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ニンジャスレイヤ―TRPG:追加ソウル案『アルコン・ニンジャクラン』(アクマ・ニンジャクラン亜種)ver2.00 最終更新:2021/3/11

「決めたよ。今日から我が名はアルコン・ニンジャ。第一のアルコーン、狂いしヤルダバオトだ」

はじめに:この記事の概要

テーブルトークロールプレイングゲーム『ニンジャスレイヤーTRPG』のプラグイン環境下であなたのニンジャを『アルコン・ニンジャクラン』にすることができる/エネミーとしてアルコン・ニンジャクラン系列のニンジャを構築できる非公式のルールセットです。
このルールで作成されたニンジャをTRPGのセッションに持ち込む際はNMとよく相談し、場合に応じてアクマ・ニンジャクランとして扱うなどの調整を行ってください。

アルコン・ニンジャクランとは?

アルコン・ニンジャクランとは恐るべき「アクマ・ニンジャ」の崇拝者「アクマ・ニンジャクラン」から分派した幾つかのサブクランの一つであり、エテル薄まる立ち枯れの時代にアクマのミームを伝えんとマイニュ・ニンジャクランやイタミ・ニンジャクランらとの接触――これらは失敗に終わったとされる――をはじめ(迷走ともとれる)試行錯誤を繰り返した弱小クラン。何度目かのナラク禍においてその代のニンジャスレイヤーと接敵、為すすべなく滅ぼされた……という設定のアンオフィシャル・クランです(2019年7月現在、同名クランはニンジャスレイヤー公式において登場しておりません)

その効果と取得前提

アルコン・ニンジャクランはアクマ・ニンジャクランの亜種であり、ニンジャスレイヤーTRPGにおいて現状アクマ・ニンジャクラン「ヘンゲヨーカイ・ジツのLvを4以上にしたPCが★アクマ・ヘンゲ・ジツを取得した場合に自動的に所属するクラン」です。
従って、アルコン・ニンジャクラン『「★アクマ・ヘンゲ・ジツ」を取得したPCがアクマ・ニンジャクランと二者択一で選択しうるニンジャクラン』として存在します。

※アクマ・ニンジャクランの分派としてアクマ・ヘンゲの派生研鑽に傾倒したアルコン・ニンジャクランに所属した時点で、あなたのニンジャは通常のヘンゲヨーカイ・ジツを行使できなくなり(つまり通常、アクマ、グレーターアクマの3択)、アクマ・ヘンゲ・ジツ以外のヘンゲ値4以上で習得したスキルを削除します。

アルコン・ニンジャクランのサマリー
【ジツ】値とそれによる補正
Lv1:『部分アクマヘンゲ:x』からどれか1種類を選択スキル枠で獲得する。
    アルコン・ニンジャクラン所属者は「▶▶」以上の胴体サイバネを置換できる。
    ただし胴体部をサイバネ置換した場合、『アクマ・ヘンゲ・ジツ』並びに
    『グレーター・アクマ・ヘンゲ・ジツ』は使用不可。
Lv2~3:アルコン・ニンジャクランにLv2~3で得られる補正はない。
Lv4:『アクマ・ヘンゲ・ジツ』の習得。
    専用リストから●1個を獲得。
    または暗黒カラテ衝動『ソウルの悲鳴』を伴うニンジャソウルの闇を獲得し、
    専用リストから●●を1個獲得。
Lv5:専用リストから●あるいは●●を1個獲得。
Lv6:専用リストから●2個または●●を1個獲得。
    または暗黒カラテ衝動『非ニンジャのクズめが!』を伴うニンジャソウルの闇を獲得し、
    専用リストから●●●を1個獲得。
Lv7:アーチ級ルール★★★を1個獲得し専用リストから●●●を1個獲得。
    または専用リストから●●●あるいは●●あるいは●を2個まで獲得。
Lv8:アーチ級ルール★★★を1個獲得し専用リストから●●●を1個獲得。
    または専用リストから●●●あるいは●●あるいは●を2個まで獲得。

※アクマ・ヘンゲ・ジツを習得しこのクランを選択した時点でこれらボーナスを逆算して獲得する。
 例えばジツ値6でアクマ・ヘンゲ・ジツを習得しアルコン・ニンジャクランに所属した場合、
 ただちにヘンゲヨーカイ・ジツ並びにそれによる習得スキルを★アクマ・ヘンゲ・ジツ以外破棄し、
 専用リストから●●を1個獲得し、●を0~4個、●●を0~3個、●●●を0~1個獲得し、
 それに応じてニンジャソウルの闇を0~2個獲得する。
 この時既に該当する暗黒カラテ衝動を持っている場合、代わりに任意の暗黒カラテ衝動を得る。

専用スキルリスト:特別記載しないものは公式ルールブック並びにプラグインを参照されたし
『●薙ぎ払い』
『●肉体破壊』
『●傷の回復』
『●凍結耐性(内なる炎)』:以下項目にて解説
『●●ジゴクの炎』
『●●ヘンゲ・マスタリー』
『●●シンクレティズム:ブッダデーモン』:以下項目にて解説
『●●部分アクマヘンゲ:腕』:以下項目にて解説
『●●部分アクマヘンゲ:脚』:以下項目にて解説
『●●部分アクマヘンゲ:頭』:以下項目にて解説
『●●●グレーター・アクマ・ヘンゲ・ジツ』
『●●●マキナ・エクス・アクマ』:以下項目にて解説
『●●●畏怖をもたらす視線』:以下項目にて解説
『●●●ヒサツ・ワザ(ブラッドバスティズム)』:以下項目にて解説。タツジンを伴わないヒサツ・ワザ
『●●●ヒサツ・ワザ(浄化の炎)』:以下項目にて解説。タツジンを伴わないヒサツ・ワザ

専用スキルリスト:●

ヘンゲヨーカイ・ジツの派生獲得スキル★から「弾き飛ばし」「ヘンゲ・マスタリー」「ジゴクの炎」を除き「薙ぎ払い」「凍結耐性(内なる炎)」を追加した形のリスト。「薙ぎ払い」はプラグイン記事『追加のジツとニンジャソウル(LITE版)』の"ビッグカラテ"の項を参照(要ニンジャスレイヤープラス購読)。以下の解説において太字はスキル自体の説明、そうでない文章は読み飛ばしても問題のないフレーバーだ。

固有スキル
「●凍結耐性(内なる炎)」:「回避ダイスダメージ」をx値軽減する。また、これを持つニンジャがターン開始時に獲得する回避ダイスはx以下にはならない。xはジツ値-3に等しい。これを習得した時点で「ジゴクの炎」は習得不可能になり、「ジゴクの炎」を持っている場合このスキルを習得できない。この効果はヘンゲ中以外も適用される。
本尊アクマ・ニンジャの凍結処分を受け、それを奉ずる者の中に過剰なまでに低温・凍結やそれのもたらす拘束へ忌避感を募らせた一派があった。それらは後にアルコン・ニンジャクランに迎合し、アクマ・ニンジャクラン一同の有するオヒガンへの接続による火炎生成をより内向的に、自身への活力付与へ転じさせる技術を浸透させた。杞憂そのものと他クランにあざけられ、アルコン・ニンジャクランが弱小クランに留まった理由の一つでもある。

専用スキルリスト:●●

「ジゴクの炎」「ヘンゲ・マスタリー」を本家アクマ・ニンジャクランより一足遅れて習得できるようになり、ジツ値1で得た部位とは別に「部分アクマヘンゲ:x」を習得できるようになる。また「シンクレティズム:ブッダデーモン」によりクラン内でも全く異なる性質を獲得することもできる。

固有スキル
「●●シンクレティズム:ブッダデーモン」:
1.精神力を+3、アクマ・ヘンゲ・ジツ並びにグレーター・アクマ・ヘンゲ・ジツの持続ターンを+1(効果が切れるターンに精神力を費やし延長した場合この補正はかからない。これの持続にはヘンゲ・マスタリーが必要)。
2.ヘンゲ中、自分の攻撃による『サツバツ!』の出目を-5(下限1)し、攻撃ダイスに6の目が4つ以上ない場合「カルマ:善」の対象または「モータル」の対象へ『サツバツ!』が発生しない(「肉体破壊」でも軽減されない)。近接攻撃の出目『6,6』が発生した時点で【精神力】を1消費することでこの効果を無視できる。
アルコン・ニンジャクランの所属ニンジャはアクマのミームを後世に伝えるにあたり、既存信仰体系との合一を好んだ(もちろんその影に糸を引いていたニンジャ存在らと衝突することもあっただろう)。開祖アルコン・ニンジャをはじめ現在では悪神、荒魂の手合いとして名を遺す者が多いが、中には敢えて善性の化身じみて動くことでその本質である強大な力を伝えんとする変わり者も幾らか存在した。そういった者のソウルが憑依した場合、憑依者は善性の存在に対する危害を無意識的に回避し、残忍な殺害を好まなくなるだろう。しかしあくまでもその手心は信仰を享受するためのものであり、憑依者が確固たる意志で拒み邪悪行為に励もうとするのならばその枷は驚くほど簡単に解き放たれる。欺瞞なのだ。

「部分アクマヘンゲ:x」

「●●部分アクマヘンゲ:x」の共通ルール
1.発動したい場合、手番開始時に難易度:U-HARDのジツ判定を行う。これは精神力を消費しない。このスキルの成功失敗に関わらず、使用者はそのターン中普通に行動できる。
2.スキル「ヘンゲ・マスタリー」を所持している場合これの難易度が-1される。
3.該当部位に戦闘用サイバネ/バイオサイバネを置換している、または既にアクマ/グレーター・アクマにヘンゲ中の場合これを発動できない。
4.発動に成功した場合この効果は戦闘終了まで持続する(非戦闘時に使用した場合、部屋を移動するまで持続する)。
5.アクマ/グレーター・アクマにヘンゲした、または発動中の部位が「サツバツ!」等で破壊された時点でこれらは効果を失う。

「●●部分アクマヘンゲ:腕」:前提:非ヘンゲ時。武装スロットを「ヘンゲ」⇆「ヘンゲ」に置換、カラテ判定の際にダイスを+2。スキル所持者のカラテが7以上の場合、これを解除するまでスキル「●弾き飛ばし」を獲得する。
立ち枯れの時代、アルコン・ニンジャクランは世界から刻一刻と消失しつつあるエテルをほんの最小限拾い、己の一部をアクマとする術を探求した。彼らがマスタリーした断片的なヘンゲの技術は、この時代においてはサイバネとの思わぬ相性を発揮することもある。

「●●部分アクマヘンゲ:脚」:前提:非ヘンゲ時。脚力を+1、回避ダイスを+2。スキル所持者のワザマエが7以上の場合、これを解除するまでスキル「●トライアングル・リープキック」/「●特殊近接ステップ」のいずれかを獲得する。
肉体の一部が黒山羊の姿になっている悪魔/神/精霊の絵画などにアルコン・ニンジャクランの関与痕跡あり、とも言われている。

「●●部分アクマヘンゲ:頭」:前提:非ヘンゲ時。近接攻撃時のダメージを+1(連続攻撃xの場合最初の攻撃のみ)、「ヘンゲ中」あるいは「アクマ・ヘンゲ中」を要求するスキルを発動可能。スキル所持者のニューロンが7以上の場合、これを解除するまでスキル「●銃弾の見切り」/「●スリケン受け流し」のいずれかを獲得する。
ナラク憑依者襲撃の折、アルコン・ニンジャクランはまず第一に頭部、腕部、脚部それぞれの部分ヘンゲに極めて精通した3人のニンジャを迎撃に当てた。しかしそれらは各々ヘンゲ後の頭を砕かれ、腕をもがれ、脚を折られるという極めて屈辱的な敗北を遂げ、ハイクを詠む間もなくカイシャクされたという。

専用スキルリスト:●●●

これらに列挙されているスキルの大半はアルコン・ニンジャクランからは本来失伝されたものか、あるいは江戸時代のリアルニンジャたちには到達できなかった領域である(例えばエテル不足の時代ではグレーター・アクマ・ヘンゲの習得は難解を極め、また同クランはそれにまつわるほとんどの記録を失っていた。敢えてそれに乗り出す者はクランからムラハチされたであろう)。すなわち、●●●のスキル群を持つニンジャはアルコン・ニンジャクランの中でも創設当初、アクマ・ニンジャクランとの区分が曖昧だった頃のソウルの持ち主か、はたまたソウル憑依後に自力でジツの精度を深め極地へと開眼させた熟練者、そのいずれかだろう。

固有スキル

「●●●マキナ・エクス・アクマ」:前提:スキル「ジゴクの炎」または「凍結耐性(内なる炎)」、腕部、脚部、視神経、脳神経、胴体部を戦闘用サイバネ置換済(上記の置換可能部位全てをサイバネ置換済の場合、増設サイバネ「ジツ拡張サイバネ」の置換に成功した時点でジツ値、前提スキル習得の有無に関わらずニューロンを3失うことでこれを習得してもよい)。これを習得したニンジャは「▶▶」以上の胴体部サイバネを置換済でも『アクマ・ヘンゲ・ジツ』並びに『グレーター・アクマ・ヘンゲ・ジツ』を行使できる。
1.アクマ/グレーター・アクマにヘンゲ中でも内蔵型の増設サイバネを使用できる。シナリオ中1回のみ「外付けファイアウォール」に等しい効果を用いることができる(同名増設サイバネを設置済の場合は合計2回)。
2.(所持『凍結耐性(内なる炎)』のみ、)ヘンゲ中の増設サイバネによる「火炎ダメージ」に+1する。
3.(所持『ジゴクの炎』のみ、)ヘンゲ中の腕部または脚部の増設サイバネ「火炎放射装置」から「シナリオ中1回限り」が撤廃される。
4.ヘンゲ中、重サイバネによるデメリット(電磁ショックダメージ倍、頭部損傷シャットダウン、頭部電磁ショックで即死)全てを取り除く。

亜種を含むアクマ・ニンジャクラン全体に所属するニンジャのソウルを有しながらそれのもたらす衝動を意に介さず全身の重サイバネ化を推し進めるような奇怪なニンジャがいたとして、それは果たしてアクマニンジャとして逸脱しているのだろうか? 仮に電気の代わりにその身から放たれる炎と凄まじいまでの血中カラテで機械を駆動させ全身を包むテクノロジーの全てにアクマのミームを伝播させることができるならば……それは他ならぬ魔技であり、このスキルを持つニンジャにはそれができてしまう。精神力を焼き焦がすような形而上学的攻撃をも、それを上回る灼熱の壁でシャットアウトしてしまうだろう。

「●●●畏怖をもたらす視線」:前提:「★★★半神的存在」、アクマあるいはグレーター・アクマにヘンゲ中。手番開始時に精神力を1消費してカナシバリ・ジツLv3同様の判定を行うことができる。これによるニューロン判定追撃で「操り人形」は選択できない。「ジゴクの炎」とは互いにスキル獲得を阻害しないが、手番開始→畏怖をもたらす視線→ジゴクの炎→移動→……などは行えず、移動前に行使できるのはどちらか一方のみ。モータルを対象にこれを行った場合、ニューロン判定の対象者はそれが成功した/失敗したかを問わず「NRS・重度ショック判定」を行う(ネオサイタマ・アウトロウズを導入しない場合ニューロン判定でU-HARD、失敗した場合精神力-1、脚力-1)。
シンクレティズムの過程でカイジュウ・ニンジャクランなど神話的存在と交流した一派の秘技。あるいはアクマのミームを理解した憑依者が編み出した絶技。これを見た者の精神へ重篤な干渉をもたらし、常人であれば即座に発狂ないし屈服するおそるべき眼光。

「●●●ヒサツ・ワザ:ブラッドバスティズム」:要求:カラテ10、スキル「薙ぎ払い」「肉体破壊」、前提:左の装備スロットが『ヘンゲ』。「薙ぎ払い」同様の範囲攻撃を【ワザマエ】判定無しに行い、これら全てに「サツバツ!」が発生する(ヒサツ・ワザ出目の攻撃対象の回避難易度はU-HARD、範囲攻撃の回避難易度はHARD。サツバツ! の効果を対象ごとに選択するか一括で選択するかはNMと相談したりして決めること。ダレてもよくない)。これが命中した「ニンジャ」「モータル」の対象1つにつき体力を1回復する(最大3。体力上限以上には回復しない)。使用者が『グレーター・アクマ・ヘンゲ・ジツ』による『近接攻撃リーチ+1』を得ている場合、この範囲攻撃は自身を中心とした5×5マスを対象にする。
アクマにヘンゲしたことによって得られた異様な膂力、殺人的な破壊力を以て周囲を一瞬で血の海に沈め、それを沐浴する。

これともう一つはヒサツ・ワザと表記されているが「タツジン(x)」は要求されず、代わりに該当スキルとステータスの不足で(未熟)の判定ペナルティが発生する。

「●●●ヒサツ・ワザ:浄化の炎」:要求:ワザマエ10、スキル「凍結耐性(内なる炎)」「シンクレティズム:ブッダデーモン」。攻撃対象に火炎ダメージ2D3を与える(回避難易度U-HARD)。使用者のニンジャソウルの闇とDKKの現在値が0の場合、この攻撃は「★★★不滅」を無視する。ヘンゲしていない場合も発動できるが、火炎ダメージは1D3となる。命中した対象が爆発四散しなかった場合、サツバツ出目1同様に対象を弾き飛ばす。
アルコン・ニンジャクランの有する内的な炎を対象に叩きこみ、瞬間的に爆発させ焼き滅ぼす。もしもこれを習熟したものがタテマエじみた欺瞞ではなく本心から善行をよしとする、マッポーの世にあっては実際奇妙な人物であるならば、あるいは不死身の神話的存在に一矢報いることができるかもしれない……。

終わりに

ご一読ありがとうございました。アルコン・ニンジャクランのアイディアは公式プラグインのアクマ・ヘンゲ・ジツに記載された

*このジツを選択する場合、憑依ソウルは自動的にアクマニンジャ・クランとみなされ、グレーター・ヘンゲヨーカイ・ジツを選択/使用不可能となる*

に着想を得、基礎的なジツから派生するタイプのニンジャソウルを構築しても楽しそうだなと思い至ったことがルーツです。結果的に公式のドラゴン・ニンジャクランを始めとしたソウルや他執筆者の皆様方のサマリーに比べて制約の多いつくりになってしまった気もしますが、弱小クランですしこんなものなのでしょう。

これらデータは今後修正される可能性があり、その場合は以下の更新履歴の欄に追記いたします(2019/7/29現在ver1.00)。

更新履歴

7/29 1.01
部分ヘンゲの共通項目を一括、精神力を消費しない旨を明記。ヒサツ・ワザ(ブラッドバスティズム)の範囲攻撃部分の回避難易度をナーフ。

7/30 1.10
部分アクマヘンゲの共通項目に追記、これに伴いヘンゲ・マスタリーのサマリーポジションを●●●から●●へ。新たに●●●スキルをサマリーに追加。

8/17 1.11
サイバネ周りの処理がややこしかったので明文化。それに伴いマキナ・エクス・アクマをやや習得しやすく変更。

10/15 2.00
部分アクマヘンゲ:xをジツ値1から取得できるように。また一部タイミングで暗黒カラテ衝動ではなくニンジャソウルの闇を直接獲得するように変更。これによって闇克服による衝動削除が可能に。それに合わせて浄化の炎の不滅貫通条件を変更。
凍結耐性を微上昇、ジツ値4から効果を発揮するように。
全ての部分アクマヘンゲへのステータス要求条件を変更。一部ボーナスの調整。ブラッドバスティズムの難易度緩和(部分アクマヘンゲ:腕、頭同時発動でも使用可能に)
NPCサンプルを追加。「カブトムシの茶色」ってなに? という方はこちらをどうぞ

2020/12/10
スキルセットには変更なし。NPC群の書式がガタガタだったので修正。ついでにアルコン・ニンジャの装備を更新。高級ヤクザスーツを装備した代わりに各種ブーストアイテムを弱体化。コラプテットが更新前(直接暗黒カラテ衝動を獲得)だったためこれを更新。

2021/3/11
ブラッドバスティズムの処理を明確にしつつ微強化。

これから:2版ルールブック導入にあたって

第2版ルールブック用のアルコン・ニンジャクランのサマリーは別途記事を設け記載します。
2版では一部スキルの実用化に向けた修正、部分アクマヘンゲの更なる発展や「ヘンゲした体躯に近づけるべくサイバネ、バイオサイバネを置換した」ケースを意識したスキル群の導入、新規サンプルNPCの追加などが予定されています。

アルコン・ニンジャクランNPCサンプル

開祖アルコン・ニンジャ、そしてそれに従うネオサイタマのアルコン・ニンジャクラン憑依者たちのサンプル。NMはこれらを自由に使用していただいて構いません。改変も自由。一応これらを登場させたシナリオのリプレイ記事とか作った時はこの記事を引用してください。

「……我が旧き名を知る者が、かような時代におろうとはな」
「アラタメマシテ。ドーモ、トゥームデーモンです」
「だが、知識というのはひけらかせばよいものではない……実際オレは酷く傷ついた。悪いが死んでもらうぞ」

クレティアンデビル/アルコン・ニンジャ(トゥームデーモン)

◆クレティアンデビル/アルコン・ニンジャ (種別:ニンジャ/リアルニンジャ)
カラテ      12    体力       20
ニューロン     8+1  精神力       8
ワザマエ     10    脚力        7
ジツ        7    万札       30

◆装備:ジツなど
スキル:『連続攻撃2』『連射2』『時間差』『マルチターゲット』『疾駆』
    『真名:トゥームデーモン』
    『◉死の風』『◉部分アクマヘンゲ:頭』
●:『薙ぎ払い』『肉体破壊』
●●:『ジゴクの炎』『ヘンゲ・マスタリー』
●●●:『グレーター・アクマ・ヘンゲ・ジツ』『ヒサツ・ワザ:ブラッドバスティズム』
暗黒カラテ衝動:『非ニンジャのクズめが!』
ニンジャソウルの闇:ニューロン+1、精神力-2

レリック:『**偽・カイデンのシルシ**』
装備:近接武器『*プタヒル・ケーン*』、『パーソナルメンポ』、『*高級ヤクザスーツ*』
ソウル:『アルコン・ニンジャクランLv7』
ジツ:『アクマ・ヘンゲ・ジツ』『グレーター・アクマ・ヘンゲ・ジツ』

基本戦闘ルーチン:
手番開始と同時に『部分アクマヘンゲ:頭』。登場時既に部分アクマヘンゲ使用済でもいいかも。
ダメージを受けるまでは『ジゴクの炎』と『死の風』を駆使した遠距離戦に徹する。
ダメージを受けた以降の手番でアクマヘンゲ開始。体力が8を切るとグレーターアクマ解禁。
真名看破された場合はルーチンを無視してグレーターアクマ化し可能な限り名を知る者を狙う。

◇真名:トゥームデーモン
トゥームデーモンの実力はアクマ・ニンジャクランのグレーター・ニンジャの中では群を抜いていたが、
それでもアーチ級としてカイデン・ネームを与えられるには至らなかった。
何らかの手段でこれの真なる名を解き明かしアルコン・ニンジャに突きつけた場合、
アルコン・ニンジャの精神力とワザマエを-3(1以下にはならない)する。

◇**偽・カイデンのシルシ**
ハナミ儀式を疑似的に模した邪悪リチュアルによって得られたアルコン・ニンジャのブースター。
『★★★半神的存在』ジツ値7未満に等しい効果を得る。
アルコン・ニンジャがこれを装備していた場合、真なる名を明かされた時点で効果を失う。

◇*プタヒル・ケーン*
世界の造物主が有していたとされる杖。神話の影に、ニンジャあり。
オヒガンを経由し虚空より出でる「天界の水」を操り、敵を苛む。
アルコン・ニンジャ所持時に限り脚力+1、側転難易度-1。敵対者の脚力-1。
ただし、真なる名を明かされた時点で上記の効果は失われる。
所持者はヘンゲ中でもカタナを用いたスタイル変更攻撃が行える。他は『カタナ』に準じる。

謎めいたアクマニンジャ、クレティアンデビルの正体はアルコン・ニンジャクラン創始者の一人にして看板その人。ナラクによるクラン襲撃時は既に合流したアーチ級ニンジャらクランの中枢へと今後を託し、自身は地下深くで休眠状態に入っていたがために難を逃れた。後々のクラン構成者と比べるとオールドスクールなアクマニンジャであり、クランの特徴に乏しい。

「ヒャホー! ドーモ、コラプテットです。死にな!」
「バカナ! センセイに授けられたアクマ・カラテが負けるはずが……」

コラプテット

◆コラプテット (種別:ニンジャ)
カラテ       7+1  体力        8
ニューロン     2    精神力       1
ワザマエ      2    脚力        5
ジツ        4    万札        5

◆装備:ジツなど
スキル:『連続攻撃2』、『◉部分アクマヘンゲ:腕』
●:
●●:『ヘンゲ・マスタリー』
●●●:
暗黒カラテ衝動:『ソウルの悲鳴』
ニンジャソウルの闇:カラテ+1、精神力-1
サイバネギア:『▶ヒキャク』
ソウル:『アルコン・ニンジャクランLv4』
ジツ:『アクマ・ヘンゲ・ジツ』

ヘンゲヨーカイ・ジツを使える以外は全くのサンシタだったネオサイタマの野良ニンジャ。クレティアンデビルの小間使いとしてあちこちを偵察している。カラテの猛特訓を施されジツとその秘技の一端を引き出されたが、わりとそれだけである。

「恐れよ! 俺は真実を手に入れたぞ!」
「これぞ、カブトムシの茶色! 最高峰のサイバネが貴様らをジゴクに落とす!」

サタニックスタッグ

◆サタニックスタッグ (種別:ニンジャ/重サイバネ)
カラテ      13    体力       18
ニューロン     5    精神力       4
ワザマエ      4    脚力        8
ジツ        4+1  万札       40

各判定ダイス(非ヘンゲ)
近接15/遠隔7/回避16/ハッキング8/ジツ10

◆装備:ジツなど
スキル:『連続攻撃3』『ヒサツ・ワザ(カブト投げG)』『◉部分アクマヘンゲ:頭』
●:『薙ぎ払い』
●●:『ジゴクの炎』
●●●:『マキナ・エクス・アクマ』
狂気:『サイバネティクスへの狂信』『獣化/黒い復讐心』『狂戦士化/過剰戦闘衝動』
   『薬物依存/バイオインゴット欠乏症』『残存記憶のゴースト』
サイバネギア:『▶▶テッコ+』『▷火炎放射装置』『▶ヒキャク』『▷ローラーブレード』
       『▶▶▶カブトムシの茶色』『▶▶カブト・ナパーム』『▷ジツ拡張サイバネ』
       『▶サイバネアイ』『▶生体LAN端子』
ソウル:『アルコン・ニンジャクランLv5』
ジツ:『アクマ・ヘンゲ・ジツ』

荘厳無敵の最強華麗サイバネティクスカブトムシの茶色と巡り逢い、己のソウルに一切耳を貸さず全身のサイバネ改造を強行。ニューロンの著しい不可逆損傷と引き換えについにソウルを征し、フルサイバネ・カブトクワガタ・アクマとでも呼ぶべき異様な威容を手に入れた。クレティアンデビルが『夢』を用いて招いた食客の一人であり、気の置けない友人めいた間柄。



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