大西とりごと住んでた時の話


もう早いもので3月です。
30歳から歳月の経つのが早いと言いますが本当にそうで、早くて早くて仕方がないです(33になる)。みんなもうすぐキングオブコントの準備をしだして(もうしてる人もたくさんいると思う)Mの時期に入って(もうほんの先月M1があったばっかりの気がするのに)また年末を迎えるのですね。 一瞬です。
大人になるといろんな傷にも対応できるようになってきている気がします。たまに出来ない時はお酒をたくさん飲みます。それでも出来ない時は時間に解決してもらうといった手続きです。
でもそういった傷への対処が出来ない人は大変な方向に行ってしまいます。

昔、元同居人の日本クレールりごと、黒帯の進君と映画を見ていました。
新海誠さんの「秒速5センチメートル」

主人公が学生の時に恋をした人を、ただただ思い続けて心が壊れる話です・※あまりにも荒い紹介ですが。
主人公のこんなセリフがあります

「この数年間、とにかく前に進みたくて届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのかも、ほとんど脅迫的とも言えるようなその思いがどこから湧いて来るのかもわからずに、僕はただ働き続け、気づけば日々弾力を失っていく心がただひたすら辛かった。そしてある朝かつてあれほどまでに真剣で切実だった思いが綺麗に失われていることに気付き、もう限界だと知った時、会社をやめた」

このセリフが来たときにりごが爆笑しました
僕と大西は真剣に見てたんですが(りごもまあ真剣は真剣)
だるすぎたんで映画を全部見た後で、笑った訳を聞いたら

「悲しすぎておもろかった」

らしいです。

なんやそれ!

でもこれも多分心の持っていく方向がわからなかった人のお話なんだろうなあと。

昔のルームシェアのお話で言えば、

りごがファミリーレストランさんの「いらっしゃいませー」と言うギャグにガチハマりし、(りごは人の特徴的なセリフが大好きでハインリッヒさんの「彩ちゃん!」もずっと真似をするし、昔いた芸人のザ・ワールドの中立さんの「お前な、わかってるな?芸人はな」ってゆう20%くらいしか似てないモノマネを一生します。)

口癖になってるりごは大西に何を喋りかけられても

「いらっしゃーせー」

しか言わない日がありました。

すると大西はある行動に出ました

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