閑話休題・僕のDJ初体験

もう10年くらい前ですが、DJやってみたいなーと思っていてターンテーブルとミキサーを購入して一人で自宅でDJのまねごとをしていました。当時はCDJもあるにはあったんですが、DJといえばアナログの時代だった為、スタンダード中のスタンダードであるSL-1200 MK3というアナログターンテーブルを使っていました。

これが高くて買った時は本当に貧困になったんですが、自宅でちまちま弄るのは楽しかった覚えがあります。当たり前なんですが、アナログレコードしか使えません。自宅にはレコードが溢れていて、凄まじい事になっていました。

で、当時僕はバンドをしていて、そのつてで所謂バンドを呼ぶイベントを行う所謂イベンターと繋がりがあり、そのつてでライブの転換DJをやってみないかと言われたので二つ返事で承諾しました。
今でもそうですが、バンドが演奏を終えてその次のバンドがライブをするまでにはセッティングなどがある為、その間に音楽を流してお客さんを暖めるのが転換DJです。

で、返事をしてから詳細を聞いてみると場所はなんと渋谷のON AIR EAST(現在のO-EAST)で割と大物のバンド(確かSNAIL RAMPのレーベルイベント)が出るイベントだったのです。
このライブハウスですが、キャパは600人くらいなのでかなりの大箱でお客さんが満員な事もほぼ確定的に明らかだった為、1ヶ月以上前から最高に緊張していました。
失敗しないように曲のセットリストもがっちり決めて、淀みなく曲がつなげる練習を本当に毎日していました(今となってはセットリストも作らず泥酔状態でDJをやっていたりする僕が)。

さて当日、お客さんは大入りで最強に緊張していて、まともにレコードに針を落とせませんでした。
結果として3回くらいは音を止めたんですが、転換DJという事もあって何事も無く終わったように思います。

ぶっちゃけ全然覚えてないくらい緊張してたんですが、以後のDJでは全然緊張しなくなりました。

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