明治大学(編入学)文学部合格に少しでも近づくためには何ができるか。


今年度受験生に対して


明治大学の文学部編入試験での英語について、あと二週間で何ができるか。
一般入試の学習の仕方と全く同じです。新しいことよりも、自分が抜けている部分の詰め込みをしたり、一般入試の問題でアウトプットしたりなどです。以下は、次年度の受験予定者に対してのものですが、何かしら役に立つかも。


次年度受験生に対して


 昨年度の試験については、筆記試験はなく、書類選考の段階で英語や専門科目の問題が送られてきて、それを返信するという形でやっておりました。つまり、様々な媒体を使って解答を導き出すことや、代理人が解答を作成することができました(合格した人が同じ問題を解けるかというと、解けない人も大勢いるのでは・・?)。昨年度の反省を踏まえて、大学側も筆記試験は行うようです(当たり前)。
 筆記試験の英語のレベルは、以下の通りです。
昨年度→ボチボチ難しい。いつもの60分で解くのは受験生にとって難しいかも。
一昨年度以前→まぁ、基本的・標準的。60分で処理することは十分に可能。人によっては50分程度で終わる可能性もある。

今年もおそらく、基本的・標準的な問題に戻ると予想します。ただし、いくら基本的・標準的な問題が多いからといって、取りこぼしは許されませんし、一文ずつ丁寧に読み進めていくと、時間切れが十分に起こります(一般入試の文学部もかなり時間的にきつい)。今年度も、以前と同じように高得点勝負になるでしょう。
では、どうすれば?

最終的には速読ができるようになれば良いのですが、速読とは何でしょうか?
・英語を聞き流していれば自然に聞こえるようになる?それを繰り返していけば、英語も読めるようになる?→なるでしょう。ただし、簡単なものであれば。

・日本語を介さずに英文を前から読んでいけば良い?→そうでしょう。ただし、簡単なものであれば。(…, the empty margins on the sides of the page have provided a handy writing surface for handwriting exercises, prayers, recipes, short poems, crafts of letters, mathematical calculations and shipping lists.これは実際に出題されたほんの一部ではありますが、さらっと読めますか?)

速読については様々な見解があるでしょうが、私が考えているものは、余計な情報を入れずに、一読して内容がわかるようになることです(当たり前)。

このやり方は、私の師匠に教えてもらったやり方であり、私も色々と訓練しました。今もどうすれば簡単に読めるようになるのかを考えてたりして、大学院の授業で「自分はこう教えている」と先生に言ったところ、教えてもらった書籍に私の師匠が話していたこととかなり類似したことが書かれていました。
このやり方を使って、一般入試の予備校(テキストは自由)の高校3年の授業で、中学レベルの基本的な文の読み方から積み上げて最後は最難関大レベルまでの英文を読める、解けるように指導しています。
編入の予備校でも、このやり方を使って自然な日本語にしたり、余計な情報を入れずにシンプルに読むことを重視して指導し、添削を繰り返し、様々な大学に合格する力もつけてくれています(元のポテンシャルが高い学生が多かったのもあります)。
一つこれができるようになると、あらゆる大学に対応できるでしょう。
それは、名詞化(nominalization)された文の見方です。
The compete destruction of the evidence shocked us. (Alexiandou (2001:41))
…they did not directly back up her suggestion that using facilitative tag questions reflects a female preference for supportive ways of conversation.(学習院大 文学部 2010)
などの文です。

名詞化された文を、それはこう戻して、こうなって・・・など、さらりとできると、読解するのにはかなり便利です。解答も自ずと見えてきます。
こういうことをやってみたら、需要はあるのでしょうかね?約1年間みっちり訓練するって感じで。

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