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スポーツから学んだこと vol.1

初めまして。Tranquiメンバーの鈴村誠太郎と申します!

早速ですが、私たちTranquiは、1月に「スポーツから学んだこと」という題材でワークショップを開催しました。もう一人のTranquiメンバーである寺田歩と私でそのワークショップの企画、司会をさせていただきましたが、そのワークショップがとても有益な情報盛りだくさんの内容だったためぜひシェアさせていただきたいと思います!

(1) こんな方々に読んでもらいたい!

この記事は特に、
①スポーツを今までしていて進路をまだまだ決めきれていない高校生、大学生
②プロスポーツ選手としての活動を終えこれから新たな一歩を踏み出す人
③スポーツをプレーすることの魅力を知りたい方
こんな方々にぜひ読んでもらいたいです!


(2) ワークショップの狙い

このワークショップの狙いは
「スポーツをしていること、していたことがどう [今] に活きるか」
をメンバーからの意見や気づきを通して明らかにすることでした。

具体的には
1.スポーツで得た経験が皆さんの日常生活で活かされている、と気づいて欲しい!
2.スポーツや部活動で得た経験を思い出して欲しい!

という思いがありました。

(3) ゲストのご紹介

仁道さん

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 現在はサッカー選手として、アフリカのガーナでチャレンジを続けておられます。今年2月には国際的なスポーツイベントGlobal Sports WeekのYoung Sports Makerとして登壇するなど、スポーツ現場で精力的に活動中。

史朗さん

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 高校まではサッカーをプレー。大学卒業後は商社に入社し、これまでロシア、カザフスタンなど多数の国での勤務経験あり。現在は上海にて勤務中。今でもスポーツを楽しんでおられます。

(4)-インタビュー内容-(4C’sを基にして)

ワークショップの企画中に「スポーツから学んだこと」という題材でインタビューを行うには話題の範囲が広すぎるということに気がつきました。(汗)
そのため、コーチング分野でよく用いられる4C’sを「スポーツから学んだこと」に重ね合わせて、お二人の話を聞いていくことにしました。

○4C’sとは?

⇨1.選手の育成において重要な指標
 2.指導者はこれを意識して指導にあたる必要がある

下記、4つの単語の頭文字を取ったものが4C’sと言われるものです。

[4C's]
・Competence(能力)
・Confidence(自信)
・Connection(人との繋がり)
・Character(人間性)
                                                                               (Côté and Gilbert, 2009)


(5) ゲストの経験をインタビュー

お待たせいたしました。
ここからはお二人のお話をご覧いただきたいと思います!

早速1つ目の質問。

―スポーツを通じて,
どんな能力を身につけることができましたか?(Competence)―

仁道さん
「そうですね〜。技術面、体力面などはスポーツをする上で向上する前提でお話をさせていただきたいと思います。スポーツだけに当てはまる能力のことを言っているのではなく、生活にも生かすことのできる能力のことを言っていると思うので。
それを私たちがスポーツを通してどうやって身につけたかっていう質問だと捉えて回答していこうと思います。こうやって定義しなければキリがないほど例をあげることできますね(笑)。」

「これを前提として私は、状況を打開する突破力のようなものを身につけることができたと思います。だから、能力(Competence)の心理的な部分を強調したいと思います。これは2つ目の質問(Confidence)に関係してくるものだと思います。能力(Competence)と自信(Confidence)はお互い作用し合っている要素であると考えています。」

「そしてこの2つは困難を乗り越えていくことによって、高めることができるのではないでしょうか。困難を乗り越えるためには、どうやって困難な状況から成功へ導くか、成功するためには何が必要なのか考えければなりません。つまり、そういうマインドセットを持つ必要があると思います。そのマインドセットが基礎としてあり、状況を打開する力を発展させることができたと思います。もちろん、これからもこの能力を発展させていきたいと思っています。」


史朗さん
「私も仁道さんと同じようにマインドセットについてお話ししたいと思います。
私は困難な状況に向き合うことので、問題に対応するための忍耐力を身につけることができたと思います。そしてそれを日常生活に活かすことができているとも感じます。」

「私がハードにサッカーをしていた頃、よくメニューの中にランが含まれていました。合宿では山を登り、クロスカントリーも行っていました。あれは本当にきつかったです。でもそんなときに私はいつも頂上の景色をイメージしていました。頂上からの景色は格別で、それまでの過程が無駄ではなかったことを証明してくれているかのようでもあります。」

「こういう経験をしてきたため、今でも困難な状況に陥ったときには、ラントレーニングをしているような状況をイメージします。この先には素晴らしい結果が待っている、といった感じですね。」

「職場において困難な状況はもちろん起こります。加えて、国が違えば考え方も違います。それらから逃げ出すことは簡単ですが、その行動からは何も生まれません。スポーツを通して、そのことを実感しています。だから私は困難な状況に向き合うことのできる忍耐力を身につけることができたと思っています。」

(6)学び 

鈴村:今回お話を聞いていて、コンピテンス(能力)の醸成には成功体験以上に、成功体験に付随する「困難に直面すること」とその解決に向けた「トライ&エラー」が重要なファクターなのではないかと感じました。
(図、参照)

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 おそらくスポーツ現場では成功体験のみが能力を向上させていると考えられているケースも少なくないのではないでしょうか?スポーツをプレーする上で「結果だけでなくプロセスに目を向ける」というのはとても難しいことですが改めてその重要性に気づくことができたように思います。

(7) 次回予告

今回はここまでにしたいと思います!ご読了いただきましてありがとうございました。残りの部分に関しては近日中に掲載したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

もしワークショップに関しましてご質問、ご感想等があれば、ご遠慮なくどうぞ!
それではまた!


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