実際にDJがやっている事

さて、実際にDJは何をしているのか?という所を書きます。
既にDJをしている人向けではないのであくまでライトに当たり前の事を書く感じです。

選曲(コンセプト)

一番大事な所です。自分がどういう曲をかけるのかという点になります。
これは自分のかけたい曲をかければ良いんですが、聞く側の視点からすると一定のコンセプトがある方が聞きやすいですし、盛り上がりやすくなります。
イベントに来るお客さんが求めている物を読み取るのが本来はベストですが、身内イベントの場合はイベント自体のコンセプトが身内で遊ぶといった状態になっているはずなのであまり気に無い方が良いと思います。

で、自分のコンセプト(ジャンル)を決めた際に実際の選曲を進めます。
持ち時間を考えてつつ曲をそこに並べましょう。
この時に気をつける事として、BPM(要するにテンポ)が揃っている方が聞いている側としては心地よく聞く事が出来ます。但し、歌モノ(ボーカルが入っている物)はその限りではありません。

下準備として、曲のここを最も聞かせたいのでここ以外の部分は良いかなであったり、このイントロはいらないなといった曲の特徴を押さえておくと良いと思います。これは事前にやるより普段曲を聴いている時にここは使えるなとかここをこう繋いだら面白いなといった事を考えておくと良いです。

押さえるべきコツとしては、誰もが知っている曲と誰も知らないけど自分的には良いけどマイナーな曲を上手く混ぜる事です。さらに言えば、困った時(盛り下がった時)にかける用の鉄板曲を何曲か用意しておく事によってDJをする際に困った時に挟んでいけるので便利です。
ポリシーとして誰もが知っている曲をかけるのであればそれもまたよしです。
そういうスタイルを持ったDJもたくさんいますし、突き詰めて行くのもDJのおもしろみでもあります。

プレイ

本番です。初心者DJに置いて気をつけないといけない事は音を止める事です。というか逆に言うと音さえ止まらなければ初心者DJとしては問題ありません。
実際の機材の操作に関しては別の記事で書くので最低限リハーサルでしてはいけない事をまとめておけばそういった事は起こりません。

初心者DJでありがちな事として、手元に集中するあまりお客さんの顔を見ていない状態になってしまう事があります。
お客さんの表情や踊っている人のメンツなど情報は客席にたくさんあります。
「あ、この曲はここのお客さん好きそうだな」とか「この曲あまり刺さってないな」という事が見て取れます。

なのでなるべく前を見てプレイしましょう!

曲を流すだけであれば、通常音楽プレイヤーを流すくらいの物ですが、DJは繋ぎが必要です。これは音を途切れなく流す為に必要な事です。
実際の機材の説明についてはここでは省きますが、手法として初心者であれば2種類の方法があります。
一つはフェードインアウトで、片方の曲の音を緩やかに下げつつ、もう片方の曲を緩やかに上げるという方法です。これは非常に簡単な反面かっこいい手法ではありません。曲によってフェードインアウトでしかつなげない物もあるので選択になります。
もう一つはカットインという手法です。やっている事はフェードインアウトと同様ですが、一瞬にして切り替える方法になります。本来は低音の音に合わせてよどみなく繋ぐのが理想ですが、難しい事は考えず雰囲気で切り替えてしまいましょう。だんだんコツが掴めてくると思います。

蛇足ですがMIX-MIXという手法が次の手法というか一般的なDJは殆どの場合この方法で曲を繋ぎます。
2曲を同時に流して徐々に最初にかけていた曲をフェードアウトさせていく手法になりますが、普通に2曲を同時に流してしまうと非常に気持ち悪く感じます。なのでテンポを合わせて小節のタイミングがあっている必要があるので流石に初心者でやるのは無理なので一旦忘れて下さい。

先ほどの前を見てプレイしよう!という点を合わせてお客さんと一緒に楽しむのが一番大事な事です!


次は始める為の機材について書こうと思います。

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