる。ATBや魔法全体化、懐かしの装備システムも再現。バトルを重視したテンポの良い作品。
Moon Whistle(XP)
 
高い人気を誇るRPGツクール95のRPG(及びツクールXPのリメイク版)。正義のヒーローに憧れる幼稚園児・ぜのんが主人公、舞台は現代という珍しい設定が興味を引く。子供の視点から見た世界が丁寧に描かれている一方、深いところまでつっこんだシナリオが今なお色褪せない個性になっている。
Nepheshel
 サークルStudio TilによるダンジョンRPG。このジャンルではイストワールと双璧をなしネフェイストと呼ばれた。豊富な隠し通路や装備品の重要度が高いハクスラ要素(+シンボルエンカウント)、高い自由度、断片的に語られるシナリオなどこのジャンルの基礎を築いた。

NetHack
 CUIによる狭義のローグライク。元祖RogueからHack、AB Hackを経て本作に至る。日本語翻訳版はJNetHack。ファンメイドのWikiに hackaholicがあり、そこでは本作の攻略情報から歴史的経緯まで詳しく解説されている。AI研究にも使われるほどの奥深さを持つ歴史的作品。

OFF
 哲学的な言動やメタフィクション、独特のアートが奇妙な世界を描き出す異色のRPG。戦闘システムはシンプルで、どちらかというと抽象的なシナリオやアートを楽しむアドベンチャーゲーム。知的にひねくれたユーモアをローカライズした有志翻訳がありがたく、日本語版Wikiも作られている。
Ruina~廃都の物語~(Ruina: Fairy Tale of the Forgotten Ruins, 废都物语)
 ゲームブックのスタイルで作られたRPG。手書きイラストの一枚マップを移動して探索、連れていく仲間が選べる自由度の高さも高く評価された。謎解きは入手したアイテムを使ってもいいし、仲間のスキルを活用してもいい。アナログの風情を巧みに落とし込んだ手腕とほのかなキャラ要素が話題になって小説が出版されたほか、原作者監修のリメイク版も発表された。
Succubus Quest 短編 -老司書の短い夢-(成人向け)
 18禁RPGの定番システムを生み出したカリスマ的サークル、SQDTによるRPG。独創的なシステムとスリリングなバランスを持ち、絵と音楽にも優れる。現在はシリーズ作がひとまとめになって販売中。
SeraphicBlue
 プレイ時間50時間を超える大作RPG。オリジナルの戦闘システムやUI、大量のイベントスチルなど多くの要素が自作されている。シナリオは重いテーマを扱い伏線も用いた長編。独特の用字も含めて熱く支持されている。ディレクターズカットがあるが、こちらは現在公開されていない。
STARGAZER
 超難度のファミコンRPG『星をみるひと』をリメイクしたファンアートな一作。原作で人気のあったシナリオはそのままに多くの改良が施されている。元の雰囲気を残して描かれたグラフィックはひとつのフリーゲームとしても素晴らしいクオリティ。
WWA(World Wide Adventure)
 ブラウザで遊べるRPGが作れるJavaのツール。それによる作品群も指す。パラメータは生命力、攻撃力、防御力、所持金の4つで、敵に接触すると自動的に戦闘になる。シンプルでややパズル的なシステム。ファンの手により現行動作可能版(WWA Wing)や名作倉庫も作られた。
愛はさだめ、さだめは死
 
硬派なシナリオと戦略的なバトルが特徴のVIPRPG。ステータスがHPとVITの2つだけで、VITが攻撃のコストと防御力、素早さを兼ねる。そのため攻めると守りが薄くなり後手に回りやすくなる。戦闘の機微を見抜いて死闘を制するのだ。このシステムは同作者の『ふしぎの城のヘレン』へと昇華されていく。
アールエス
 
独特の世界観を持つアンディーメンテの代表作。ライヂング★スターシリーズの8作目かと思われる。同サークル随一のやりこみゲーで、基本的にはダンジョンRPGだが膨大なアイテム、アビリティ、ジョブやアイテム合成、経営シミュレーションなど大量の遊びが長年のアップデートで磨かれ続けていて、シナリオにも力が入った並々ならぬ大作になっている。
イストワール
 ネフェイストとしてネフェシエルと共に高い人気を誇るダンジョンRPG。次元崩壊のためにリアルタイムで世界の終わりに近づいているのが特徴。自由度・戦略性の高い内容に加えて伏線を重視したシナリオがある。戦闘の難易度は高め。
今の風を感じて
 ハイレベルなグラフィックとキャラクター、シナリオなどの物語要素が人気のアルファナッツ作品。ステータスを自由に割り振ることができる。大きなイラストのカットイン演出も一際目を引く。
虚ろいの都 
 
ユダヤ教をモチーフにしたシナリオと独自の戦闘システムが特徴的なRPG。世界の終末までの30日を生きるゲームで、宿に泊まったりすると時間が経過する。ツクール2003製のアニメーションする戦闘では目押しでテクニカルヒットか連続攻撃を狙うことができ、前者はスキル発動のためのコストが稼げるなど非常に凝った作り。
片道勇者
 「強制横スクロールRPG」。常に左から画面がフェードアウトしていくユニークなゲーム。一方で基本システムは狭義のローグライクになっている。ゲームオーバーになっても伝説ポイントがたまって強化できるほか、アイテム持越しもできるので周回で確実に強くなる。
吸血少女 
 
帽子世界で有名なえぬさんによる、グラフィック・システムともに独自性のあるRPG。主人公は吸血鬼の少女カーミラ。一日の行動をコマンドから選ぶADV/SLG的なシステムで、戦闘には目押しのコンボがある。その他少女から血を吸う「アブノーマル吸血」や吸血ゲージの管理、思い出す必殺技など盛りだくさんの内容。オリジナルのデザインも特徴的だ。

*禁術と呼ばれる術
 RPGツクール95のダンジョンRPG。当時としては珍しいシンボルエンカウントで、敵を避けて強力なアイテムを探すハクスラ的な楽しみがある。敵シンボルが強さに応じたアルファベットになっているので戦略的な探索が楽しめる。
クミとクマ
 クリスマスプレゼントのクマのぬいぐるみが関西弁で喋りはじめ、彼を追って少女が異世界に迷い込む物語。タンクタウンによる童話のような世界観の作品で、クマの個性的なキャラや手描きのイラスト、シナリオなどが魅力。イベント習得のスキルを重視した戦闘もキャラの個性を演出する。
サイコ・プラトーン
 非常に力の入った戦闘アニメと強烈なギャグで知られるHENTAIFILM作品。社会不適合者の集まり「サイコ・プラトーン」に参加するヒロミと
猟奇殺人を追うカミオカの二人の視点で構成されている。RPGツクール2003で作られているのも特徴。HENTAIFILMは2019年~2021年、「bokki guy」として成人向け作品を発表している。
*三十秒勇者
 
30秒で魔王を倒し世界を救うRPG。1画面に収められたマップで敵を倒して装備を整えていく。実際にはお金を使って10秒巻き戻すことになるが、大急ぎなのは間違いない。『勇者30』のタイトルで発売されたPSP版で知っている人もいるかも。
ジョジョの奇妙な冒険~7人目のスタンド使い~
 ジョジョ3部に7人目として加わるifシナリオのRPG。ゲームボーイのサガシリーズを意識した画面が見事。主人公は性格占いによってスタンドを含む能力が変わり、イベントも変化する。原作ネタももちろん豊富に用意されている。
シルフェイド幻想譚
 シルフェイドシリーズ3作目。15日後の災いを防ぐため、「あなた」は異なる特徴を持つトーテムを選んで旅に出る。自由度の高さが特徴で、トーテムごとの特性や自由なステータス割り振りで遊びが変わる。制限のないマップ探索、一歩ごとの時間経過など一風変わったシステムが魅力。
タオルケットをもう一度(Towelket One More Time, 毛毯再一次)
 
かわいいドット絵と一筋縄ではいかないシナリオが独特の作風を持つRPG/ADVシリーズ。シリーズ通して同じキャラが登場するスターシステムのようだが、SF的な物語は断片的なセリフから推察できるのみで、考えることが好きなプレイヤーを強く引きつけている。
ダリヤ ~ Lasciatemi morire ~
 
西洋風で陰鬱な世界が特徴のノンフィールドRPG。回復薬がかなり少ない難易度の高いゲームで、ステータス割り振りが重要になる。ダークな作風とシビアな難易度の硬派な作品。
月夜に響くノクターン(Rebirth)(Nocturne: Rebirth, 月夜响荡曲:重生)
 少女漫画的な世界観で展開されるダークファンタジーRPG。最強の力を失った美貌の男と世話焼きな少女のお約束な展開が好評を博した。演技するドット絵に力が入っているほか、戦闘では自由なカスタマイズや規定値レベルでのクリアなどのコアな要素もある。
*ディアボロの大冒険
 朝目新聞に投稿されたネタをゲーム化した狭義のローグライク。ゲームそのもののクオリティの高さ、織り込まれたジョジョネタによりファンに絶賛された。その人気の高さは充実した攻略Wikiからもうかがい知ることができる。
出稼ぎ奮闘記
 
故郷の弟・妹のために長女のミネルが出稼ぎに出る、ユニークなテーマのRPG。戦闘で入手したアイテムを売り払ってお金を稼ごう。月々の目標と実家への仕送りも忘れずに。スキルポイントや熟練度、調合など自由度の高いつくりでキャラクターイベントまである。明るい雰囲気とオリジナルのグラフィックも人気の理由。
扉の伝説 ~風のつばさ~
 100時間以上遊べるボリューム、40人以上の仲間キャラを有する超大作。オリジナルのイラストとこだわりのシステム、フリーシナリオで構成された物語など作り込みが半端ではない。新作『扉の伝説~大地の唄~』(体験版)や『ルインハンターライチ』(再録版)などいまだ展開されているのには驚くほかない。
名もなき島
 
戦闘に特化したやり込み要素が絶賛されたノンフィールドRPG。FF7のような魔石システムがあり、装備することでスキルが使えたり、魔石自体が成長・分裂したりする。システム重視の武骨な作りだが新たな仲間、装備の組み合わせなど濃いRPGの遊びに没頭する人が大勢いた。『名もなき島2』と『名もなき島タクティクス』もある。
灰色の町の守護者
 
古代エジプトが舞台の三部作(『神々の呪文』・本作・『双翼の大地』)のうちの一つ。プレイヤーは生まれたての神となり、神や人、動物と交流していく。街の発展や友情度、性格によるセリフや展開の変化など自由度が高く、様々なエンディングに分岐する。
はにょう9
 凝りに凝ったオリジナルシステムで知られるVIPRPGシリーズのうちの一つ。シリーズ間につながりはなく、VIPRPGを知らなくても楽しめる。作品ごとにシステムが大きく変わるが、本作では陣形とローテーションの戦闘、時間経過による世代交代などヴィーナス&ブレイブスのシステムをツクールで再現。
ひよこ侍
 
殺された友の形見であるひよこの着ぐるみを着て、世界一の剣士を目指す男の物語。頭はひよこの見た目だがシナリオはシリアスそのもの。戦闘がアクションRPGになっていて、間合いの駆け引きや上下の構え、それぞれの専用技がある。文字通り命懸けの戦闘に緊張感がある。
フィアードライブ
 
他の人には勧めにくいんだけど……と言いつつとても愛されているRPG。ギャグ要素が強く、センスが合えばとことん好きになってしまう。非常に豊富なオリジナルイラストも特徴。作者公認のファンサイト(攻略サイトを兼ねる)を見ても愛が伝わってくる。
不可思議なダンジョン2
 
不思議のダンジョンシリーズをオマージュした(狭義の)ローグライク。かなり本家に寄せているが、食べ物がラーメンでラーメンとお湯の2つが必要なこと、同じフロアにいるとやる気が下がることなどに独自性がある。プレイヤーの経験だけが蓄積される骨太な作りと優れたバランスは本家譲り。
ふしぎの城のヘレン(Helen's Mysterious Castle)
 高い戦略性で知られる短編VIPRPG。特有のネタはないので知らなくても楽しめるのは同作者の「愛はさだめ、さだめは死」と同じ。ランダム性の少ない戦闘が特徴で、考えて戦うRPGになっている。美麗なマップと豊富なアニメーションも見どころ。Steamでは同+が配信されている。
分裂ガール
 
衝撃のエンディングにより「鬱ゲー」と呼ばれた短編RPG。記憶をなくした主人公が精神病院からの脱出を目指す。主人公の分裂をはじめとして行動回数・スタミナ分だけ選べるコマンド、装備に紐づいたスキルなど凝ったシステムで、やや強めの敵をいかに攻略するかが面白いところ。重い雰囲気も人気がある。
変愚蛮怒
 Rogueから派生した*band系バリアントの一つで、直接にはZAngbandが参照されている。昔ながらのローグライク。優れたUIとゲームバランスを持ち、装備による「耐性パズル」やパロディネタなど、厳しいリソース管理を旨とするNetHack系とはまた違った方向性になっている。
魔王物語物語(Demon King Chronicle, 마왕이야기 이야기)
 比喩に満ちた幻想的な物語が大きな構図を描く長編RPG。ユニークなエンカウントシステムやなんでも装備など独自のシステムがあり、自由度も高い。油断するとあっさり死ぬ高めの難易度に好きなやり方で挑むことができる。真骨頂は独特の語り方で明かされていく物語。
*魔壊屋姉妹。
 ポップなデザインと高い難易度が特徴的な、魔を「破壊」する姉妹の物語。姉の宴馬が使役する式神がメインになるが、式神召喚は一度に1体かつ固定の順番でローテーションする。それぞれ技が異なり再召喚で体力が全回復するので、欲しい技を出しつつぐるぐる回して戦うことになる。ポップなビジュアルとコミカルなイベントも魅力。ヒガガガ本舗 higaさんには他にも『小さな試練 ~Mayoezu No MORI~』『冷界大戦争。』などの作品があり、いずれもRPG好きを唸らせる独特のシステムかつ高難易度。
まほでんわーるど
 この時期には珍しい「全自動RPG」。ダンジョンに複数のパーティーを送り込んで同時進行で見守る。はじめこそ放置ゲーの感が強いがパーティが増えてくると楽しくなってくる。装備やクラスチェンジ、スキルもあり。
ミーアのグルメ冒険記
 倒した敵を料理して食べるコミカルなRPG。ドラゴンに生贄として差し出された少女ミーアはむしろドラゴンを食べる気満々。料理を食べるとレベルアップするが、全体通して4回までしか食べられない。その他ジャンルを越えたミニゲームもある。新規イラストなどを追加したAndroid版も配信中。
雪道
 一人で雪道を進むノンフィールドRPG。最大HPを消費してパワーアップ、マッチを使ってセーブ・買い物等を行う。シンプルに明示されたルールはアナログゲームのようで、リソース管理のゲームと言える。説明を抑えた骨っぽい作りの中に特有の情感がにじむ。

夜明けの口笛吹き
 哲学的な世界観に特徴がある思索的なRPG。システムはベーシックなものだがマップのデザインからセリフに至るまで、ゲーム全体がある種の観念を表現した対話篇になっている。奥山キイチ、kiiichi などの名義で作曲家としても活躍する作者によるオリジナル楽曲も人気。
らんだむダンジョン
 ものすごい数のアイテムとその全てに用意されたコメント、濃いキャラクターでハクスラRPGの新たな形を提示した人気作。システムが快適で、速いテンポで流れるように怒涛のコメディを楽しむことができる。システム重視の内容に明るいコメディと気軽なプレイを組み合わせた一つの発明。
リーフ村村長物語
 自由度の高いほのぼのシミュレーション+RPG。突然いなくなった村長にかわり主人公ひなたが村長に立候補する。行動すると時間が経過するシステムで、自身の強化のほか訓練・開発など村の運営がある。また、お腹が空くと効率が落ちるので魚を釣る、モンスターの襲撃から村を守るRPG戦闘などの要素も。
リリアの為にカネが要る
 第1回紅白VIPRPG合戦に提出されたコミカルなアクションRPG。恋人リリアのためにアレックスががんばるのだが、彼はヘレン、ニンニンの二人と体を共有している。それぞれの特性をいかして攻略していこう。システムやUIなど随所に「カエルの為に鐘は鳴る」のパロディがあり、二重のパロディと化している。
*老魔導士の怒り
 
勇者に誕生日のプレゼントを盗まれ、魔王の配下に家を焼かれた老魔導士が双方相討ちを画策するRPGをパロディしたシナリオが楽しいゲーム。Dante98作品だが本筋とは別に隠しイベントがあり、エンディングも複数用意されている凝った作品。
*黑暗圣剑传说(中国語のみ)
 黒暗聖剣伝説。中国ツクール史の黎明期において重要な役割を果たした有名作。94年に台湾で作られたMS-DOS用RPG『魔武王』のツクールXPリメイク作で、シナリオは原作に近いがシステムなどに手が加えられている。作者の柳柳こと柳晓宇さんは後に66RPGという創作交流サイトを作り、これが後に乙女ゲーの巨人、橙光游戏へと発展していく。
*仙剑奇侠传之灵儿续传(中国語のみ)
 仙剣奇侠伝之霊児続伝。中国語圏の人気RPG『仙剣奇侠伝』シリーズのファンメイド後日譚。魔獣とともにヒロイン・赵灵儿が世を去ってから10年、主人公の李逍遥は蜀山の長となった。しかし反蜀山派の襲撃により彼は窮地に陥る。その時稲妻が走り敵は四散、そしてすぐそこに灵儿がいるかのように感じたのだった。あれは本当に彼女だったのだろうか?
*雨血1:迷镇(中国語・英語)(Rainblood: Town of Death)
 ダークな武侠のアートワークが見事なRPGシリーズ1作目。組織から逃れた「冥使」は小さな村へとたどり着き、運命が未だ彼を捕えていることを知る。本作はアメリカで『Rainblood: Town of Death』としてシナリオをリライトして発売され、中国インディー初の商業化・国際進出作となった。作者のSoulframe Liang さんはゲーム会社を設立、PlayStation.Blogでインタビューに答えている。

アドベンチャー

*CRIMSON ROOM
 日本のプレイヤーに脱出ゲームというものを知らしめた先駆的flash作品。真っ赤に塗りこめられた小さな部屋でアイテムを探し、脱出を図る。ニンテンドーDS版、続編のReverse、リメイクのDECADE、さらには原作者による小説など多彩な展開をみせた。(現在知られている脱出ゲームの"元祖"は『The Mystery of Time and Space』、通称MOTASとのこと。英語Wikiはこちら。)
Demonophobia(成人向け)(惧魔症候群)
 (R18G)エログロに美学を見出す人たちの間では有名なその道の始祖的作品。7つの大罪をモチーフにした異形の悪魔から逃れて脱出を図るアクションアドベンチャー。手ごわい難易度、サイドビューのアクション、高い彩度、その他あれこれの点でひな形を作った作品で、後世に与えた影響は大きい。
Mission Field Intruder 3rd
 オリジナルのイラストが華やかなゲームで知られた彩姫作品の一つ。ノベルパートと主観視点でロボットを操縦するアクションパートから成る大作で、その上フルボイスという豪華仕様。部隊に所属して自由な時間にマップから行き先を選択、隊員と交流するシチュエーションが懐かしい。
彩姫作品にには他に『ぎゃるゲッチュウ!』『XIQLO』などがある。
*梓999
(Azusa 999)
 自殺した僕は列車で目を覚ました。ここには他にも人がいるようだけど……。謎めいた乗客たちの話を聞くことで彼らの、そして自分自身のことを知っていく。少ない要素で多くを語る早すぎたナラティブの名作。作者・曽我部一郎さんの作品には他に『CLOCK』がある。
*おばけ屋敷探検隊
 4人の小学生が心霊スポット「テング様のお屋敷」を探索するホラーゲーム。灰色ベースのシンプルなデザインが特徴的で、優れた演出でじわじわ迫る恐怖が高く評価された。物語は4人それぞれに異なっており、エンディングも複数に分岐する。
冠を持つ神の手
 作り込まれたファンタジー世界と貴族的な社会の人間関係をノベルとシミュレーションゲームで表現して絶大な支持を得た一作。通称「かもかて」。主人公自身のステータスと他キャラに対する印象(愛情/憎悪・友情/嫌悪)、選択肢などにより様々な人間模様が描かれ、多様なエンディングに至る。サークル小麦畑は謎解き短編アドベンチャーでも名高い。

*寄生ジョーカー
 化け物だらけの島から脱出を目指すホラーアドベンチャー。アクション色強めのADVで、時間経過で仲間がそれぞれ行動する複雑なフラグ管理と豊富な分岐、高めの難易度でコアなファンを生んだ。死亡時の演出や名セリフの数々が深く愛された作品。
*コープスパーティー
 今に続くホラーゲームの1作目(Dante98)。古びた木造校舎からの脱出を群像劇で描く。分断されたグループをそれぞれ操作し、アイテムを使うことで他方の道が開けたりする。行動次第で仲間が死亡、エンディングが変化する特殊なつくりで、複数視点の探索システムやホラー演出、音楽、キャラクターなどが忘れがたい古典的名作。
*囚人へのペル・エム・フル
 エジプト考古学をテーマにしたDante98Ⅱのホラーアドベンチャー。考古学者に利用された観光客に古代の呪いが襲いかかる。個性的な面々がオリジナルのイラストで描かれ、戦闘は「押す」「引く」などのコマンドを選択する独自のつくりになっている。選択次第でキャラが死亡、脱落するマルチエンドはコープスパーティー同様非常に早い例。
寅井さんちのツトムくん
 虎の魔物であるツトムくんが森の中で少女に出会うアドベンチャーゲーム。ツトムくんは少女を食べてしまうつもりだったが……。移動と会話のみで進行する物語に特化した作品で、いろいろと当時の空気を感じることができる。時代の差が今となっては面白い一方、丁寧に描かれたキャラクターは時代を越える。
*ドラえもん のび太のBIOHAZARD(野比大雄的生化危机回音)
 のびハザの愛称で知られたバイオリスペクトなツクールアクション。バイオ初代をオマージュしつつオリジナル要素も備えたシナリオはシリアス路線。後にファンによる改造版や原作者による続編(同2)が作られたが、版元の申し立てにより関連動画が削除されるなど複雑な経緯をたどった。
盗人講座
 亡国の王子が盗賊の街で盗みの修行に励むアドベンチャーゲーム。ほぼ全ての登場人物に対してスリを実行できるのが特徴。システムは移動と選択の簡潔なADVスタイルながら、個性的なキャラクターや作り込まれたイベント、そこから推測するスリのコツ、そしてシナリオ展開などで名作と名高い。現在ゲームアツマールにて公開中。
涅槃~完全版~
 演出重視の内容で「すごく怖い」「後味が悪い」と話題になった短編アドベンチャー。殺人鬼の潜む廃墟からの脱出を目指すゲームで、オリジナルのグラフィックは一度見たら忘れられない。スプラッターな要素もあるが、読み物風のテキストは落ち着いていて宇宙的恐怖がにじみ出る。
*パレット
 
ストーリーテリングの手法が独特なRPGツクール95作品。精神科医シノアス・B・シアンはある夜一人の少女を診察するよう脅迫される。彼女が覚えているのは赤い色だけ……。記憶喪失の少女が白いシルエットにふれると過去を思い出し、本来の姿が見えるようになるとともに事件の真実も明らかになっていく。
マヨヒガ
 サークル小麦畑による和風のホラーアドベンチャー。見知らぬお屋敷を舞台にしたいわゆる謎解き・脱出ゲームだがホラーよりも可愛らしい和風の要素が強い。良質な謎とシナリオ(マルチエンディング)で丁寧に磨き込まれたお手本のような作品。
ゆめにっき(YUMENIKKI, 梦日记)
 特異な作風が世界に影響を与えた異色のゲーム。主人公の少女が夢の中を歩き回る。システムはただそれだけで説明もほぼないが、不可思議な夢の中の風景と抽象的な内容が唯一無二の作品として結実した。多様な解釈を許容する本作は世界中のクリエイターを刺激し続けている。

ノベルゲーム

*1999ChristmasEve
 
かまいたちの夜に影響を受けたホラーノベル。ペンションに向かうカップルというオマージュを込めた導入から、偶然立ち寄った協会を舞台にしたホラーが展開される。初代吉里吉里/KAG による最初期のゲームでありながら、大ボリュームかつ多彩なエンディングと印象的な実写背景、巧みな文章で不動の人気を獲得した初期の名作。
8月7日の雨宿り
 手書きのイラストに懐かしさを覚える一幕ものの短編ノベル。バス停で雨宿りする三人をスケッチした小品で、日常ミステリのようにさりげない出来事から物語が展開して16もの結末に分岐する。初対面同士の距離感や「僕」というより「俺」な主人公の性格など、人物が的確に捉えられていて絵だけでなく文も巧み。

Digital: A Love Story
 
インターネット黎明期のパソコンを模したデザインが特徴のビジュアルノベル。電話番号を入力してダイヤルアップでネットに接続、ギークが集う掲示板にメッセージを書き込む。テキストから伝わるキャラクターや80年代の空気を感じる演出が面白く、物語はやがて以外な方向へ展開していく。『Analogue : A Hate Story』につながるChristine Loveさんの作品。
*Erinyes
 牧尾屋(Pleiades Company)によるアドベンチャーゲーム。なぜか牢獄に閉じ込められてしまった主人公北住隼人が島からの脱出を目指す。選択肢のほかに気になる場所を調べるシステムやアイテムもあり、本格的なアドベンチャーゲームが楽しめる。難易度は高め。マルチエンドで練り込まれたシナリオも評価が高い。
June Bride
 『
1999ChristmasEve』のプレイをきっかけに開発されたサバイバルホラーノベル。実写の背景や時間制限のある選択肢、多数のエンディングなど1999の影響が色濃いものの、丁寧な作りが好評だった。攻略要素のあるゲームは匿名掲示板で盛り上がりやすく、文字反転や「ヒントはメ欄」など情報交換が活発だった。
Katawa Shoujo(かたわ少女)
 Four Leaf Studiosによる初期の名作。障害を持つヒロインたちとの交流を描く。英語ビジュアルノベルの原点にある作品で、これが初めて遊んだビジュアルノベルだと言う人も多い。4chan発祥の企画で有志によって完成された。

Moonlight Blue
 やたら安い家賃の家には幽霊少女がいた!という同居ものラブコメディ。『Nepheshel』で有名なStudio TIL の作品で、軽快なノリのテキストが魅力。物語設定や文章、オリジナルのイラストに90年代アニメのような雰囲気があり、懐かしの王道ラブコメが楽しめる。2022年には英語版が公開された。
narcissu
 不治の病に侵された主人公は、入院した先が「7階」と呼ばれていることを知る。死ぬときはここか自宅のどちらか。そこで出会った少女はすっかり諦めきった様子だった。しかしある日少女から内心を打ち明けられた主人公は、彼女とともに病院を飛び出して当てのない旅に出た。ねこねこソフトの片岡ともさんが主宰するステージななの作品。静かな雰囲気とテーマが世界中で愛さシリーズ化。現在は本作と2がSteamでまとめられている。
Reason of Detective
 3分ゲーコンテストに参加したひとくちミステリー。犯人がわかったぞ!みんなを集めてくれ……という最大の山場で記憶を失ってしまった探偵。なんとかその場をしのぎつつ、会話の中から情報を集めて再び事件を推理する。プレイヤー自身の推理力が試されるゲーム。
Succession of the Life
 大学の研究で山奥の村へ調査に来た主人公が村の秘密を知ってしまう伝奇ノベル。少しファンタジーが入る程度で伝奇ものらしい現実との地続き感が楽しめる。絵はすべてオリジナルで、多少の癖も含めて本作の個性。前作は『CRIMSON RING』。
*TRUE REMEMBRANCE
 記憶を封じる封士の青年とある少女の出会いを描くヒューマンドラマ。悲しい記憶に囚われてしまう「セツナ病」、その対策のため街が作られ記憶封士が生まれた。封士の主人公黒目は症状が重く、「錆色の記憶」をもつ少女「ラ」と出会い、ともに暮らしはじめる。静かな雰囲気で不動の人気を獲得した有名作。
*赤い部屋
 Flash全盛期にまるで都市伝説のように口コミで人気が広まったホラーゲーム/Flash作品。「あなたは / 好きですか?」というポップアップ広告。これを消した者は死んでしまうという。主人公はこの噂を検証しようとするが……。
*茜街奇譚
 
黒地に濃い赤色の画面デザインが鮮烈な伝奇ノベル。キャラクターイラストを用いないスタイルで、落ち着いた文章は小説のような文体で独特なものがある。現代に現れる鬼を描いた雰囲気ある一作。
*あの夏祭りで誰が死ぬ?
 
デザインに凝った画面構成が印象的な短編ノベル。五年前の夏祭りの日、真由美は弟の翔太を見失い、そして翔太は殺されてしまった。真由美はそれを後悔し続けている。立ち絵を用いず、挿絵のように添えられたイラストが想像をかき立てる。短い中にも変化に富んだシナリオが好評だった。
あやかしよりまし
 漫画的なイラストが目を引く伝奇ノベル。妖(あやかし)が見えてしまう主人公と個性的な妖たちが織りなす恋愛ありバトルありの王道物語。携帯作品の続編同祓(PC移植もある)とさらなる続編同逢魔がある。
ある夏の日、山荘にて……
 別荘で起きた首切り殺人の謎を推理するミステリーノベル。間違った推理でもかなりの説得力をもって説明されるので、(やや猟奇的な)バッドエンドに到達するまでそれと気づかない。多数のマルチエンドでおまけシナリオもあるなど「かまいたち」の形式を踏まえる。固めの文体と現場見取り図も特徴。
遠来
 人類が宇宙を自由に行き来するようになった未来の時代、宇宙船の事故により不時着した先は現代の地球だった。フリーノベルゲームでは実は数が少ないSF作品。オリジナルのグラフィックが目を引く。
奥様は惨殺少女
 『料理』の続編となる「ホラー」ラブコメディ。主人公の大志にはかわいい中学生の奥さん・さゆりがいて、家に帰ればお約束の展開が待っている。ご飯にする?お風呂にする?それとも私?……え?「みゆき」?ノベライズも果たした有名作。
鴉の断音符
 殺人現場を目撃したカラスの視点で語られる一風変わった群像劇。行き先を決めることで断片的な物語が語られ、シナリオの選び方次第で様々なエンディングに分岐する。カラスは視点人物であると同時に個性的な主人公でもあり、語りを通して彼の物語を追うこともできる独特の距離感が面白い。オリジナルのイラストも印象的な作品。
*君の瞳はサンダーボルト殺人事件 ~太陽はまぶしい星~
 三田先生のギャグノベル三部作のうちの一作目。『かまいたちの夜』のようなシルエットの立ち絵でシュールなギャグが炸裂する。文字通り体に電撃が走る演出は三田の代名詞。本作をオマージュした『女教師・美喜』も作られ、相互コラボも実現した。
去人たち
 
かなり独特の雰囲気を持つ「実験的ノベルゲーム」。大ボリュームで凝った内容が人を選ぶが好きな人は好き。キャラクター人気が高い作品でもある。
*雪花 -きら-(成人向け)
 京都を思わせる街で出会った女の子。京都弁を喋る彼女とは、夜の間だけの友達になった。降り積もる雪と凍てついた空気の感覚がよく伝わってくる情景描写に優れた短編。成人向けだがそこがメインではない。
グッバイトゥユー
 
K-タイプと呼ばれる能力者たちの戦いを描いた伝奇ノベル。主人公には先天的に先読み能力があり、私的に悪を罰する能力者の組織に加わる。典型的な能力者ピカレスクロマンのきらいがあるが、たくさんいるキャラクターにそれぞれ個性がある。
*刑事神南さつき
 自分で推理するタイプのミステリーアドベンチャー。「W・Eの殺人」と「Man In Black」の二編が公開されていた。手に入れた情報をトリガーとしてセットするKIM(Keep In Mind)というシステムは今見ても斬新。
*こ~こはど~この箱庭じゃ?
 
ホームページを模した画面が斬新だったホラーゲーム/Flash作品。プレイヤーは「行太」なる人物の個人HPで10000人目のキリバンを踏み、掲示板で作者や常連メンバーと交流していく。第四の壁を破る体験型ホラー。作者さんのブログに回想記事がある。
しぇいむ☆おん
 VIP板の「ツンデレ喫茶を作ろうと思う」スレの企画。喫茶店しぇいむ☆おんを舞台にツンデレ少女たちとの会話が楽しめる王道美少女ゲーム。派生作品に『げっと☆おん』がある。
終末によせて
 世界の終わりで最後の時を過ごす若者たちの物語。終末が宣告された世界の諦観漂う、それでいて穏やかな雰囲気が魅力。世界が終わるまであと7日。
消火栓
 バスケ部の合宿で起きた小さな事件がより大きな惨事を引き起こす。犯人をマークするシステムがミステリファンに好評で、一連のミステリノベルブームを生み出した。PC版は公開終了しているが、iPhone およびAndrodi 版が配信されている。
ずろうの棲処
 
グラフィックに力の入った乙女ホラーノベル。漫画『ヘタリア』の作者による作品で、イラストやアニメーションをふんだんに使ったこだわりの演出が好評だった。ホラーと言いつつキャラクターやギャグの要素も話題に。前編のみ公開されていて未完となっている。
ゾウディアック(ZODIAC)
 
バイオハザードとサイレントヒルの影響を受けたホラーアドベンチャー。古代都市ゾウディアックで仲間とはぐれた主人公がクリーチャーに襲われながらも生還を目指す物語で、オリジナルデザインのモンスターと選択肢が多く難易度高めな謎解きに力が入っている。同2もあるがホラー要素が薄れたという声も。
送電塔のミメイ
 和風伝奇の世界観になった里見しばさんの二作目。近代日本を感じる出で立ちで化け物のでる世界観が前作とまた違った雰囲気を持つ一方で、根っこの部分では通底するものがある。青々とした草原に影を落とす送電塔が印象的な小島、廃墟離島にはコゴリ鬼がでるという。これを退治しにきた娘・ミメイとそこで出会った男・夜刀の物語。
頽廃ノスタルジア
 ジャパニーズホラーのじっとりとした恐怖感を視覚的に表現した一作。主人公が友人とともに実家の旅館へと帰るのだが、そこにはどこか不穏な空気が漂う。背景になっている退廃的な写真が素晴らしく、コンセプトの定まった写真集をめくるような感慨がある。時間制限のある選択肢とマルチエンディングも特徴。
天雨月都
 
奇妙な夢を見ること以外は普通の青年小日向薫が能力者たちの戦いに巻き込まれていく伝奇ノベル。あらすじはこてこての伝奇ものだが、読みやすいテキストと魅力的なキャラのおかげで今読んでも楽しめる不朽の名作。未完の作品だがヒロイン二人のシナリオは完結している。
時の故郷
 6年ぶりに田舎に帰省して幼馴染と再会する恋愛もの、と思いきやそれだけでなく、隠された謎を推理するミステリーでもある。ノベル形式だが攻略要素の強いアドベンチャーゲームを志向していて、手ごわい攻略と親切なヒント、物語の構成が高く評価された。
ハーバーランドでつかまえて
 ノベルブームの初期の名作。関西弁が嫌いな主人公が神戸に転勤になってしまい、一人の少女と出会う物語。色々な面で神戸を主題としていて、主人公の目を通して見る神戸の人々やヒロインの少女が魅力的。
ひとかた
 封じられた牛鬼の復活を阻止するため、陰陽師の血を引く主人公が打追町にもどる伝奇物語。プレイ時間10時間ほどの大作だが、丁寧な文章と緻密な構成によりノベルゲームきっての名作として知られている。立ち絵がついたリメイク版もiOS / Android 向けに配信中。
ヒトナツの夢 / A Dream of Summer
 人付き合いが苦手な少年、須貝俊樹。彼が学園祭準備のために登校すると、屋上に幽霊が出るといううわさを聞いた。そんなことは意に介さず屋上へむかうが、そこで儚い雰囲気をまとう少女と出会った。オリジナルのイラストをはじめ高い水準でまとめられた良作として知られ、英・中・韓・越語の有志翻訳があるほかフルボイスのリメイク版が作られている。作者さんは今も技術的に凝ったノベルや制作Tipsなどを発信していて、ティラノユーザーなら誰もが知る存在。

風雲相討学園フラット
 
風雲市立相討学園に転校してきた主人公と強烈な個性を持つクラスメイトたちによる学園恋愛ノベル。ぶっ飛んだキャラクターとお色気もあるオリジナルのイラスト、そして文字通り一気に攻める「たたみかけモード」が特徴。続編となる同2無料配布版と成人向けの完全版もある。
ほん呪! durbbing girls revival fest
 
レンタルビデオ屋で働く主人公はそれと知らずに呪いのビデオを見て、しかもビデオを上書き録画してしまった。そこから始まる貞子とのコミカルな同居生活。オリジナルのイラストをふんだんに使った連作ノベルシリーズで、基本的にギャグ路線ながらときに切実な悩みに直面することも。
止マナイ雨ニ病ミナガラ
 VIPの「ヒロインがみんなヤンデレのギャルゲ作ろうぜ!」スレで制作されていたゲーム。ただし未完。ビジュアル面で評価が高いもののシナリオは賛否が分かれる。
ゆうとっぷ
 交通事故で幽霊になった主人公が同じく幽霊の少女と出会う物語。この世ならざる物語だが基本的に明るくコミカルで、ヒロインや同級生などの軽快な会話が楽しい。幽霊ならではの壁抜け体験など、現実との地続き感が強い描写は伝奇ブームのあの時期ならでは。幽体になった主人公のその後を軸にして人の優しさが描かれる中編。
ユーマを抱きしめて
 
世界的にも珍しい病「ユーマ」により死期の定まった孤独な少女との交流を描いた物語。独特の雰囲気を持つイラストが好評。 

シューティング

Blue Wish Resurrection
 
ボタン連打の拡散ショットと押しっぱなしのレーザー、それにボムというシンプルなシステムの弾幕シューティング。グラフィックから内容までケイブSTGをオマージュした所があり、高いレベルでまとめた手腕にシューターも賛辞を惜しまない。抑えた難易度と被弾時オートボム、パターン攻略がきく構成で初心者にもおすすめされる。難易度を調整した同PLUSもある。
Every Extend
 ショットがなく、残機を消費するボムだけでプレイする自爆ゲーという異色作。つまりシューティングではないがその文脈。画面上に飛び交うオブジェクトは爆破すると誘爆するので、うまく連鎖を狙って失ったエクステンドしつつスコアを稼ぐ。PSPにも移植された作品で、シンプルなルールとカジュアルなデザインが魅力。
GENETOS
 スペースインベーダーから始まってゲーム内容が進化していく演出重視の縦シューティング。最初は左右移動のみで弾数も限られているが、だんだん移動範囲やショットの種類が変化していく。Normalでも難易度が低く初心者に優しい。プレイ内容によって進化系統が異なるのでそれを探る楽しみも。
Galax
 コマンド入力で敵をハッキングする個性的な縦シューティング。レーダーを展開して敵を捉え、時間内に特定のコマンドを入力すると停止、自爆などの命令が出せる。ただし一連のハッキング操作中はまったくの無防備なので、ある程度シューティングに慣れた人向け。
*G-TYPE
 タイトル通りグラディウスとR-TYPEを合体させた横シューティング。フォースあり、地形あり、それどころかグラフィックや音楽が本家そのままのクローンゲーム。同作者による『スーパーマリオXP』や『魔骸村』同様ゲームデザインの評価は高い。
HELLBOUND
 グロテスクとエロス、メタルなデザインが異彩を放つ弾幕横シューティング。敵弾を反射することができ、避けるよりもむしろ弾につっこんでいくアグレッシブなプレイが楽しめる。同人STG夜光蛾シリーズでも有名。
Hydorah
 レトロ風ゲームの名手Locomalitoさんによるグラディウスをオマージュした横シューティング。ショットとオプションの他に特殊武器があり、いずれも各ステージ開始時に種類を選択することができる。全16ステージとボリュームたっぷりで難易度は高め。そのかわり3回までセーブできる。また、PC/家庭用/スマホなどでイージーモードを追加したリメイク版が発売中。
MinishoterRS⊿
 160×120という画面の小ささが特徴の王道横シューティング。開発はドット絵ゲームに定評のあるPEPOSOFTで、システムはショットとダッシュの2ボタン制。ショットは連打とホールドにより変化し低速移動を兼ねている。豊富な自機と短めのステージ、AB二つのステージ分岐、おまけのブロック崩しミニゲームも特徴。
Noiz2Sa
 パステルカラーがきれいな弾幕縦シューティング。開発はABA Games。アブストラクトシューティングと銘打たれていて、シンプルな幾何学的デザインで弾幕世界に没入できる。移動とショットのみ、ゲームシステムと弾幕だけがある武骨なまでのシンプル構成。
*RAY-KUDRYAVKA
 ショット、ロックオンレーザー、ブレードを使い分ける高難易度全方位シューティングにしてシリーズの1作目。作者は「伺か」で知られるlsさん。ゲージ消費のオーバーウェポンもあり、目いっぱい詰めこまれたシステムと挑戦的な難易度が界隈を震撼させた。続編XのほかFPSになったixTLなどもある野心的なシリーズ。
rRootage
 まさかのNintendo Switch版がリリースされたABA Gamesの弾幕縦シューティング。Noiz2Saと同じく幾何学的なデザインになっていて、こちらは弾幕が自動生成されるのが特徴。
SuperDepth
 Bio100%の代表作にしてフリーゲーム黎明期の名作。水面にいる戦艦を左右に動かし、爆雷を落として海中を横切る敵にあてる。Bio100%はパソコン通信の時代にチームでフリーゲームを制作していた稀有な集団で、ハイクオリティなゲームで名を馳せた。オリジナルのPC-98版からAndroid版まである。
Vacant Ark
 
深海を描いたドット絵が美しい横シューティング。自機前方に構えるオプションには弾消し効果があり、敵の撃破もしくは弾消しによってショットのエネルギーをチャージできる。残弾制のショットと弾消しできるオプションが独特の遊び。シューティングツクール95製のため、動作保証はWindows Meまで。
WARNING FOREVER
 ワイヤーフレームのボス戦のみで構成された縦シューティング。最大の特徴は遊び方によってボスが違う形態に進化すること。ボスは部位ごとにミサイルやレーザーなどの武装があって部位破壊できるので、敵の構成を見極めて攻略しよう。
イディナローク
 3Dのグラフィック、オリジナルのイラストによるキャラ演出、ボイスにOPムービーまで備えたアニメのような演出の縦シューティング。メインショット・サブウェポンのほかにエネルギーを吸収するシールドがあり、強力なレーザーに転化できる。24年越しにリメイクを完成させた強者。
艦砲射撃!甲改
 水平線に浮かぶ戦艦を左右に動かし、狙いを定めて敵を撃ち抜くFlash作品。照準と砲撃はマウス操作で、弾が弓なりに飛んでいくのが特徴。彼我の距離を測って着弾点を予測するのが攻撃・回避いずれにおいても重要。シルエットで表現された戦艦や鉄鋼を貫くSEも印象に残る。現在html移植版が公開中。
撃破伝
 自機や敵、弾から背景に至るまで全て漢字で表現された横シューティング。またの名を「全面的漢字使用射撃遊戯」。弱、硬、主従などさまざまな漢字が敵として飛び回る画面がユニーク。一方で難易度は高めで、ショットとレーザー、敵のキャプチャーといった多彩なシステムをもつ。
四聖龍神録
 東方をオマージュした弾幕縦シューティング。弾幕や画面構成などで東方をアレンジしつつオリジナルの弾幕や鮮やかな色彩、独自のキャラクターを持ち、再現性と独自性の両面で評価が高い。お買い物で難易度を下げられるのも特徴のひとつ。アッパーバージョンのPlus、さらに2017年には2が公開された。
超連射68k
 元はX68000向けに作られた伝説的な作品。弾幕ではなく攻撃する楽しさを重視したベーシックなシステムのゲームで、弾を撃ちこむ気持ち良さは他の追随を許さない。倒した敵から飛び散る部品まで描いたドット絵、柏木るざりんさんによる曲でどこまでも熱くなれる。
ナノスマイルズ
 顕微鏡で微生物の世界をのぞく特異なデザインの全方位シューティング。オプションによってのみ攻撃することができ、ロックオンサークルを展開して指示を出す。オプションは機敏かつ正確で、まるで微生物を見るような動きが楽しい。無防備な自機を退避させつつオプションを先行させる遊びは独特の面白さ。
*ねこ暴落
 
上からつぎつぎ落ちてくるねこをキャッチするパズルシューティング。ステージにはブロックがあり、これを撃って傾きを変えることでねこを誘導する。誤ってねこを撃つと「良心の呵責」がふえ、100になるとゲームオーバーとなる。お邪魔弾を回避する要素もあり、ユニークなルールとかわいいデザインが魅力のゲーム。
*もぐらリバース(2)
 かわいいモグラが自機の横スクロールシューティング。グラフィックと遊びやすさに定評のあるクロボンさん作品のひとつで、ショットと特殊攻撃のほかにゲージ制のバリヤーがあるのが特徴。続編2では自機が2種にふえて特殊操作も追加され、複数のシステムを同時に使いこなす戦略性が増した。
らじおぞんで
 高い難易度と独特の用語・設定で知られる弾幕縦シューティングの傑作。システムの複雑さと弾幕の激しさは腕前を要求するが、随所に仕込まれた独創的なアイデアとセンスあふれるデザインは熟練者をうならせた。続編に『HellSinker.』。
D-Force.2(成人向け)
 美少女キャラの服を部位破壊する脱衣シューティング。という看板のわりに、中身は拡大縮小・回転をフル活用したドット絵の硬派で古式ゆかしい縦STGだったりする。通常ショットのほかカスリでショットがレーザーに変化、スコアボーナスも入る。アイテムは超連射かシールドの二択。熱いBGMにのって撃ち込んでいると脱衣ゲーだったことを忘れてしまう。
*滅殺回路(成人向け)
 点を稼ぐほどに背景が変化する脱衣縦シューティング。画面は固定で、敵編隊が上からやってくる先祖返りしたデザイン。煩悩が攻略をうながすだけでなく、完全固定の敵パターンや弾数制限によりパターン構築でスコアが伸びる渋い内容になっている。

シミュレーション

*Almagest -Overture-
 銀河を舞台にした星間戦争シミュレーションゲーム。戦艦建造や兵器の研究・開発、戦争など内政から外交まで宇宙規模で指揮を執ることができる。シナリオの背景にいたるまでこだわりの作り込みで絶大な支持を得た、フリーゲームシミュレーションを代表する一作。
erakanon(成人向け)
 テキストのみ、CUIで構成されたシミュレーション「era」シリーズのkanon二次創作。あるのはステータスの数値変化とわずかなテキストのみという究極のミニマリズム。それゆえに数値の上昇が中毒性を生み、想像は無限にふくらむ。制作ツールとして『eramaker』と各種バリアント、まとめWikiがあるほか、デベロッパーの「サークル獏」は現在も新作を公開し続けている。
PRINCIPIA
 17世紀ヨーロッパで実在した科学者となり、学会に論文を発表することで名声と資金を稼ぐユニークなゲーム。史実の人物が登場するだけでなく、没年まで完全に再現されている。時にはライバルの研究を妨害するのも生存戦略というもの。PCとスマホ向けに完全版が配信中。
Rebellion・Istuooll
 通称りべいす。マウスだけでプレイできるシンプル操作のRTSで、各ユニットのリーダーは複数のスキルをもつ。主人公をはじめ印象的なキャラが多く、ひねりのあるシナリオが好評。攻略自体の幅広さに加えプレイヤー向けの拡張機能もあり、有志のMODが数多く作られた。
RUBY南界編~SOLDIERSラグナロック~
 
登場するキャラクターが総勢100人以上にもなる長編ファンタジーSRPG。シミュレーションRPGツクール95で作られていて、シンプルなシステムで難易度もひかえめ。個性的なキャラクターと作り込まれた設定が複雑に絡み合っていく。『RUBY~序章~』から続くお話で、『北界人神伝~RUBY2~』(北界編)*『西界編・GLAYPNEEL』へと続いていく。
*SPY
 存亡の危機にある祖国を救うため、新聞記者として敵国に侵入して諜報活動を行う異色作。先行した仲間たちと協力し、新聞記事のネタ集めという名目で要人に近づき情報を収集する。1週間単位で行動を決定する自由度の高いゲームで、練り込まれた設定やシステム、オリジナルのグラフィックなど驚異の作り込み。コンパクプラチナ賞受賞作としても知られる。
The Battle for Wesnoth
 
2003年から現在まで続いているオープンソースのSRPG。ハイファンタジーの世界観を持つヘックス・ターン制のゲームで、有志が作成したアドオンを導入できるのが最大の特徴。公式のキャンペーンやマルチプレイもある。SteamとItch.ioで配信されている他、日本語Wikiも充実。
ヴァーレントゥーガ
 ファンタジー世界で天下統一を目指す地域制圧型SLG。ファーレントゥーガから派生した戦記・群像劇で、RTSの戦闘を特徴とする。本編の高い完成度に加えてエディットモードを備え、「むなしい努力」や「光の目」、「きのこたけのこ戦争・IF」などのファンメイド作品も含めてとりわけ高い人気を誇る。
エルディア大陸戦記1st~リタニア編
 
赤髪の少女・レミア=カシュノートの活躍を描いたSRPG。オリジナルのグラフィック、カットシーンなどビジュアルに力が入っていて、フリーゲームには珍しくボイスもある。兵種相性や固有スキルによる範囲攻撃、回復などがキャラクターの魅力を引き出す。
*颶風戦華
 本格的な作り込みの地域制圧型SLG/SRPG。大陸に割拠する勢力から一つを選び、外交や内政などのコマンドを駆使して大陸統一を目指す。ランダム生成のキャラクターはクラスやスキルがあり、育成RPGとしての側面もある。信長の野望とファイアーエムブレムのイメージに近く、ゲームの規模と内容の濃さに敬服せざるを得ない。
時代の底辺脱出戦記 スラムガイ
 ヨゴレ皇帝 Mr.Yさんによるヨゴレギャグ満載の底辺生活シミュレーション。失踪した父親のかわりに1億の借金返済に奔走するゲームで、筋金入りのオタクである主人公をはじめとにかく濃い。システムはときメモ風の育成SLGで、激しいノリとあれもこれも描き切る絵の力に圧倒される。完全版となる「再没落」も販売中。
人工女神
 監獄島に流された主人公が人工生命を召喚するSLG。集めた材料の組み合わせによって召喚される悪魔が異なり、研究目録を作るのが楽しいコツコツシミュレーション。特殊型の悪魔は血の盟約を交わすことができ、艶っぽいテキストが非常に好評。かわいいイラストや着せ替え・模様替えも人気で、本作を制作したサークル「SUGAR STAR」は現在成人向けで活躍中。

-新説- UPRISING
 RPGツクール2000で作られたSRPG。帝国に平和な日々を奪われた主人公の少女が復讐の旅に出る。7人1組のチームバトルが特徴で、同じチームで同一の敵を続けて攻撃することでコンボが発生、リーダースキルも発動できるようになる。システム・グラフィックともにオリジナリティのある力作。
スポンサーガ
 冒険者たちをクエストに派遣して報酬を得るユニークな切り口のゲーム。システムはシンプルながら攻略難易度が高く、ゲームプレイで得た経験がものをいう。初見殺しとの評価もあるが、英雄の道をあきらめた主人公をはじめとして人生の苦渋をなめたキャラたちのシナリオが強く支持される理由。
*Chower Defence 2 prototype ~ ちょわー・ディフェンス 2 プロトタイプ ~
 同人サークル「べにたぬき」によるタワーディフェンス。一般的なTDと異なり好きな位置に砲台を設置できるのが特徴で、開けた土地に砲台を並べることで壁を作っていく。かわいくデザインされたキャラクターも大きな魅力。
パトルの軍事博物館
 (カンパウェア)軍事博物館の館長となって20世紀以降の兵器を収集するRPG/経営SLG。ミリタリー要素に強いこだわりがあり、実在した兵器が写真で登場するほか解説も収録されている。なかなか攻めたブラックジョークも特徴で、シリーズ3作目がSteamにて販売されている。
ファーレントゥーガ
 14人のマスターから一人を選んで大陸に覇を唱えるターン制のシミュレーションゲーム。線で結ばれた地点を制圧する戦略級とSRPGとしてユニットをマス目で動かす戦術級の要素を持ち、優れたゲームバランスが高く評価された。ユーザーが自由に要素を追加できる拡張性でも人気を博し、のちにRTSのヴァーレントゥーガに派生する。
萌しむ グロス・ぱいッ!チュラント⊂彡
 バカゲーに萌えキャラな見た目と硬派な内容のギャップがすごい地域制圧型シミュレーション。世界中の美少女を求めるヒトラーが主人公の第二次大戦もので、ユニット生産と施設拡張・部隊の移動・戦闘のサイクルを繰り返して攻略していく。同人サークル「しるふ・わ~くす」の『萌しむ』(18禁)、そのサプリメントシナリオ。

レミュオールの錬金術師
 サークル「犬と猫」の2作目にあたる経営シミュレーション。一癖も二癖もある師匠ティコが借金返済のため仕方なく商売に乗り出す。やることは主に仕入れと加工、販売だけで、素直に商品を売れば順当に利益が出る優しいバランス。間に挟まるイベントも面白く、シンプルな経営がだんだん病みつきになってくる。

パズル

BLOCKSUM
 数字が書かれたブロックを結合して消すアクションパズル。ブロックは結合すると数がその和となり、その数以上の個数で同じブロックが隣接すると消滅する。例えば1と2を結合すると3になり、これが3個以上になると消えるといった具合。パズル力と算数力が問われる。
いりす症候群!(滅)(伊莉丝症候群!)
 ショットを撃って上から落ちてくるオブジェクトを同色でぶつけて消す物理演算パズルゲーム。力が加わったオブジェクトは落下速度が上がるので、繊細な操作が必要になる。独特の遊びがやりこむほどに上手くなるゲームで、印象的な音楽と物語の演出も忘れがたい。
かむたこ
 かわいい見た目で本格的な難易度を誇るアクションパズル。自由に出し入れできる「たこ」がカギを握るゲームで、吸盤の口で壁などに吸いつくことで移動を助けてくれる。アクション要素は最低限で解法はどこまでも理詰め。ほのぼのした会話を楽しみつつ、単純に見えて解けないパズルの醍醐味を味わえる。
プリンセスラナ
 足場になるブロックを出したり消したりしてゴールを目指す、ソロモンの鍵風のアクションパズル。ブロック操作のほかに敵の動きを一時的に止める「シール」や攻撃などの「スキル」もあり、衣装やイラストなどとともにショップで購入できる。良質なパズルがたくさん収録されていて、エディットモードまである大ボリューム。
ぷちわらの冒険
 
棒人間がゴールを目指すパズルアクション。パズルとしてはアクション要素が強めで2Dプラットフォーマーの側面もある。ゆるい手書きのグラフィックとぬるぬる動くアニメーション、気持ちいい効果音が魅力。
ぼんばらん!2
 
ロードランナーの左右のブロック消しのほかに、爆弾設置と蹴っ飛ばしが加わったアクションパズル。ボイスも加わったシリーズ集大成の2は4作目。ブロックと2種の爆弾の性質を利用した様々なテクニックが存在する。
マジカルフィーリング2
 かわいいイラストが特徴的な王道のマッチ4落ちものパズル。4色の音符を同色で並べると消滅し、連鎖するとお邪魔音符を相手に送り込める。各キャラはそれぞれスキルを持っていて、本作の特徴であるとともにキャラの個性を際立たせている。シューティングから3Dアクションまで手掛ける幅広い作風のクリエイター。
みすてぃっく☆ばるーん
 
魔法でブロックを持ち上げてゴールへの道をひらくパズルゲーム。固定画面のステージは往年のアーケードゲームのように綺麗にデザインされていて、パズルの完成度も高い。エディタが付属するほか続編の「ver.Circus」もあり、パズル好きから熱く支持されている。

わにの庭
 シンプルな画面で無駄なく構成された問題が美しいパズルゲーム。狭いスペースをやりくりしてわにを池に戻してあげよう。どこまでも理詰めの倉庫番風のゲームで、左右からしか入れず前後にしか動かせないブルドーザーと、それを使って動かす岩がポイントになる。パズル好きにおすすめしたい高難易度パズル。

その他

*クターのQ
 株式会社ギガ連射によるクターシリーズのうちの一つ。可愛くもシュールなくま、クターがマウス左右ボタンで二択の早押しクイズに挑む。お手つき厳禁の簡単な問題でだんだん時間が短くなるので、知識よりも素早い判断が重要。
グラフでボクシング
 折れ線グラフだけで表現されたボクサー育成シミュレーション。横軸が時間の経過を示し、縦軸が優勢・劣勢を表す。YES/NOの二択で展開が変化するほか、試合以外にもミニゲームで遊べるトレーニングやプライベートな時間の恋愛まである。
寿司打
 非常に有名なFlashのタイピングゲーム。単語とともに流れてくる寿司を画面外に流れるまでにタイプする直感的なデザインが魅力。ミスなく入力し続けることで10皿ごとに制限時間がのびるほか、ミスした時点で即終了の一発勝負などもある。現在はWebGL移植版でプレイ可能。
Ozawa-Ken
 まるで実写格闘ゲームのような画面でタイピング練習ができる個性的なゲーム。正しく入力するとパンチやキックを繰り出し、ミスすると逆に相手の攻撃を受ける。画面上部には体力バーがあり、時に相手のコンボも発生。タイピング練習が楽しくなってしまう工夫にあふれた一作。作者さんは本作をきっかけにプロのプログラマーとして活躍していて、新作タイピングゲーム『Typing Land』なども公開されている。
*スマッシュセット
 ブロック崩しに立体的に重なるブロックやアイテム、ベクトル操作のスマッシュなどを加えたアクションゲーム。全消しではなくビー玉を破壊するとクリアとなり、時間経過でスピードアップするのでボムブロックの活用とスマッシュの習熟が重要になる。
ぱるメロ!~Music Emotion
 パカパカパッションをリスペクトしたリズムゲーム。4ボタンでラインに重なったノートを押すシンプルな音ゲーだが、うまくプレイすることでオリジナルキャラクターがダンスを見せてくれるのが大きな特徴。

リンク集

インターネットコンテストパーク(跡地。Internet Archiveによる)
フリーゲームで面白いページ まとめページ跡地(Internet Archiveによる)
PCで出来る2Dシューティング(STG)総合スレまとめページ
フリーソフト超激辛ゲームレビュー
3分ゲーコンテスト
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自由遊戯黙示録
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