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Tranquiの魅力と立ち上げの経緯に迫る

初めまして、Tranqui(トランキー)メンバーの速水です。

現役オリンピアンやJリーガーなどのアスリートをはじめ、国内外で活躍するコーチ、研究者、ビジネスマンたちを含む5カ国37名のメンバーが集まるTranqui(2020年10月時点)。そんなTranquiメンバーの素顔に迫るこの企画。初回はASICSでグローバルスポーツマーケティング、そして世界的スポーツイベントの大会組織委員会で国際広報を経験され、Tranquiの主催者でもある水島淳さんにTranquiの魅力と立ち上げの経緯についてお話を伺いました。

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(なぜこの写真を選んだのか、理由はあえて聞かないでおきます)

ーーーーそもそもTranquiとは何ですか?

水島:『Tranqui(トランキー)』とは、世界を舞台にスポーツで活躍したい人たちが集まるコミュニティです。『Tranqui』は、スペインのことば『Tranquilo』に由来していて、その命名をした背景には「焦らずに"ボチボチ”で良いから、メンバーとともに前へ進んでいこう」という思いが込められています。

ーーーー日々のコミュニケーションはSlackで行われていて、スポーツに関連する様々なトピックについて毎週のように議論が行われているTranqui(議論は主にZOOMを使用)。そもそも立ち上げのきっかけは何だったのですか?

水島:世界的なスポーツイベントが続いて開催され、「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と呼ばれる昨今、若者たちが将来世界を舞台にスポーツで働きたいという選択肢を持ちはじめています。

一方で、世界を舞台にスポーツで働くことに関して、リアルな情報は得にくい現実があります。僕は、世界を舞台にスポーツでキャリアを築くうえで、業界に関する確かな情報を得て、良きメンターと出会うことは重要だと思っています。

そこで、実際に世界を舞台にスポーツで活躍している人と、これからそうしたキャリアを築いていこうとする人たちがつながり、学び合い、励まし合えるような場をつくりたいと思いました。

ーーーー”世界を舞台に”とは具体的にどういった事でしょうか?

水島:ここでは”働く国や地域を問わずどこでも”という意味でこのことばを使っていて、もちろん日本で働くことも含まれます。むしろ日本の体育・スポーツ界の文化やアイデンティティを再認識することも日本にルーツのある僕たちが世界を舞台に働くうえでとても大切だと考えています。

ーーーーASICSでグローバルスポーツマーケティング、そして世界的なスポーツイベントの大会組織委員会で国際広報を経験されてきた水島さんですが、もともと何かスポーツをされていたのでしょうか?

水島:日本の学校部活動で陸上競技の円盤投げ、ハンマー投げをしていました。ちなみに、23歳で引退するまで海外に目を向けたことはありませんでした。

ーーーーでは、海外に目を向けるようになったきっかけは何ですか?

水島:競技を引退してから、将来はスポーツ関連分野で大学教員になりたい!と思い始めた頃、日本もグローバル化が進むなかで、自分自身が世界を舞台に経験を積み、英語で論文を読んだり書いたり、学生に対する講義や研究指導も英語を使ってできたほうが良いんじゃないかなと考えました。そこでまずは少しでも良いから日本を飛び出してみよう!と。

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(円盤投げの魅力に関する話は長すぎたので、今回は全てカットさせていただきました)

ーーーーどこへ飛び出したのですか?

水島:たまたま他の大学の陸上競技仲間が語学留学に行ったという話を聞き、彼がお世話になった方を通じて、僕もオーストラリアに3週間の語学研修に参加させて頂きました。そこで、もっと知らない世界を知ってみたいという好奇心に火がついたのです。

ーーーー行動力があってこその今がある訳ですね!!

水島:「冷暖自知」ということばがありますが、何事も自分で経験し、自分の肌で感じてみることを大切にしています。ただその一歩を踏み出せるのも周りの支えがあってこそなので、先輩方や仲間たち、そして家族にはとても感謝しています。だからこそ、Tranquiはそんな勇気を持って世界への道を切り拓こうとする人たちがつながり、学び合い、励まし会えるようなコミュニティにしたいと思っています。

ーーーーTranquiには、アスリートをはじめ研究者やビジネスマン、海外でコーチをされている方々が集まっていると聞くと、個性が強い集団をイメージしますが、実際にはどのような雰囲気ですか?

水島:一見”意識の高い”集まりのようですが、実際は名前通り”ゆるい”サークルみたいな感じです。ときには仕事や学業が忙しかったり、将来のキャリアについて思い悩んだりすることがあっても、Tranquiメンバーと会話するとゆったりと安心した気持ちになれる。そんなアットホームな雰囲気です。

ーーーーでは、今後はどのようなコミュニティにしていきたいですか?

水島:体育会で部活動に打ち込んでいる学生や、ただただスポーツが好きな若者たちにも、将来世界を舞台にスポーツで働くという選択肢を持ってもらいたいと考えています。そんな気づきを与えられるような啓蒙活動にも取り組んでいきたいです。また新型コロナウイルスの影響で日本に一時帰国しているメンバーもたくさんいますが、世界各国にいるTranquiのメンバーたちの活動を応援できるような仕組みづくりも進めたいと思います!

ーーーー今後の活動が楽しみです!ありがとうございました。

この記事を呼んで、少しでもTranquiに興味を持った方がいらっしゃいましたら、チラッと覗きにくるだけでも良いので、是非ともお待ちしております!

またTranquiへのお仕事の依頼もお待ちしております。メールかDMでお気軽にお問い合わせ下さい。

info.tranqui2020@gmail.com

https://twitter.com/tranqui2020

水島 淳|Jun Mizushima
1991年生まれ。京都教育大学を経て、筑波大学大学院人間総合科学研究科に進学。在学中に青年海外協力隊としてパラグアイに2年間派遣。パラグアイ陸上競技連盟に所属し、投てきコーチとして選手育成および普及活動に従事。
帰国後、株式会社アシックスに就職。世界中の陸上競技・サッカーに関する選手・連盟・大会のスポンサーシップを担当。世界的スポーツイベントの組織委員会の国際広報、シンガポールのNational Youth Sports Instituteにて現地スポーツコーチの育成担当を経て、現在、東洋大学健康スポーツ科学部講師(スポーツコーチング学)。


編集:速水舞

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